インディ・ジョーンズから学ぶ、映画のウソ

インディ・ジョーンズを見た、

見るまで、単なる冒険アドベンチャーだと思っていたが、最後の現実味のある展開ですべてがちゃんとしたSFのような感じにまとまっていたのですごかった

……というのが全体としての感想だ

ただ、この記事ではそこから見た映画のウソについて、僕が感じたことをまとめる

映画の途中で、大きなアリが出てきた

敵の一味を食べたり、つぶされたり、その時に変な声を上げたり。いろいろと凶暴な昆虫だった、

僕はそれを最初見たとき。これは嘘だな。良くないな

と思った

というのも、そこまでのストーリーで若干のコメディ、漫画的要素を感じつつも、

現実には起こりえないことは起こらない。リアリティのある物語だと思っていた

そこであの大きなアリ。鳴き声を発しながらアリ塚から出てくる

その大きさと、人を食べる。鳴き声を発する。という描写から一気に物語のリアリティが崩れ、やりすぎだな。と思った

ただ、その後しばらく経ち、アリの騒動の後半になってから、クリスタルスカイをアリたちが避ける描写を見てからは一気に物語のデフォルメ感が修復された気がした

この物語における一番のウソはクリスタルスカイだ

そして、その嘘の塊であるクリスタルスカイの影響を受けるアリたちは同じく、映画においてウソであってもよい存在になった

それを僕は察知したとき、アリたちが鳴き声を発していようが、人を食べようが、気にならなくなった

つまり

SF映画においてのウソは一つだけだ

二つ以上になったらそれはSFというよりも単なる宙ぶらりんの空想物語になるし、

嘘が無ければそもそもSFと呼ぶのは難しい

だからSF映画には嘘が一つだけだ

この映画のアリのくだりでは、最初。嘘が2つに増えたような気がしたので、やりすぎだ。と思ったわけだ

ただ、後半にそれがクリスタルスカイを含む一連の大きなウソの一つに過ぎないとわかった時、

その展開が物語にあってもおかしくないと思えた

この2つの感情が、SFにおけるウソの個数の大切さを教えてくれる

嘘がたくさんある物語はアリが突拍子もなくしゃべりだすような違和感を含んでいるということになる

僕が物語を創るうえで注意すべきは嘘の数だ

それは、インディジョーンズでいうところの、クリスタルスカイとその一連のモチーフ。UFO、宇宙人などにあたる

それに関連していれば一つのウソと見出すことができる

そしてそれに関連しない嘘はつくべきではない。

ということを定量的にでも意識すべきだ

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