自主制作メモ:生きるガラス

自主制作をちょくちょく進めている

今回の作品は、機械と魂の物語ともいえる

なので、この世界の機械には魂が宿ったような印象を持たせたかった

そういうのを表現するために、基盤の柄を光らせてガラスに埋め込んだりしてみた

↑のような光景を見たとき、僕は気持ち悪さを覚える

ガラスだと思っていたものの中に機能が存在し、それが何だか生物的な印象を持つので、僕は嫌悪感を抱く

こういう感情は僕だけなのか、それともほかの人に当てはまるのかはわからないが、

そのガラスの内部に基盤が見えたとき、そこに情報が走り、何かの役割を果たしているということになり、なんだか生理的な嫌気がする

これは、何もいないと思っていたけどよくよく見てみたら小さな虫がいっぱいいたときの嫌悪感を薄めたものだ

何もないと思っていた透明なガラスの中に、何かがあった。それを見せることで、小さな虫がいっぱいいたときと同じような、生物的嫌悪感を伝えられる気がした

なので、ガラスの内部に基盤のような模様を入れてみた

↑のガラスを見て、気持ちが悪いと思う感情は僕だけなのか?

ガラスに細かい基盤の模様が入っている

これが規則的な模様だったらそんなに気持ち悪くはないが、こういう。何か機能がありそうな模様で、かつ、それが不規則に点滅していたりすると、気持ちが悪い

なんだかそこに魂があって痛みを覚えているような気がしてならない

これは最近、別の記事にしようかとも思っていたことだが、

たぶん僕は、人にあまり関心が無いくせして、動物や物に関心があるようなタイプの人間だと思う

食べ物を粗末にするのは好きではないし、物言わぬ動物が苦しめられているのも嫌だ

それどころか、道具には魂が宿っていると思っている

今日なんか、川沿いの土にできたくぼみに寂しさを覚えた

あそこに宿っている魂を想像したら、誰も気に留めないようなところにある魂に同情して、ノスタルジックな気分になった

持論では、情報があるところには魂が必ずあって、それは人間か否かとかはあまり関係なく、むしろ物言わぬ分、本物の魂な気がして、リスペクトしている

というような人間なので、おそらく、作中のガラスに映る機能的な模様にも魂を感じているのだろう

そして、そのガラスが割れて痙攣するように点滅する様子を見て、ガラスが痛がっていると思い込んでいる

だから、生物的な嫌悪感を感じる

というのが、生きるガラスについてここで書きたかったことです。

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