トラウマの季節

去年の今頃、僕は病んでいた

電車の中で泣いたり、睡眠薬を飲んだり、急に震えが止まらなくなったり、

精神科に行く一歩手前まで病んでいた

理由は、卒論が終わらなかったからだ

終わらないのでパニックになり、デザインができなくなった

デザインができなくなって卒論ができなくなり、という悪循環に陥っていた

幸いにも、締め切り数週間前くらいになってアイデアが降りてきて、S評価を頂き、意匠権を獲得するまでの成果を出せた

そんな、壮絶な戦いから1年が経とうとしている

最近は寒いので、パネルヒーターを使っているのだが、その匂いにつられてたまに、フラッシュバックしてくる

もちろん、卒論はとっくに終わっているので何の心配もないのだが、

ただ、今も続いている顎の痛みに関する将来の不安と、自分に自信が持てないが故の時間の無駄遣い感を巻き込んで信ぴょう性のある不安になって気分がふさぎ込んでしまう

夜という状況と、パネルヒーターの匂いにつられて、記憶がよみがえる

なのでそうなったら、先日買った大型テレビを眺め、1年前とは違うのだと自分に訴えかけている