この作品は今敏監督が初めて監督を務めた作品で、今監督らしい、現実と虚構のはざまのような雰囲気が軸にあるアニメーション映画です
全体的な雰囲気は終始憂鬱とした感じで、式日やserial experiments lain、エルフェンリートのようなトラウマ成分がありました
ただ、この作品の特異なところは、アイドルという、一見華やかなテーマに沿っていることや、完全なファンタジーではなく、僕らの日常と陸続きになっていてもおかしくないシナリオだということなど、単なるトラウマアニメの枠には収まらない作品になっていました
それぞれのカット、構図の選び方についても、登場人物の心情を極限まで誇張して猟奇的に展開し、現実と夢とが混ざり合った、どこまでが本当の話なのかが分からないような、つかみどころのない展開でした
それでいて絵として美しく、今監督の作家性が強く出ている作品です
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