今回の作品に出てくるロボットは大きく分けると4種類
そのうちの3つはもうデザインが決まった状態だ
ただ、残りの一つ、小型清掃ロボに関してはまだ決まっていない
直径30cmほどの球形のロボットで、おそらく、床の清掃のために稼働しているロボットだ
今、このロボに求められる事柄は以下、
- 主人公が抱えて持ち運べるくらいのサイズ
- 子供のような印象
- 人間的なモチーフは0ではないが、それを前面に押し出すような感じではない
というような感じだ
これに関して、リファレンスを探してみたり、いろいろしてみたが良い結果が得られなさそうなので、AIに頼んでみた
わずか10分ほどのうちに、20枚ほどのデザイン提案的なものが出力された
正直、僕が悩んでいたのがばかばかしく思えるほどに、すさまじい可能性を感じた
これは絵師が大変になるのも納得できる
とはいえ、これだけの技術を貪欲な人類が結託して規制できるとは思えないので、今回のこのロボットのデザインに関しては、AIの力を借りて制作することにした
その前に、この際なので、AIたちが出してくれたデザイン提案に対し、僕の見解をここに書き記してみる
基本的に、雰囲気はばっちりつかんでいて、形状として破綻しているものもあるが、それも含めて、インスプレーションの起爆剤としては良いと思った
特に、右側の小さいロボ、今のところこのデザインが一番良いと思っている
よいなと感じたのが、向かって右側のタイヤ?の上部についている泥除けだ
顔に当たるパーツにはセンサーやモニターなど、汚れてはいけないものが備え付けられていそうだ
そこに汚れが飛び散らないように泥除けがあるのであれば、これは機能的な意味を持つデザイン提案ということになり、価値がある
反対側のタイヤにはそういうものがないのを見るに、これは、今まで人類が生み出してきたデザインのうち、タイヤの上部に泥除けがつくことが多かったから、それにのっとってこの画像にも泥除けが出力された
ということだろう
これは単なるランダムなデザイン提案でしかない
ただ、現にこうして、僕の中に新しいデザインの形として価値を生み出した
あと面白いなと思ったのが、この提案だ
おそらくちょっと大きめのロボと思われるが
このデザインで面白かったのが、下に足らしきものが3本も付いているのに、それらが移動のために使われ無さそう。という点だ
勝手な想像だが、このロボは浮遊能力を持っている
そして、下にぶら下がる足は何かを運搬するためにつけられたものだ
というような、信ぴょう性のある設定を後付けできるこのデザインは優秀だと思った
AIで生成された画像というのは起爆剤だ
なので、その種を誇張して設定を考えて具体的な価値に昇華させる必要がある
ここで僕の存在意義を主張するのであれば、このたくさん出てくるデザインに、デザイナー目線での設定を与え、それをブラッシュアップして、プロダクトデザインとして完璧なものにするというところにあるだろう
今回の脱線で思ったことは、
AIは確かにデザイナーの仕事を奪う
ただ、それでいても、それをうまく扱える人には今後も仕事があるだろう
今回の使い方でいうと、AIで出てきたものをブラッシュアップさせる役割、そもそも使えるか使えないかの選別、
世界観にあった設定の付与
そして、決まったデザインを3Dモデルとして起こす作業
これらができると、より一層の価値を提供できるクリエイターになることができる
今回はAIを積極的に取り入れるというのを実験的な意味も含め、行う予定だ
なので、小型清掃ロボのデザインに関しては、AIを頼りにしてみようかと思う
というわけで、デザインのアウトラインが決まったので、Blnederでさらにブラッシュアップしている
まずは簡単な図形を組み合わせ、全体のプロポーションを探るところから入る
脚本進行上都合がよくなるような形にする必要があるので、それも踏まえつつ、制作していくつもりだ
p,s
この清掃ロボについては無しになった
というのも、イメージとして具体化できなかった点と、工数的に作るのが大変なところから、同じような展開を主人公ロボと同じ型のロボットで表現することにした