嘘偽りのない文章

嘘をついて嫌なことから逃げる

そんなことをしでかす自分が嫌いだ

そして、自分を嫌いだとか言って自分を正当化しようとする自分が嫌いだ

だれか僕を殺してくれ

なんて言ったら多分、運命は僕を殺しに来る

言霊を本気で信じている

言ったら本当になると思っている

だから僕は何も言いたくない

つらいことは言葉にしたくない

家族には知られたくない

本当は僕は、支えを失うとすぐに崩れ去る人間だということを

心配させたくないから死ぬこともできない

両親に僕を生んだことを後悔してほしくないから僕は死にたいなんて言えない

僕は人と話すことができない

この先の文章を書けない自分がつらい

こんな文章を書いているときにも監督になった後のことを考えている自分が嫌だ

書けば書くほど不安になる

それなのに書くのをやめれない

それは僕が手を止めたらものすごく不安になるからだ

羽ばたき続けないと落ちてしまうと思っているからだ

だから土日も朝晩も何かしらの仕事をしないと気が済まない

こんな僕を誰が救ってくれる?

この文章を書いているときにも、頭の片隅で僕は、文明の被害者であることに期待している

自分のせいではないと思っている

そこまで考えが及んでしまう自分の感性が嫌だ

気づいてはいけないことにすぐに気づいてしまう自分が嫌いだ

そんな自分に誇りを持っているのは確かだ

監督になるにはこれくらいの面倒くさい感性が必要なんだ

そうだ、僕はこれを生かして生きるほかにないんだ

僕は今とても幸せだ

チャンスも才能もあるんだからそれで幸せじゃないか

……と、会う人に言われることがある

それを今思い出してまた複雑な気持ちになってしまった

才能やチャンスに楽しさと希望を抱くのと同時に、そこには実は何もないものだというのも少し知ってしまっている

最初から楽しみなんてないのではないだろうか

現の僕は最悪のどん底だ

未来と思しき方角に見える幻に向けて舟をこぎ続けている気分だ

底のない永遠の海に吸い込まれそうになりながら、

顎の痛みとあちこち悪い体に蝕まれながら僕の魂は辛い運命をたどっている

少し前に教授に言われた言葉が僕に刺さっている

藤田君はせっかくできるのに勿体ないと言われた

それはなんだか僕の魂を否定されているような気がして嫌だ

才能という名の財産を、僕という魂が閉じ込めているような気分になる

というのは半分本気で半分冗談だ

ただ、完全な嘘ではない

僕は僕の才能を使いこなすための精神が圧倒的に足りていないと思っている

もう自分がどこにいるのか、僕は誰なのか、僕という人間は何をしたくて何をすべきなのか、

すべてにおいてわからない

いろいろなげうってここまで来てここまでボロボロになり、最近になって知ったことは世の中の生きづらさ

やさしい人もいる

だからこそ辛い

やさしい人の人生をめちゃくちゃにしてしまいそうで怖い

すべてにおいて責任を感じる

生きる責任、言葉を発する責任、

そんな責任は無いのだろうが、僕の中には大いにある

誰がどう言おうとその責任は僕に付きまとっている

押しても引いても開かない扉のようだ

行くも地獄戻るも地獄

と思い込んでいるからダメなのか?

僕は明らかにいろいろ考えすぎてしまう人間だ

そんなことを考えているから僕はこんなにもぐちぐち言うだけの面倒くさい人間になってしまった

その面倒くささが評価される場所に行けばいい

醜いアヒルの子のように

僕に居場所がないなんて誰が決めつけた

そこが監督という者じゃないのか?

また不安がよぎった

もし監督に向いていなかったらどうしよう

そんなことは考えるんじゃない

監督に向いていると思うのであれば僕は監督になるべきだ

こんなに考えを巡らせる僕が数年悩んでたどり着いた職業なんだから、できるに決まっているじゃないか

こんなに悩んでいるんだから、そこらの監督よりも良い作品を作れるんじゃないのか

そうだ

だから僕は監督になる

結論:

自分に嘘はつくな

やりたいことだけをやれ

逃げたくなるほどつらくなることなんて最初からするんじゃない

監督に向いていてもいなくても、それを確かめないとあきらめがつかない人間が僕じゃないか。

であればまずは目指すべし

P,S,

不安はぬぐわれた

と思った1秒後にまた不安になった

本当にやりたいことを突き詰めたら僕は自殺してしまうのではないだろうか

僕の中でまた矛盾が生じた

その矛盾を言語化して検討してしまう自分が誇らしい。そして嫌いだ

その誇らしさを体現化するためにどうにかして表現したいと思っている

ただ、人間としては気づいてはいけないことにたくさん気づき、もう後戻りできないほどに壊れた僕を動かしているのはこの弱弱しい心、

もう何も感じなくなった?

いや違う。潜在的な不安が胸の奥にある

心休まるときが欲しい

すべてを忘れて、でも僕の才能と生きた証と人々への認知が両立する世界はあるのだろうか

それを夢見て頑張る他ないのかもしれない

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