技術の発達は人間を幸福にし、人類を不幸にする

このツイートで言いたかったのは、技術の発達はミクロ的に見ればプラスだが、マクロ的に見るとマイナスになる

ということだ

ただ正直。今の考えは少し違う

技術の発達はミクロ的にもマクロ的にもマイナスだ

なぜなら幸福は相対値であるから、水準を引き上げる技術の発達で人間が幸福を得ることはあり得ないから

それなのに技術の発達とともにリスクは膨れ上がる

地球の大きさを変えない限りは必ず、リスクがリターンを上回る

というのが今の考えだ

ただ、少し前まではミクロ的に見ても技術の発達は人類を幸せにしていると思っていた

というのも、例えば、僕は体が弱く、自然界だとすぐに朽ち果てるような個体だ

顎が開かないから固いものも大きいものも食べられないし、人生で僕より目の悪い人に会ったことないレベルで目も悪い

歩くたびに右足の付け根がゴリゴリ鳴るし、左腕もスムーズに動かない

痔もひどく、毎日出血しまくっている

両腕はアトピーでかゆくてつらい

気圧が下がると頭が痛くなり、寝る時間がずれると頭が痛くなり、雨にあたった翌日も頭が痛くなる

疲れると金縛りに遭う

そんな僕は本来、自然淘汰で消えるべきものだろう

それなのに僕のような個体は生まれてしまった、なぜか

それは、技術の発達によって自然淘汰が機能しなくなったからではないだろうか

それは環境に応じた長期的進化のようなゆったりしたものではない

技術の発達が人間をもはや動物ではなくしてしまった

2000年前と現代ではすべてにおいて計り知れない差がある

その結果残ってしまった負の遺伝子が現代人に蓄積している

そうして僕のような人間が生まれてきてしまった

これは、その場その場の試練。自然淘汰の機会を人間が技術により排除し続けた結果ではないだろうか

種が自らを強化する進化の過程をミクロ的な幸福のために拒否してしまった

個人に対しては確かに人道的だ。僕も止めようとは思わない

しかし、その陰で、次の世代に苦しみを転嫁していることに気づくべきだと思う

ただ、この負の連鎖はもうすぐ終わる

人間は遺伝子の仕組みを知り、編集できる技術を手に入れた

現在は人道的問題論が立ちはだかっているが、これが解消すれば人間の遺伝子をいじって苦しみを緩和することができる

これはいうなれば、自然淘汰の結果を人為的に得る行為であって、自然淘汰を排除し続けた付けを一気に清算することができる

顎関節症のリスクを高める遺伝子は改良されるかもしれないし、あらゆる病気に対抗できる免疫を獲得できるかもしれない

そうなれば人類は神の領域に達したことになる

それに対して人道的問題という形で拒絶するのはわかる

ただ、僕のように、辛い遺伝子を背負って生きている人もいるし、僕以上に苦しい思いをしている人もたくさんいる

そもそも今更人道的問題を唱えても仕方がない

人類はどれだけこの星を破壊してきた

どれだけの生き物を絶滅に追いやった

穀物にもすでに遺伝子組み換えは使われている

原子力、化学。あらゆる神の恩恵を利用してここまで来た

もはや人道的問題は焼け石に水ではないか

ここまで来たらあと一歩、生き物から遠ざかってみないか

遺伝子組み換えが当たり前になる世代になるまで、反対運動は起こり続けるのかもしれない

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