僕はしょせん、死ねない人間

死にたい

帰りの踏切で目の前を電車が通り過ぎたのに死ねなかった

あと一歩踏み出すことができない

帰り、スカイライナーがホームを通過しても死ねない

冷静な自分が嫌だ

ここで死んでも意味がないことを知っている

それは僕の自殺を止めようとする人からしたら喜ばしいことなのかもしれない

ただ、僕からしたらそれはものすごく恐ろしいことだ

もうすべて、何も考えずに飛び込みたい

それができない自分

踏切の横で泣いても、電車の中で泣いても、

大学と家族の前では勇気がないから泣けない自分

こんなにつらい人生、もう顎も開かない

すべて終わりにしたいのに終わりにできない