日本車は基本的にダサい
そもそも日本人の美的センスが現代の工業製品と相性が悪いからだろう
ダサいものとそうでないものの区別がつかないから、ダサいデザインの車でも売れてしまう
おそらく、デザイナーは日本の車がダサいと知っているだろう
ただ、そうしないと売れないのだから仕方がない
デザイン性という要素の有無を表面でディスプレイするようにしないと、日本人はデザインを受信しようとしない
なので、日本車はダサくなる
具体的には
外車(とくにヨーロッパ)と、日本車の違いは、要素の有無で魅せるのか、造形で魅せるのか。の違いだと思う
日本車はそこに何かがあるという、具体的なモチーフによってディテールの空白を埋めているような気がする
それ対して外車は、そもそもディテールの空白というのも気にしていないし、それがあったとしても、美しい造形によるボディーへの映り込みや、陰影などでディテールを補っている気がする
この違いは、現代のアニメにも通じるものがある
アニメというのは、線と色の塗分けで表現される芸術だ
それは昔から変わっていない
浮世絵にも線画がある
日本人はそういう、線で区切られた領域に異なる色を付けるような、具体的な画面に惹かれる国民性なのかもしれない
西洋画のように、陰影で伝える文化ではない
日本国内の画面において、人々に浸透しやすいのは抽象的な陰影で魅せる画面ではなく、具体体な線と色分けで魅せる画面だと思う
これが現代まで続き、車のデザインにまで波及して、今日のようなダサいデザインの日本車になったのではないだろうか
ということを分析していて思ったことだが、
これは国民性なので仕方がない
浮世絵、アニメ、車のデザインには大きな流れのようなものがあって、それは日本人が経済的に成功する一つの要因ともつながっている
ただ、車のデザインに関して言うと、失敗している
線と色で表現する具体的なデザインを映像で伝えてアニメという新しい文化を生み出した
それは成功したかもしれないが、車において、線と色で表現する具体的なデザインをしたとたんに、ダサくなった
なんだか、アニメに登場するロボットのようなダサさがある
旧車について
ここ最近の国産大衆車はダサいが、昔の車はそうでもなかった
スポーツカーだと、2000GT、GTRのデザインは好きだ
それ以外にも、昔の車は大衆車もカッコよかった
なぜか、
それは、先に述べたような、日本人特有のデザインセンスがまだ車体デザインに大きくは影響していなかったからではないだろうか
昔の車はエアコンも付いていないし、ガラスもハンドル式だったし、
とにかく機能が少なかった
それが今だと、もはや標準装備で搭載されている
自動車に求められる価値は単なる移動手段ではなく、その移動する時間をいかに快適に、安全に過ごすか。
そして、いかに魅力的なデザインの車に乗るか
というようなものにシフトしていった
ここにフロントグリルを配置しないといけない。というときに、昔の車と今の車では、それに対してデザインにかける工数が増加している
グリルもデザインするのは昔もそうだが、ただ、そのデザイン度合いが、今の時代は昔に比べて多い
グリルにも息苦しいほどに要素を詰め込む
そうしないと市販車の土俵にすら上がれないのだから仕方がない
昔の車はそうではなかったのでは?
むしろ、機能を達成するので精一杯だったので、凝ったデザインをしている余裕がなかった
なので、自然と、車のデザインは洗練されたものになっていたのでは、
ただ、時代の変化とともにものを作る際のハードルが下がり、それによって味付けすることが可能になった
その味付けが下手な日本人の苦手分野を出さずに車を創れていたのが昔の時代だろう
それが、味付けすることが可能になったとたんに、それをしないと売れない市場になった
売れる車かそうでない車かを判断するのはデザイナーではないので、それに合わせてデザイナーはダサい車をデザインしなくてはならなくなった
映像でも車でも政治でもなんでもそうだが、専門家が統制を取らないと、腐る一方だと思う
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