良くない風潮と悪い作品

レベルの低い物を見る人がたくさんいる

僕はそういう風潮が嫌いだ

質の高いコンテンツを見極めるのは、消費者に課された当たり前の責任だと思う

でないと文化はどんどん単純になっていく

まるで、偏った遺伝子の集団が特定の病原菌に弱くなるような、

AIの時もそうだったが、文化というものは当たり前のように多様性を持っていないといけない

それなのに、そういうものを無視して出来上がる文化が最近になって増えた気がする

増えるというのは、質の低い制作者がコンテンツを作るからだとも言えるが、それとは少し違う気がする

質の低い物を作る制作者はそれはそれで嫌いだが、お金儲けをしないと生きていけないという社会の構造上、それは仕方がないことで、同情もできる。

僕が嫌なのはどちらかというと、質の低い物を無責任にも支持してしまう消費者だ

そういう人を見ると、僕含めクリエイターたちが、低賃金とやりがい搾取の中、なぜここまで身を削って創作しているのか、わからなくなる

おそらくそういう人は、質の高い作品も低い作品も、両方とも同じように見え、評価してしまうのだろう

それでは質の高い作品を作っている人の苦労が報われないじゃないか

ここでいう、質の低い、高いというのは、多様性を尊重してコンテンツを作っているか否かを言う

全ての文化には世界観があるはずなのだが、そういうものを含めて丸ごとコピーし、自分の利益にする

そういうことをしている制作者は好きではないが同情もできる

昨今はクリエイター業界も厳しいし、そういう、すでに成功した何かを真似てやるのは仕方のないことだ

というか、ビジネスとはそういうものなので、利益が動機になりえる創作であれば仕方がないことだとも思う

ただ、消費者は違う

選ぶ権利があるので、選ぶ責任が伴う

消費者がちゃんとした目でコンテンツを選び、取捨選択して高評価低評価を下すことができれば、コンテンツのレベルがここまで堕落することもなかったはずだ

今のコンテンツ産業にはクオリティーの底が無い

コンテンツ産業における底とは、見る人のセンスだ

センスがあれば、それがストッパーとなって全体のレベルが上がっていく

クオリティーの安売りが起こらないので、こぞって新しいアイデアが出てくる

なぜならそれが売れるから

でも今の世界では売れない

良い物と悪い物、むしろ悪い物のほうが売れてしまうから、

インスタントな快楽を売る使い古されたネタが新しいムーブメントを上書いてしまうから、いつまでたってもインスタントなコンテンツが量産される

そうすると、本当に価値のある人間が評価されないまま、クリエイター人生を終えることになる

作品の良し悪しを見極め、良い物にお金を払う消費者が不足している

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