僕は僕に絶望していない
僕が物をけ飛ばすという行為に驚きはしない
以前から僕は夢の中で暴れまわっていた
それが最近、限界を迎えつつある
今、冷めた気持ちで思うのは、僕はこれからどこまで行ってしまうのだろうという疑問だ
不安でも絶望でも何でもない
蹴とばすという行為をした僕はその時も冷静だった
僕は派手に壊れることができないから、蹴とばすという行為でそれを終わらせるしかなかった
という冷静な分析をしてしまっている
こういうときでもこうして僕は頭の中を文章に書き記す
まるで、クーデターを間近でレポートするジャーナリストのようだ
これを伝えないといけないと思っている
そんな時にでもこの心情の変化を作品にしたくて、こうして文字にしている
それは僕という人間のガス抜きだ
僕は辛い人生を歩んでいる
そのつらさを紛らわすのに、監督になりたいから、この試練は糧になるから
そう言い聞かすしかほかに道は無い
だからこの過酷な人生を書き記す以外に道は無い
少し落ち着いてきた
涙はほぼ出なかった