【アニメ】原作を予想しながらアニメを見ると楽しい : ②マンガ篇

ラノベ篇に次ぎ、第2弾です

この記事では、“マンガ原作アニメの特徴”をテーマに書いていきます

ラノベ篇を読んでいない方は、そちら側を先に読むのをお勧めします

目次

  • 最初に
  • マンガ原作アニメの特徴
  • まとめ

最初に

ラノベ作家を目指し、イラストレーターも目指す、留年大学生、3Dモデリング、動画編集、ウェブページ制作、写真撮影

広く浅い知識をもとに、考察しながらアニメを見ています

そんな筆者が導き出した傾向をここで解説します!

この傾向を知った状態でアニメを見てみてください

原作を知らない状態で。です

そうして”このアニメの原作はなんだろうか、”と考察しながら見るのです

いつもとは違う視点からアニメを見れることでしょう

マンガ原作アニメの特徴

というわけで

今回は、マンガ原作アニメの特徴です

鋼の錬金術師_1
©荒川弘/スクウェアエニックス・毎日放送・アニプレックス・ボンズ・電通2003 / 画像引用元 dアニメストア

マンガとは……、マンガです

言わずと知れたマンガです。コミックとも言いますね

そんなマンガは世界中にありますが……、日本のものは特異です

擬音の多様性日本人に寄せた顔立ち主人公の弱さ

日本の物語は世界から見ても、高く評価されています

……そんな、マンガを原作とするアニメ作品には、以下のような傾向がある気がします

  • タイトルに人名が入る
  • タイトルがわかりにくい
  • キャラデザと絵柄が個性的
  • ギャグに勢いがある
  • ショートアニメになる

それぞれ見てみましょう

タイトルに人名が入る

マンガのタイトルには人の名前が入るものが多い……というわけではありません

そもそも、人名が入るタイトルの作品は元から少数です

目分量ではありますが……、ラノベはだいたい、30作品に1作品くらいの割合で、人の名前が入ったタイトルになっている気がします

「キノの旅」や「這いよれ! ニャル子さん」。「涼宮ハルヒの憂鬱」など

そして、ゲーム原作もそんな感じの割合です。オリジナルアニメでは少し増える印象がありますが……、それでも、10作品に1作品あるかないかくらいの割合のように思えます

それに対し、マンガの方は……5作品に1作品くらいある気がします

つまり、依然として割合は低いものの、マンガは他のジャンルに比べても、人名がタイトルになる可能性が高い

というわけです

それに、マンガは元々。アニメ化作品数が多いジャンルです

つまり……“人名が入るアニメタイトルはマンガ原作を疑え!”

いうことです

ひとまず、マンガ原作アニメのうち、人名が入るタイトルを挙げてみました

アカメが斬る!
ありすorありす
さんかれあ
琴浦さん
撲殺天使ドクロちゃん
森田さんは無口
かぐや様は告らせたい
侵略!イカ娘
カードキャプターさくら

これ以外にも書き切れないほど、たくさんの作品があります

また、ここには挙げていませんが、「クレヨンしんちゃん」「ドラえもん」「ちびまるこちゃん」「サザエさん」「名探偵コナン」 「NARUTO」「ルパン3世」などなど、

マンガ原作の国民的アニメも皆総じて、人名がタイトルになっています

「AKIRA」も一応、登場人物の名前……と言えるかもしれません

でもなぜこうなるのか

それに関しては……

よくわかりませんw

……というと、味気ないですね

これに関してはネットを調べてみたのですが、この法則に気づいている人はいるものの、理由を考察している人はいませんでした

なのでここはひとつ、我流の仮説を立ててみます

これは感覚的な物であって、僕だけに当てはまることなのかもしれませんが……、

マンガを描く人は、物語を主人公などの登場人物から広げていく形で作る。

という気がします

対してラノベを書く人は、物語をプロット。すなわちストーリ から作っていく気がします

わかりやすく(?)言うならば、登場人物からストーリーを作るか、ストーリーから登場人物を作るか。の違いです

なので、物語ができる前からキャラの印象が強く作家に根付いている。だからタイトルにもキャラの名前が入る。ということではないでしょうか

ただ、これに関しては作家さんごとに違う気もしますし……、かといって、他の仮説はありません……、

今後も研究が必要です。マンガでも描いてマンガ家の気持ちになってみようかと思います

タイトルがわかりにくい

前項と少し似ています

わかりにくい……というのは比較的。ということです

もちろん悪いことではありません

展開が読めない分、物語の面白みが増すことでしょう

俺の妹はこんなにかわいいわけがない
やはり俺の青春ラブコメは間違っている
異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術
ロクでなし魔術講師と禁忌教典
デスマーチからはじまる異世界狂想曲 

とりあえず、ラノベっぽいと感じるラノベのタイトルを挙げてみました

……続いて、マンガの中でもわかりにくいと感じるタイトルを抜粋してみます

ゆゆ式
きんいろモザイク
あずまんが大王
かんなぎ
ポプテピピック
キルミーベイベー

わかりにくいですね

あくまで一例ではありますが、ラノベは非常にわかりやすいタイトルなのに対し、マンガの方はよくわかりません

※ラノベのタイトルについてはラノベ篇にて解説してます

……おそらく、上に挙げたマンガを読んだことがある人は思うかもしれません

「いやいや、このタイトルはこういう意味なんだよ!」

と、

ただ、それはあくまで読んだ後にわかることであって、初見では「きんいろモザイクってなんだ??」となるわけです

「ポプテピピック」に至っては、初見も既読者も問わず、です

そのタイトルの意味を知る者はいるのでしょうか、作者さえも知らない。かもしれません

……例外はさておき。

これが、マンガの特徴であり、マンガ原作アニメの特徴です!

でも、なぜこうなるのか

理由として考えられるのは……表紙の情報量の多さ。だと思います

まず、普通の文学小説の表紙とマンガの表紙。何が違うのか。を見ていきます

……この違い、わかりますね

そう、わかりやすさ全然違うのです

マンガ、「月刊少女野崎くん」は、カオスフィールドみたいなタイトルを、表紙の情報で補う。というような関係性が見て取れます

対してもう一方の「火花」。

おそらく、表紙を見て物語のあらすじを察する人は皆無に等しいでしょう

少なくとも、両者を比較したとき

わかりやすいのは左側の「月刊少女野崎くん」となるはずです

……これこそが、マンガのタイトルがわかりにくくなる所以。なのではないでしょうか

つまり、

マンガはタイトルだけではなく、表紙でも魅せる!

ということです

ポプテピピック_1
©2018 大川ぶくぶ/竹書房・キングレコード / 画像引用元 dアニメストア

そして、それがアニメ化されたとき、よくわからないタイトルのまま世に送り出される

ということです

ただ、一つ思うのが……、現代の物語のタイトルはこうであるべき。なのかもしれません

昔からある物語、「羅生門」や「東海道中膝栗毛」などを考えてみてください

ある程度は予想できるが、全ては予想できないタイトル。が古来のタイトルであって……、マンガやラノベはそこを起点に、別の方向に進化した物語。と言える気がします

ポプテピピックもキルミーベイベーも、表紙で伝えられてない気がするのですがそれは……

とにかく。

「羅生門」や「東海道中膝栗毛」 の時代とは違い、現代の作品は表紙や挿絵も魅力の一つ。と言えるのではないでしょうか

自分がイラストレーターだからそんなことを言っているだけかもしれませんが、

キャラデザと絵柄が個性的

これも、マンガ原作アニメで見られることです

キャラの見た目が個性的だったらマンガ原作を疑え!!!

ということです

……特に、髪型目の描き方。に違いがあります

髪の場合

瀬戸の花嫁_1
(C) 2007 木村太彦/スクウェアエニックス・瀬戸内魚類協同組合 / 画像引用元 dアニメストア

例えば、こちらの作品。「瀬戸の花嫁」が挙げられます

左側がこの作品のメインヒロイン、さんちゃんです

そして右側がサブヒロイン、ルナちゃんです

※どちらがメインヒロインかは諸説あります

あなたはどっち派でしょうか? ちなみに僕はさんちゃん派です(聞いてない)

というのは置いといて……

この2人に関して、見てもらいたいのはやはり、髪型です

お二人とも、個性のある髪型をしています

現実では再現しにくいのです。これが、マンガ系物語の登場人物の特徴の一つです

なぜこうなるのか……マンガの紙面を想像してみてください

権利上の関係で、マンガ家さんたちのツイートを埋め込んでいます

多くの場合、マンガは簡単な線塗りだけです

表紙は少し描きこんでいるかもしれませんが、キャラデザは変わりませんね

……対してラノベのキャラの場合です。キャラデザを実際に形にするのは作者ではなくイラストレーターです

イラストレーターは表紙を描きます。表紙にキャラのデザインが出るのです

なので表紙を見てみてください

この通りです。

2つの何が違うかというと……、絵のリアリティが違うのです

そもそも、色がついているというのもありますし、線の数も違います

それもそのはず……ラノベは、絵の数がマンガと比べても圧倒的に少ないですね

なので、ラノベの絵はマンガに比べ、描き込みが多くなるわけです

それはそれでいいことなのですが、そうすると起こってくるのが……

どうしても、キャラデザが現実から抜け出せなくなる

というわけです

リアルに描き込むのなら、リアルで再現できない髪型では不都合です

これこそがラノベキャラの髪型個性が少ない理由。そして、マンガ原作キャラの髪型の個性が強い理由。

ではないでしょうか

そして……、マンガ原作アニメはにも個性が出ます

鬼滅の刃_第七話_2
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable   / 画像引用元 dアニメストア
©2016 コトヤマ・小学館/シカダ駄菓子   / 画像引用元 dアニメストア

両方とも、マンガ原作のアニメです

前者の「鬼滅の刃」のように、目の真ん中に白を入れるのも漫画に見られる表現です(クレしん、ワンピースなど)

白黒で表現するマンガならではの表現方法ではないでしょうか

それに、後者の「だがしかし」ほたるちゃんのように、目の中に線がたくさん入っていたりもします

マンガはラノベとは違い、絵で魅せることのできるコンテンツです

裏を返せば、絵に魅せられるコンテンツです

そんな絵が、他のマンガと似ていたら。読者から見たら印象の浅い作品になってしまいます

なので、マンガ家は他のマンガとは違う絵柄。独自の持ち味のある絵を目指す。そして、キャラの印象を大きく決める“目”で個性を発揮する

というわけです

そして、そんな原作の個性をアニメ化する際に引き継ぎ、結果的にアニメでも個性の強い目になっている

と考えられます

また、こんな例もあります

こは、マンガ原作アニメ、「マギ」のキャラデザです

マンガ原作アニメの中では筆者一番お気に入りの……「マギ」です(2度目)

そしてやはり、このアニメも、キャラデザにマンガ感を感じることのできる作品です

“目”に注目してください

すべて同じ作品。というのを疑いたくなるくらいに個性がありますね

最上段の左側、私的推しキャラのモルジアナちゃんも、上まつ毛が特徴的です

キャラによってハイライトがあったりなかったり、まつ毛の形が違ったり……

皆それぞれ、違う目を持っています

このアニメは特に、他と比べても目の個性が強い気がしますが、

とにかく、こういった“目の個性”と、“髪型の個性”

それらを含めた“キャラデザの個性”

そう言ったものが色濃く出ている作品はマンガ原作である可能性がある

ということです

ギャグに勢いがある

ギャグの勢いはマンガ原作アニメならではです

「このすば」や、「バカテス」のように、ラノベ原作でもギャグに勢いがあるものがありますが、

しかし、ラノベ原作の物語では多くの場合、”静かに笑わせるギャグ”、”ビジュアルではなく、文面が面白いギャグ”が台頭します

対してマンガの場合は……、

©空知英秋/集英社・テレビ東京・電通・BNP / 画像引用元 dアニメストア

これです

©空知英秋/集英社・テレビ東京・電通・BNP / 画像引用元 dアニメストア

そしてこれです

おもしろいですね

「銀魂」での例です

この例の場合、ギャグというよりも布石のような表現でしたが、どちらにせよこういった表現はラノベ原作等にはあまり見られません

これがマンガ特有のギャグ。“ビジュアルで笑わせてくるギャグ”

というわけです

そもそも、ギャグ漫画はあるのに、ギャグラノベ、ギャグゲームという言葉は聞きません

あるのかもしれませんが、少なくとも一般的ではないかと思われます

それほど、マンガという媒体がギャグを表現するのに適している

ということです

でも、なぜそうなるのでしょうか

理由としては、ラノベよりも絵が多く、ゲームよりも自由度が高い。ということが挙げられると考えられます

ラノベ篇のときに解説しましたが、ラノベのギャグは絵では伝えられません。基本的には文章のみで伝えられるギャグしか取り入れることが出来ないのです

ゲームもそうです。ギャグをするにしても面白い絵を表示するだけです

アニメーションや声でウケを狙うこともありますが、そう言ったゲームはなぜかあまり見慣れませんし、アニメ化もされていません

「学園ハンサム」という、謎の勢力はありますが、それもほんの一例です

そんなこんなでゲームでもギャグというのはあまり重要視されていません

対してマンガ。ラノベのように文章でもギャグを伝えられるし、それにプラスして面白い絵でもギャグを作れます

さらに、先述したとおり、マンガの絵はデフォルメ化されています

デフォルメ化されているということは、つまり。変形しやすいということですね

©空知英秋/集英社・テレビ東京・電通・BNP / 画像引用元 dアニメストア

↑ たま氏。2度目の登場

変形しやすいということですね

このシーンが原作でどう表現されていたのかはわかりませんでしたが、こういったギャグはラノベではできません

そう言った観点から、マンガ原作アニメのギャグには勢いがある

と言えるのではないでしょうか

そして、そういう、“ビジュアルで笑わせてくるギャグ”というものが頻発するアニメ……

というのはマンガ原作である可能性が高いのです

ショートアニメになる

“マンガはショートアニメになりやすい”というわけではなく、“ショートアニメならマンガ原作”みたいな傾向があるということです

踏切時間
あっくんとカノジョ
アニメで分かる心療内科
おとなの防具屋さん

ラノベ篇のとき、”ラノベとショートアニメは物語的相性が悪い”という件について書いてみましたが……、マンガは逆です

” マンガとショートアニメは物語的相性が良い”

と言えます

……というのも、マンガには“4コマ漫画”というジャンルがありますね

たった4コマの場面で起承転結をするあのジャンルです

そして、そう言ったジャンルが出来てしまうほどに、マンガというものは物語を短くするのが得意な媒体なのです

イメージは毎朝の新聞についている、4コマ漫画です

あれをそのまま映像化したものがショートアニメではないでしょうか

つまり、マンガは文字だけでは伝わらない暖かさ、緩さ、萌え、ギャグ。

そう言ったものを伝えられるからこそ、4コマという短い形式でも成立する、そしてそれは映像化した後、ショートアニメとして出現する。

ということではないでしょうか

これが、 ショートアニメならマンガ原作”という傾向のからくりです

まとめ

いかがだったでしょうか

マンガ原作のアニメを一言で表すなら、

ギャグ、青春、恋、ショートアニメ! + 勢い

です

ラノベが2Dならマンガは3D

ラノベが軽ければマンガは重い

ラノベが陰キャなら、マンガは陽キャ(貶しているわけではありません)

みたいな感じではないでしょうか

要するに元気のある作品。ということです

ただ、マンガとはラノベ以上に、幅の広いジャンルです

日常萌えに特化したきらら系、きらら過激派の一角を担うキルミーベイベー。エログロのエルフェンリート、ギャグのボボボーボ・ボーボボ。謎に満ちたポプテピ。

すべて同じ、”マンガ”として産声を上げた作品たちです

故に、幾分予想しにくい点はあるかもしれません

ただ、今回解説したとおり、物語は原作媒体によって違うものになります

そう言ったものを考察し、より深く物語に入り込む……ということを続けていると、アニメを見ただけで”原作”、”製作年度”、”製作会社”がなんとなくわかるようになってきます

そうしたらなんだか楽しくアニメを見れます

クイズ番組で自分だけ問題が解ける。みたいな感覚です

というのもアニメの楽しみ方の一つではないでしょうか

他の原作の特徴も解説予定です!

需要がありそうだったらたぶん書きます

解説記事があったら飛びます、(無かったら飛びません)

よろしければ覗いてみてください

スペシャルサンクスdアニメ

この記事で使用した画像はほぼ、dアニメ様からお借りしました

日頃の感謝も込めつつ、恐縮ながら今回も勝手に宣伝させていただきます

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どれくらい安いかというと……、2次元まで行けるくらいの安さです(経験者は語る)

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生存に不可欠な……酸素です

以上です。

ありがとうございました

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今後とも、よろしくお願いします