「東京マシーン」を公開しました
今回の作品は3DCGをレタッチしたものです
ついでに、アニメーション作品にもしました
アニメーション作品についてはそのうち公開する予定です^^
きっかけ
pixivの方でも説明していますが、この作品は大学の講義の合間に意味もなく小田原まで行った日に思いついた作品です
たしか、回路基礎みたいな感じの名前の講義の中間考査前。やることもなく2時間ほど暇だったので大学のある北千住から小田原まで往復してみよう
と、唐突に思い立ったので実行しました
ボックスシートに座り、上野を出てしばらくは東京の都会の中を走ります
その時に見た東京が配管やらケーブルやらでつながれ、境目がわからないように見えました
東京とは一つの大きな機械なのではないだろうか
それは冷たい意味もはらんでいます
何かを生産する機械。
ただ、そんな思考を持ってもなお、東京は暖かい側面も持ち合わせています
そんな、暖かい部分と冷たい部分、そして、機械という機能美だけで構成されたプロダクト
それをそのまま都市と言うスケールで具現化したのが東京ではないだろうか
と、思ったので、それを作品にしました
人と言う歯車が価値を生産する機械、それが東京だということです
建築様式について
この作品は見るからにサイバーパンクです
ただ、世間一般ではサイバーパンクと言う一つの言葉でひとくくりにされてしまっているこのジャンルですが、都市景観が好きな僕から言わせてもらえば、それはあまりにも大雑把すぎる区分。ということが言えます
メタルコア、デスメタル、ニューメタル、パワーメタル。
メタルにもたくさんの種類があるように、サイバーパンクにもたくさんの種類があります
ただ、その区分は素人にはわからない
なので、依然としてサイバーパンクと言う、大雑把な区分があるだけなのかもしれません
……そんなわけで、見分けがしにくいサイバーパンクの建築様式ですが、違いは確かにあります
そして、今回のこの作品の建築様式はその中でも新しいものと言えます
いうなれば、新しいジャンルのサイバーパンクです
その違いはメタルのジャンルの違いが素人にはわからないように、建築が好きな人にしかわからないかもしれません、
ただ、新しいことは確かです
具体的にどのような点が新しいのか、わかりやすく挙げるならば、
- 耐震基準を満たす
- 雑居ビルのシルエットを保ちつつ、高層化する
- ネオン、イルミネーションを派手にしない
- 看板は日本語
- 機能美を追及
と言った感じです
まず、今回の建築様式をデザインするうえで一番のコンセプトにしたことが、”東京がこのまま発展したらどうなるか”です
今回は単なる作品であると同時に、シミュレーション的な面も含んでいるかもしれません
人口が増え続けた東京、地震がある東京、日本語圏
そうした特徴を踏まえて現実味のあるデザインをしたらこうなりました
なのでこの作品はある種のコンセプトアートであり、ガイドラインでもあります
技法について
今回のこの作品は3DCGをベースとした作品です
初めに3DCGでモデリングし、それをパスごとにレンダリングしてクリスタで合成し、イラストっぽく仕上げる……と言った形で制作しました
また、この文章を書いている時点では未発表ですが、アニメーションにもしています
意識したのは、”疑似3D”です
なので、カメラは動かさず、霧などの一部をAEで動かすことにより、疑似的な3Dアニメーションにしてみました
P,S,
本当は2日前、ツイッターやピクシブで作品を発表した際にこの記事も書きたかったのですが、ワクチン接種後の副作用により、体調が悪かったので今となりました
ちなみに、今も体調は良くないです
P,S, サイバーパンクについてもジャンル分けが必要だと感じました。体調が治ったら、大学の課題がひと段落したら、ジャンルを定義してみようかと思います
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