死後の世界はない
魂とは目、耳、鼻などの感覚から入力された情報を認識することによって発生する
それ以上でもそれ以下でもない
情報があり、それに解釈が生まれる。その一連のアクションから生まれる結果が魂だ
だから魂は現象でしかない
水が流れるのと同じくらい単純な現象だ
まず、人の魂は、何かの情報を得たとき、感想を得る
その感想を得るという情緒的な結果ですら、単なる現象でしかない
ある時間に存在する印象は、ベクトルのようなものだ
そして、知覚も記憶もまたベクトルのようなものだ
それら2つが時間が変位する中でそろったとき、似ているか似ていないか。の概念が浮かぶ
ベクトルでいうところの内積のようなものだ
その内積の結果が魂だ
だから魂とは単なる印象の似ている度、似ていない度の連続でしかない
その度合いでどういう印象を知覚するかは過去のデータベースの積み重ねによるものだ
それが魂の形だ
そう考えると、死後の世界はないことになる
五感から生まれる情報の入力が途絶えたのであれば、解釈するために必要となる情報の変化量は0になる
つまり、時間が止まったアニメが永遠に終わらなないのと同じだ
変化量がないのだから解釈は消え、魂は消える
解釈と魂が同じものなので当たり前だ
それでも死後の世界があるとすれば、情報世界、精神世界だろう
今話したのは物質世界での話というだけであって、情報世界の話ではない
そして、物質世界は情報世界に内包されている
つまり、理論上は、精神世界的な場所にも死後の世界が存在し得る
ただそれは、そこに導く何かの存在があった場合の話だ
風も傾斜も水流もない水たまりで波が立たないのと同じように、魂は入力を失えば消滅する
それをどこかに移し替えることに意味を見出す何かがいれば、死後の世界というのはあるということになる
ただ僕は、そういったものはないと思っているので、死後の世界はないと思っている
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