自主制作メモ:作っていて分かったこと

今作っている自主制作アニメーションは、自分のメッセージを伝えたいからというだけでなく、自分は本当は何をしたい人間なのか、それを確認するためにも作っている

最初から最後まで通しでやってみて、面白いと思ったところはどこか、見極めている

最近はプレビズのようなものを結構進めていて、割と終わりつつある

まだ制作工程的には半分ほどの進捗具合だが、最近思うことは、やはり、自分は監督になりたい人間なんだな、

と思う

今この文章を書いているのは、主人公の演技を制作している段階だ

このタイミングで腕を上げる、振り返る。というようなことをキーフレームを打ってちまちまやっている

その作業自体は退屈ではないのだが、やはり、コンセプトやメッセージを考えている頃が一番楽しかった気がする

全体の世界観に基づいて主人公のわずかな動き、宇宙船のデザインを決める

それを俯瞰している状態が一番心地よかった

最初の自問自答と、そこから出てきた具体的な答えを映像にすることに対して、生きた心地がしている

それを形にする作業も、一人の3DCGモデラーとして楽しいとは思う

ただ、もし叶うのであれば、全体的な世界観の橋渡しとして、監督をやってみたい

もっと巨大な作品の監督をして、僕の思う表現技法だったり、メッセージだったりを世に発信したい

……というわけで僕は監督になりたいと今でも思っている