【アニメ】原作を予想しながらアニメを見ると楽しい : ①ラノベ篇

アニメはただ見るだけでも楽しいですね

ただ、もっとアニメを楽しむ方法がある……

と自分は思います

今回はそんな楽しみ方の紹介と、ラノベ原作アニメの法則について、紹介します

この記事を書いた人の自己紹介

自分はイラストレーターの道に半分足を突っ込みつつ、ラノベ作家やマンガ家を目指す。留年済み大学生です

ついでに3Dモデリング動画編集各種デザイン等々、いろいろやってます

また、現在。大学のゼミにて“アニメ業界を取り巻くレジリエンス”について研究しています

故に持ち合わせた芸術的、学術的、経済的……

そんな、広く浅い知識を考慮しつつ、創作活動の合間に考察しながらアニメを見ます

今までに見たアニメは5355話。クール数は446クール。視聴時間は2249時間です

しかも、アニオタ歴3年でこの数字です

年間150クールのペースで見ていることになります……、

ガチオタですね

……という具合に、アニオタ歴は浅いものの、アニメを見る目だけは誰にも負けない自信があります

イラストレーターとしての美術的な知識、ラノベ作家、マンガ家志望として、脚本の分析。

また、製作方式、製作会社の傾向など、大学で考察している知識もあります

そんな僕が導き出した各原作アニメの特徴と、なぜそうなるかの理由をここに記します

これを読み終わった後、アニメの原作を知らない状態で視聴してみてください

そして、予想しながら視聴してみてください

普段はない視点からアニメを楽しめるかと思います

……ついでに“製作会社”“製作年度”なんかも想像すると楽しいかもしれません

アニメにはただ見るだけではない、いろいろな楽しみ方があるのです

ラノベ原作アニメの特徴

自己紹介も終えたところで、本題に入ります

今回は、ラノベ原作アニメの特徴です

さくら荘のペットな彼女_1
©2012 鴨志田一/アスキー・メディアワークス/さくら荘製作委員会 / 画像引用元 dアニメストア

ラノベとは、“ライトノベル”の略で、文字通り、軽い小説です

純文学とは違う、萌えやバトルなど、サブカル要素を取り入れた、若者向けのコンテンツになります

……そんなラノベを原作としたアニメには以下の傾向があります

  • タイトルがラノベっぽい
  • 主人公の周りのみでストーリーが展開しがち
  • 最近の作品が多い
  • ショートアニメにはならない
  • ビジュアルで笑わせるギャグが少ない

それぞれ見てみましょう

タイトルがラノベっぽい

まずはこれ、

試しに、ラノベっぽいタイトルを並べてみました

俺の妹はこんなにかわいいわけがない 
やはり俺の青春ラブコメは間違っている 
さくら荘のペットな彼女 ←(おすすめ
異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術
ロクでなし魔術講師と禁忌教典
デスマーチからはじまる異世界狂想曲

長い。そして独特ですね

でも……

なぜこうなるのか!

理由として考えられるのは……、ネットで小説を簡単に投稿、読めるようになったこと、

だと思います

「小説家になろう」などのサイトですね

そう言ったサイトが普及したおかげで、作家ではない人、素人が気軽に小説を投稿し、人に読んでもらうことが出来るようになりました

もちろんよいことです。若者がこれだけ自発的に文学に触れる国はなかなかないと思います

ただ、一つ問題が発生しました。

それが……

表紙が用意できない問題です

当然ですが、表紙を描いてもらうにはお金がかかります。ただ、ネットに投稿している彼らにとって、表紙は必須ではありません

それどころか、サイトによっては表紙や挿絵も入れられないケースもあります

出版され物理的実体がある本は、表紙がトレードマークとなっていますね

「この作品はこういう作品だよ!」というものがわかるものです

ただ、それがないネット上の小説の場合、何でアピールするか。

それが……

((((((((((タイトル !!! ))))))))))

となるわけです

つまり、 「この作品はこういう作品だよ!」 というのをタイトルで表現するようになったのです

と、ここに「異世界はスマートフォンとともに」という作品がありますねぇ……

©2007 冬原パトラ・ホビージャパン/ブリュンヒルド公国 / 画像引用元 dアニメストア

よく、”なろう系”と評されるものです

個人的には結構好きです

この 「異世界はスマートフォンとともに」 も、小説サイト出身の作品です

数々のタイトルが並ぶ中、 「異世界はスマートフォンとともに」 というタイトルでどういう作品か、大体予想できます

そういう、わかりやすいタイトル。あらすじのようなタイトル。

そういったものが伸びやすいからこそ、こういったタイトルが増えたのではないか、

と考えます

主人公の周りのみでストーリーが展開しがち

これもラノベ原作のアニメ作品にありがちなことです

主人公の見ていない場面ではストーリー上、重大なことが起こらない

という特徴がある気がします

つまり、”主人公のいないところで真犯人が暴かれた”だったり、”主人公がいないところで新キャラが登場した”だとか、そう言ったことが無いということです

典型的な例として、「涼宮ハルヒの憂鬱」があるでしょう

涼宮ハルヒの憂鬱(2009年放送版)_1
© 2006 谷川 流・いとうのいぢ/SOS団 (c)2007,2008,2009 谷川 流・いとうのいぢ/SOS団 / 画像引用元 dアニメストア

ちなみに僕は鶴屋さん派です。鶴屋さん主義です

それはそうとこの作品。必ずと言っていいほど……主人公であるキョン君の周りでしか事が進みません

原作を読んだことがある方はわかるかと思います。口達者なキョン君の印象が強いのはそのためではないでしょうか

キョン君が達弁な実況をし、話が初めて進むのです。

裏を返せば……、キョン君が見ていないと物語が進まないのです

これが、ラノベ原作アニメのストーリーが主人公の周りでしか進まない理由です

つまり、文章が一人称だから

というわけです

ラノベの物語は、マンガとは違い、人物の区別がつきにくいですね

絵が無いのだから当たり前です

そのため、物語上重要である主人公が語り手となります

たまに、一時的に語り手がヒロインになったりする作品もありますが……それも少数派です

多くの場合、読者の混乱を避けるためにも、語り手を”俺”だったり”僕”に統一するのです

ただ、言うまでもなく、語り手になるには目撃をしないといけません。

なので、必然的に、主人公の周りでしかイベントが起こらない。というわけです

ただ……、これに関しては決定的な判断基準とはなりません

ラノベの原作をアニメ化するとき、話が改変されて放送されることがしばしばあります

そうして改変するときにあえて、主人公がいない場面でも物語を進める

といった改変がされる場合もあります

なので、この判断基準は外れることも……たまにあります

最近の作品が多い

これは簡単かもしれません

ライトノベルというジャンル自体が最近発展した物

ということです

先ほどのハルヒも、出版されたのは2003年です

なんだか懐かしい雰囲気が漂う「ゼロの使い魔」も、2004年です

それほど、ライトノベルは最近できたジャンルということ……、一方でマンガは大昔からありました。

「AKIRA」は1982年から連載開始です

サザエさんに至っては1946年です。昭和21年です

それに比べるとラノベは……ということです

つまり、2000年以前の作品だったらほぼラノベ原作はない!

あったとしても数は少ない!

ということになります

ショートアニメにはならない

ライトノベルは驚くほどに、ショートアニメにはなりません

ショートアニメとは、短い枠のアニメです

下に、ショートアニメの例を挙げましたが、これらすべて、ラノベ以外が原作です

ヘタリア Axis Powers
ノラと皇女と野良猫ハート ←(おすすめ
てーきゅう
なんでここに先生が!?

普通のアニメが30分枠なのに対し、ショートアニメは本編が3分だったり5分だったり……、短いです

ではなぜ、そんなショートアニメにラノベ原作がほぼないのか

その理由は、ショートアニメとラノベの物語的相性の悪さにあると考えます

まず、ショートアニメというだけあって1話が短いです。そんな枠で放送するお話です

想像すればわかるかもしれませんが……、そんな短い枠ではバトルやサスペンス、推理はできません

なので、ショートアニメは原作が萌え、ギャグを兼ね備えた、サスペンスやバトルの無い。軽快なストーリー媒体である必要があるわけです

……そうです。この時点でもう、ラノベの苦手分野がショートアニメの得意分野

という事態に陥っています

さらに、ラノベはとてもか弱いコンテンツです。文字とわずかな挿絵でしか話を伝えられません

なので、読者が混乱するような”場面の転換”、”時系列の転換”は少なめです

つまり、3分5分という短い枠の中で勢いよく進める物語とは相性が悪いのです

事実。数々のショートアニメを見てきましたが、ラノベ原作のショートアニメは1本も見たことがありません

「異世界かるてっと」という、異世界系ラノベ作品の登場人物たちが集結するショートアニメがありますが……、あれも、脚本はラノベとほぼ関係がありません

ラノベとショートアニメは相性が悪いのです

ビジュアルで笑わせるギャグが少ない

ラノベ原作アニメはビジュアルでは笑わせてきません

変な格好をしたり、変な動きをしたり……そう言ったギャグはないのです

……まぁ、当然かもしれません

ラノベは文章です

文章媒体でビジュアル的なギャグは伝えることが出来ないわけです

なのでその代わりに、読むだけで面白い。文面が面白い。

そんなギャグが発展しました

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続_1
©2015 渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続 / 画像引用元 dアニメストア

例えば、「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の2期に、有名なセリフがありますね

病気かな? 病気じゃないよ 病気だよ (病気)

比企谷八幡

八幡が心の中で言い放ったシュールなギャグです

変なポーズで言ったわけでもありません。普通の服装で、普通のファミレスで生まれた言葉です

つまり、このギャグは服でもポーズでもない、ビジュアルで笑わせようとするものではないということです

これこそが、ラノベ原作アニメ特有の、“文章で笑わせてくるギャグ”です

……他にも、こんな例があります

サンタクロースをいつまで信じていたかなんてことはたわいもない世間話にもならないくらいのどうでもいいような話だが、それでも俺がいつまでサンタなどという想像上の赤服じーさんを信じていたかというとこれは確信を持って言えるが最初から信じてなどいなかった

谷川 流 (2003) 涼宮ハルヒの憂鬱 角川スニーカー文庫

またハルヒの例です

これは原作のプロローグの一番最初、本当に最初の文章です

たしかアニメ版もこれを音読して始まっていた気がします

やはり、谷川さんの文章は妙に引き付けられるものがありますね

小説の最初の一文から、特に面白いギャグを言っているわけでもないのに、なぜだか面白い文章になっています

こういうものが”文面で笑わせてくるギャグ”なのではないでしょうか

現実に例えるならば……、“真顔でしても面白いギャグ”と、“そうではないギャグ”の違いです

俺ガイルの例も、ハルヒの冒頭の文面も。普通の人間が真顔で音読するだけで面白さが伝わります

そして、こういう類のギャグで構成されるアニメはラノベ原作の可能性がある

ということです

ラノベ作家は妹が大好きですね

お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ  ←(おすすめ 
魔法科高校の劣等生
この中に1人、妹がいる!  ←(おすすめ 
エロマンガ先生
俺が好きなのは妹だけど妹じゃない
俺の妹がこんなに可愛いわけがない 

まだまだあります

妹が出てこない(日常系)ラノベを見つける方が難しいのではないだろうか

というのも過言ではないように思えます。日常系アニメに関しては。ですが……

まぁ、異世界系アニメに関して言うと、妹が一緒に転生でもしない限り妹系にすることはできません、

なので、異世界系、転生系アニメには妹はいないのでしょう

※どこぞのキリト君のように、転生(?)しといてかわいい妹がいるケースもあります

日常系に至っては、ほぼ100%、がいます。

妹系キャラまで間口を広めてしまえば、異世界か日常か問わず、必ずと言っていいほど登場してきます

なので、転生しないアニメを見ていて、妹、義妹。もしくは妹系女の子が出てきたらラノベ原作を疑いましょう!!!

ということです

(C)2012 鈴木大輔・株式会社KADOKAWA メディアファクトリー刊/おにあい製作委員会 / 画像引用元 dアニメストア
©2016 伏見つかさ/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/EMP / 画像引用元 dアニメストア

……でも、なぜラノベ作品には妹が多いのか。

その理由ですが、

まず、妹はたいてい、兄のことを「お兄ちゃん」と呼びますね

我らが早霧ちゃんは「兄さん」と呼びますが……、とにかく。こういった妹の習性がラノベと相性がいいのではないでしょうか

どういうことかと言うと、主人公を「お兄ちゃん」と呼ぶことで、読者は

“あっ、今喋ってるこの子は妹ちゃんなんだな ^^”

と、容易にイメージできます

これがラノベにとって都合がいいのです

誰がしゃべっているか混乱しがちなラノベにとって都合がいいのです

普通のキャラだとこうはいきません。主人公をそのキャラ固有のあだ名で呼んでいもいない限り、妹のようにわかりやすい存在にはなれません

つまり、妹キャラは文でしか物語を伝えられないラノベにおいて、相性の良い口調。なのです

その他にも、、”妹はセリフがかわいい”だったり、”妹は見た目がかわいい”だったり、”義妹はかわいい”だったり……

あと、タイトルに妹と付けるとなんだか萌える。タイトル重視のラノベにおいては重宝されている

ということではないでしょうか

なので、ラノベ原作アニメには妹が出てくるのではないか、と考えます

まとめ

一言で表すならば……

印象が強いアニメはラノベ原作

です

日常系で妹が出てくる、ショートアニメではない、タイトルが長い。

そんな作品はほぼほぼラノベ原作です

あとは、“このシーンはラノベに適したシーンだな”だとか、“このシーンはマンガでもゲームでもないな”だとか、

本文には書いていませんが、“作画にあまり凝っていない。普通の作画クオリティーが多い”

というのもあるかもしれません

いろいろと判断する材料はあります

……というわけで、今回はラノベ原作のアニメについて、解説してみました

いかがだったでしょうか

ここで得た知見をもとに、原作が何かを知らない状態でアニメを見る。

そうしたら少し違った角度からアニメを見ることが出来るかもしれません

他の原作の特徴も解説予定です!

需要がありそうだったらたぶん書きます

解説記事があったら飛びます、(無かったら飛びません)

よろしければ覗いてみてください

そして最後に……、

画像の引用元としてdアニメさんを使わせていただいたので……、お礼の気持ちを込めて勝手に宣伝します

dアニメストア、おすすめです!

月額400円は破格の安さです

まさかいないとは思いますが……、違法に視聴しているそこの君。今すぐに違法アップロードサイトを著作権管理団体に通報し、そのままの勢いでdアニメに加入してください

あと、違法視聴していない君もついでに加入してください

それと、アニメを見たことない君もついでに加入しておきましょう

良いアニメライフを!!!

……以上です

ありがとうございました

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