配布中のフリー壁紙が無断で販売されている件について、対処法を考えた

今回は、自分の作品が無断で悪用されていた場合。それに対する面白い対処法を思いついたので、簡潔にご紹介します

このことについては、作品をネット上で無料配布しているクリエイターすべてに当てはまることです

また、boothでの出品画像も無断で引用されていました

“Google画像検索”で自分の作品画像を検索してみてください

twitterやboothなど、自分が作ったページ、自分の作品に直接関係したページに交じって、以下のようなサイトがヒットした方は作品が無断で使用されています

この手のサイトはどうやら、特定のキーワードを使い、一定以上の解像度の壁紙画像を自動収集しているようです

中には、無料配布している壁紙を有料で販売している、悪質なサイトもありました

今回はそういった悪質な無断転載に対する対応をご紹介します

無断転載しているサイトの仕組み

まず、この手のサイトの画像を見てみると、画像を保存して掲載しているのではなく、URLを引用しているようです

悪質なサイトの画像を「新しいタブで画像を開く」で開いた場合

つまり、ホームページに掲示されている画像のURLを悪質なサイトにリンクしている

ということです

そうすることで、無断転載でもなく、2次配布でもない。ということになるのでしょうか

いうなれば、無断引用です

そっちの方が言い逃れもしやすく、自動収集も容易なのかもしれません

そうして集めた画像を商品として売ったり、クレジットカード情報を盗んだり、怪しいページに飛ばしたり……というわけのようです

対処法

さて、ホームページの画像が勝手にリンクされているのでしたら話は早いですね

ひねくれたことが大好きな僕は思いつきました

“ホームページの画像をすり替えてしまえば、それをリンクしている相手方のサイトの画像を変えることができるのでは??”

と。

当該の画像に「このメッセージが表示されている画像を使っているサイトは悪質なサイトです」的なメッセージを追加してしまえばいいのです

そうすれば、無断転載しているサイトの画像にも、そういったメッセージが表示できるはずです

とりあえずこんな感じで作ってみました

注意点としては、ここでは”無断転載”という文言は使えません

ツイッターの方からのご指摘で気づきましたが、先に述べた通り、今回のような画像の直リンクは“転載”ではなく”引用”です

そのため、”無断転載”ではなく、”無断で悪用”という文言にしてみました

というわけで、これを画像として保存して、相手方のサイトに表示させるのです

これで、無断で悪用されていることがはっきりしますね

……ただ、それには一つ問題がありました

それは、

自分のサイトで配布している画像をメッセージ付き画像にしないといけない

ということです

つまり、自分のホームページの壁紙画像がこの、メッセージ付き画像になるということになります

それではいけませんね、公式にダウンロードした壁紙がメッセージ付きではいけません

ただ、解決方法はたくさんあります

例えば、悪質なサイトが引用する画像ファイルはそのままに、正規の訪問者向けには別のコンテンツを表示する

と言った方法があります

先述した通り、自動で収集しているサイトは自動で収集しています

関連するワードに引っかかったサイトの画像を勝手に引用しているのでしょう

ただ、そのページに「配布はboothで行っています」

という文言を加えたらどうでしょうか

つまり、ホームページに置くのは自動収集用に用意したおとりの壁紙で、人間に対しては、「boothで配布している」というメッセージを表示することで、セキュリティのしっかりしたboothで安心安全に壁紙をダウンロードできる

というわけです

さらに、ここからはhtmlやcssが少しわかる方ならできる方法ですが、

cssを用いることで、画像の上で右クリックできないようにすることができます

画像にカバーをかけるイメージです

これで、ホームページの配布ページからは保存されることが無くなり、先ほどのメッセージ付きの画像をこのページから見ることはほぼできなくなりました

この先の画像を見れるのはURLで直接引用してくる怪しい輩くらいです

そのサイトには今後も、メッセージ付きの画像を無断引用してもらいつつ、ふじたりあんの宣伝をしてもらいながら、自分で自分の首を絞めてもらいましょう

健全な人間の訪問者様には、「boothにて配布中です」の文字と、画像下のボタンを押してもらい、boothの配布ページに飛んでもらうことにしました

これで、完成です

↓実際の配布ページ

https://noveldrum.com/static/フリー背景集.html

結果

結果。思惑通り、メッセージが表示されました

これで、この手のサイトで僕の作品を見た人は、僕の名前とツイッターIDを知るのと同時に、今見ているサイトが悪質なものだと知るわけです

ただ、ずっとこのままかと言われると何とも言えません

このメッセージ付き画像のことをサイト管理者に知られて、画像を消されたら終わりです

ただ、それはそれでもいいことですね

その管理者が陰湿で、僕のアカウントに嫌がらせしてきたりしたら嫌ですが……

というわけで、ならず者をからかっているようなものなので、一応リスクもあるかもしれません

もしリスクが怖ければ、メッセージではなく”SAMPLE”という透かしを入れてみたり、作者名だけ入れてみたり……

というだけでも効果はあるかと思います

いずれにせよ、自己責任でお願いします

まとめ

というわけで今回は、持たざるならず者のサイトを陥れつつ、自分の宣伝をする方法をご紹介しました

こういった類の、クリエイターを食い物にするようなことは大っ嫌いです

漫画村も、違法アップロードも、やりがい搾取も大っ嫌いです

さらに、ネット上で完結するような、匿名故の悪さも大っ嫌いです

というわけで、こういったサイトは一刻も早く滅ぶべきだと思いますし、管理者は地獄に落ちるべきだと思っています

なので、この記事を読んでくださった方、とくにクリエイターの方。

怪しいと思ったら以下のリンク先の”google画像検索”で調べてみてください

https://www.google.co.jp/imghp?hl=ja

画像ファイルをアップロードすると、同じ画像が含まれるサイトがヒットするはずです

その中に怪しいサイトがあったら……、リンク元のページを特定し、この記事のように対策をしましょう

画像に作者名の透かしを入れたりするだけでも売名になりますし、悪質なサイトへの抵抗になります

……以上です!

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