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「君の名は。」は、新海誠監督作品の劇場版アニメーション映画です
公開当時に劇場で3回見ました
この映画は大ヒットしましたが、その理由に、成功しやすい、よい物語になりやすい要素が重なっているからだと感じます
まず、劇中歌にRAWIMPSが担当している「前前前世」「夢灯篭」「スパークル 」「なんでもないや」の4曲がありますが、それぞれの曲が世界観とうまくマッチし、映画と曲が同じ方向に向かっているように感じられました
曲の話題性がヒットの要因になっています
また、メインヒロインが死亡するストーリーは感動的な作品になりやすい反面、ハッピーエンドになりにくいジャンルでもあります
ただ、そこを解決するというテーマが本作品のため、最終的にはハッピーエンドになっている。というのも良い点でした
また、スピリチュアルな要素や、1200年という長い時、規模の大きい爆発描写と災害も人の小ささを引き立て、それに放浪される人間の苦難もこの作品は持ち合わせています
都会と田舎、男と女というギャップ。そして純粋なヒロイン。
序盤の日常展開からの、悲劇的な展開。そして最後のハッピーエンド
物語上、成功しやすい要素がこの上なく詰まった作品だという印象を受けました
似たような境遇でヒットした作品に、「タイタニック」があります
現在からつながることで生まれる親近感と、昔の世界観。上流階級と庶民のコントラスト、男と女、タイタニックの機械描写、主人公の死。あの映画も君の名はと同様、ヒットしやすい要因が重なった映画でした
ただ、この作品はそれ以上に多くの要素を抱え込み、かつそれらの要素が喧嘩せずに共存する。ヒットすべくしてヒットした作品です
それに加え、新海誠監督の作品は原作に深く入り込まず、難解な表現をしていないような印象を受けます
庵野秀明監督のような、難解な表現もいいのですが、そういった表現は見る人を選びます。大衆向けではありません
それに対してこの作品はアニメ映画を吟味したことのない、だれにでも伝わる良い映画だったのでここまでヒットしたのではないでしょうか
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