革命的なアイデアは偶然生まれる

HDDの袋を開けた時に、その中の空気を吸引したら頭が痛くなった

だからやることがない

だからこの文章を書く

革命的なアイデアは偶然生まれる

この場では、次の世代のスタンダードとなるような、文化的大成功を収めたサービス、プロダクト、コンテンツ、概念のことを”革命的なアイデア”と呼ぶ

革命的なアイデアは偶然生まれると思う

偶然。ではなく、正確には”自然発生的”だ

なんだか、世間一般では、革命的アイデアは天才の発想が生むという認識をされている気がする

アイデアを生んだ張本人が水を得た魚のように急に自信たっぷりにふるまうものだから、

“この人はこうなることを予想してこれを作ったんだなぁ~~~”

という印象を見る人に与えるのかもしれない

それも完全に間違いというわけではないが、僕は違うと思う

というのも、世界には自然淘汰という根本の摂理があり、それに従って運命が定まっている

このことから考えるに、革新的アイデアとは、結果的にスタンダードとなるに値するポテンシャルを持ったアイデア。ということだけではないのだろうか

例えばツイッターは少なくとも日本人の間では常識レベルとなった革命だ

ただ、あれを生み出した人が、ここまでサービスが大きくなることを考えていたとは思えない

140字の制限というのも、使いにくいと言われる反面、短い言葉でわかりやすく伝えるという作業を利用者に強制し、結果的にインスタントに楽しめるSNSという基盤を築くことに成功した

すべては結果に過ぎない

今、流行っているコロナを含むウイルスも、細胞から抜け出たRNAだかDNAだかが、細胞に感染して増殖して放出して……という一連のサイクルにより、結果としてここまで蔓延してしまった

ということに過ぎない

つまり、ツイッターのようなビジネスもアイデアも、コロナのようなウイルスも、単なる現象。結果だ

生き物さえ、増えるということに幸福を感じる思考プロセスがここまでたんぱく質の塊を増やしたというだけのことだ

自動車も飛行機もパソコンも、便利だから浸透した。それだけの話だ

ただ、これは別に天才の発想でも何でもない

確かに、自動車を便利にするために低燃費を追求する天才エンジニアの発想はテクノロジーの発展に寄与しているが、それはそのテクノロジー自体を作り出す発想ではない

新しいフィールドはいつも自然発生的に生まれる

そこに高度な知性はなく、多くは単なる頭の悪いひらめきで生まれる

そこに天才の居場所を挙げるならば、アイデアを形にするためのエンジニアたちの天才要素

くらいではないだろうか

ジョブズだって、スマホがスタンダードになったから天才と呼ばれるようになっただけであって、天才だからスマホを生み出したというわけではない

ジョブズレベルの才能を持ちながらジョブズレベルの知名度を獲得しないまま死んでいく人間なんて星の数ほどいる

レゴが好きだから頭が良いのではなく、 頭が良いからレゴが好き、

有名人だから仕事があるのではなく、仕事があるから有名人になる、

天才だから結果を残すのではなく、結果を残したから天才、

どちらも同じといってしまえばそれまでだが、

どちらかというと、世間一般の認識とは真逆に近い気がしている

だからなに

一つ言えることは、未来のスタンダードになるためにあれこれ考えるのは無駄だということだ

世の中はそんなに甘くないし単純ではない

むしろ、頭の悪い作戦を数うちゃ当たる戦法で打ち出していく方が一周回ってスマートだ

必要なのはコストカット、挑戦するうえで存在するハードルをとことん下げることが重要だ

と、僕は思う

さらに具体的に言うと

・機材には金を惜しまずに投入、何かを作り始める初速度を阻む要因を徹底的に排除する(例:4Kの映像を撮りたいけど4Kの映像を撮れる機材がない……という状態を避ける)

・ビジネスも創作も、あらゆるタスク。とりあえずやってみる。事前の計画はアウトラインのみにとどめ、ディテールは作業しながら順次決定していく

・数うちゃあたるを繰り返す

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