頭が痛いので手短に書きます
ここ2日で旅の計画を3つ立てた
この春と初夏にできれば全て行きたいと思っている
一つが東海道線普通列車の旅からの、大分港までフェリーに乗り、そこから大分の山中を散歩して新幹線で帰ってくる旅
そしてもう一つが、京都を観光し、敦賀から北陸新幹線に乗り、帰り際黒部ダムを見学する旅、
そしてもう一つが、新潟から特急に乗りつつ、途中下車し、日本海沿いを散歩して酒田付近を観光、帰りに雫石でも散歩する旅、
だ
僕は昔から旅行が好きだった
最近はコロナや仕事の都合もあり、そこまで頻繁にはいけていなかったが、高校の頃なんかはよくおばあちゃんの日帰り旅に付いていっていた
1年で3,4回飛行機に乗って、どこかしらに行っていた
日帰り沖縄にも行ったし、日帰り北海道なんかは2回も行った
割と全国を局地的に見て回っていた
ただ、大学に入ってからはそういう旅もあまりしていなかった
一回、一人旅一泊名古屋に行ったくらいだ
東海道新幹線に乗り、名古屋の昭和百年展に行きつつ、名古屋市役所を見て感動した
そして帰りは中央線で帰ってきた
特急ひだに乗り、南木曽まで行き、そこからしばらく歩いた
あの時の気持ちこそが、旅の醍醐味だ
冒頭の3つの計画を見ていて気付くかとは思うが、目的地は観光地ではない
むしろ、観光地を避けていきたいと思っている
大分の山中を歩く旅程も、湯布院付近を歩く予定だが、湯布院には行かない。その数駅隣のローカルなエリアを歩くつもりだ
大分に滞在するのはおそらく3時間
そのために東京から神戸に行き、フェリーで大分に行き、3時間散歩して、博多から新幹線で東京まで帰ってくる
なんなら、フェリーで寝る予定なので、家を出てからどこにも宿泊せず、ただ移動して帰ってくる予定だ
どこか観光地に行くわけでもない
観光地はなんだか作り物のような気がして、あまり進んでいく気にならない
人もたくさんいるし、そういう人たちと、その地の象徴的なものをお披露目されているような気がして、なんだか本当の観光ができていないんじゃないか、と思う
むしろその観光地に行く道のりが一番好きかもしれない
この感覚と同じことを、ドラマ仕立てのドキュメンタリー風番組を見ていても思う
僕はドキュメンタリーをよく見るが、ドラマ仕立てのドキュメンタリー風番組は嫌いだ
せっかくの事実をなぜ、ドラマという脚色によって捻じ曲げてしまうのだろうか
あれをやるくらいならまだやらない方がましだとも思う
その点、NHKの映像の世紀という番組はとても良くできている
あの番組がなぜ良いか、それは、コメンテーターが語るわけでもなく、ドラマの回想シーンが入るわけでもない、ただ単調に歴史的な事件を、一つのテーマに沿った映像と洗練されたナレーションによって紹介しているからだ
観光地の話に戻すと、
僕は観光地にそこまでの価値を感じないのは、その地の本当の姿が観光地には無いと思っているからだ
ローカル。というのがキーワードになってくると思うが、僕がその土地にいる事実を感じるのに、観光地であるか否かはあまり関係ない
むしろ、観光地からそれた普通の場所が、一番その土地の空気を保っていると思う
それは別に美しいとかではなく、その土地の風土が反映されているということだ
そして僕の旅行の目的は、そういう風土に包まれることにある
だから、観光地に行くための旅行にはあまり魅力を感じない
あとは、僕は船とか電車とかが好きな人間なので、それに移動しているという事実が心地良かったりする
なので、飛行機での移動はちょっとロマンがない
地面とあまりにも離れすぎているため、移動している実感がわかない
ゆえに遠くに来た感じがしない
遠くに来た。そしてそこを歩いている。観光客もいないローカルなエリアを、
その事実に浸るために旅をする
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