• タグ別アーカイブ: コンテンツレビュー
  • アニメレビューのカテゴリー名を変更します

    いままで、アニメレビューという名前で特によかったアニメのレビューをしてきましたが、

    ただ、最近。実写映画に関しても熱心に見るようになったため、前からあったアニメレビューをコンテンツレビューという名前に変え、映画も含めて記事を書いていきます

    これはたぶん批評ではありません

    僕がコンテンツに触れて感じた価値を分析し、自分の言葉で残しただけの記事になる予定です

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  • シャイニングから学ぶ、本能に訴えかける映画

    シャイニングを見て怖いと思った

    あれほどの怖さはヘレディタリー以来だ

    途中、眼鏡をはずして見たりしていた

    初めて目が悪くてよかったと思ってしまったくらいだ

    そんな僕が思ったのは、画面の前にいる人にそれほどのことをさせてしまうほどの映画はなぜ、ここまでのことができるのか

    ということだ

    ただ、それに関しては少し考えればすぐにわかることであって……、

    怖いという感情はほかのどの感情よりも強く出る

    これは本能に直接訴えかけるからだ

    人の温かい物語、感動ドラマはほっこりはするが、本能にはさほど強くは訴えかけない

    人が感動しようと、家族の愛に気づこと、自分の生死には何のかかわりもないから、他人事の範疇を超えることはない

    だから、感情の変化量としては小さい映画になるのではないだろうか

    対して、ホラー映画は違う。

    シャイニングなんかは特にそうだが、登場人物の生き死にがかかわってくるものを見ると、その行く末に自分を重ね、強く感情移入する

    なぜならそれは生き死にという、人間が抱える最も大きなモチーフを扱う映画だからだ

    同じような映画に、ポルノ映画がある

    性欲に訴えかける映画はそれこそ本能に直接作用する

    この、ホラー映画とポルノ映画というのはほかのジャンルの映画作品とはそもそも根本的に違うと思う

    その良さを認知する部分が理性ではなく本能だ

    そして、本能は理性よりも大本をつかさどる部分だ

    だから、ホラー映画とポルノ映画はほかの映画と違う魅力があるのかもしれない

    そして、僕は監督志望なので、そこから一歩踏み出す必要がある

    ホラーとポルノが他とは違う魅力を含んでいることはわかった

    なので、それを、これから作るかもしれない僕の映画に落とし込むべきだ

    好奇心、睡眠欲、食欲、性欲、生存本能、母性本能

    人には様々な分野の本能があるだろう

    そういうものに訴えかける作品というのを今後、考えていきたい

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  • インディ・ジョーンズから学ぶ、映画のウソ

    インディ・ジョーンズを見た、

    見るまで、単なる冒険アドベンチャーだと思っていたが、最後の現実味のある展開ですべてがちゃんとしたSFのような感じにまとまっていたのですごかった

    ……というのが全体としての感想だ

    ただ、この記事ではそこから見た映画のウソについて、僕が感じたことをまとめる

    映画の途中で、大きなアリが出てきた

    敵の一味を食べたり、つぶされたり、その時に変な声を上げたり。いろいろと凶暴な昆虫だった、

    僕はそれを最初見たとき。これは嘘だな。良くないな

    と思った

    というのも、そこまでのストーリーで若干のコメディ、漫画的要素を感じつつも、

    現実には起こりえないことは起こらない。リアリティのある物語だと思っていた

    そこであの大きなアリ。鳴き声を発しながらアリ塚から出てくる

    その大きさと、人を食べる。鳴き声を発する。という描写から一気に物語のリアリティが崩れ、やりすぎだな。と思った

    ただ、その後しばらく経ち、アリの騒動の後半になってから、クリスタルスカイをアリたちが避ける描写を見てからは一気に物語のデフォルメ感が修復された気がした

    この物語における一番のウソはクリスタルスカイだ

    そして、その嘘の塊であるクリスタルスカイの影響を受けるアリたちは同じく、映画においてウソであってもよい存在になった

    それを僕は察知したとき、アリたちが鳴き声を発していようが、人を食べようが、気にならなくなった

    つまり

    SF映画においてのウソは一つだけだ

    二つ以上になったらそれはSFというよりも単なる宙ぶらりんの空想物語になるし、

    嘘が無ければそもそもSFと呼ぶのは難しい

    だからSF映画には嘘が一つだけだ

    この映画のアリのくだりでは、最初。嘘が2つに増えたような気がしたので、やりすぎだ。と思ったわけだ

    ただ、後半にそれがクリスタルスカイを含む一連の大きなウソの一つに過ぎないとわかった時、

    その展開が物語にあってもおかしくないと思えた

    この2つの感情が、SFにおけるウソの個数の大切さを教えてくれる

    嘘がたくさんある物語はアリが突拍子もなくしゃべりだすような違和感を含んでいるということになる

    僕が物語を創るうえで注意すべきは嘘の数だ

    それは、インディジョーンズでいうところの、クリスタルスカイとその一連のモチーフ。UFO、宇宙人などにあたる

    それに関連していれば一つのウソと見出すことができる

    そしてそれに関連しない嘘はつくべきではない。

    ということを定量的にでも意識すべきだ

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  • レディ・プレイヤー

    面白い作品だった

    サブカル好きにはたまらない映画で、僕も楽しく見れた

    バーチャル世界の持つ可能性、未来的な雰囲気をうまく表現できていたと思う

    僕は、空気感を伝えてくれる映画が好きで、自分もそれを追い求めたいと思っているが、この作品にはそれがあった

    SAO的な臨場感のある作品でよかった

    映像表現に関しても素晴らしい

    序盤のレースシーンなんかは、フル3DCGだろうがものすごくよかった

    ただ少し惜しい部分もある

    背景、プロダクトデザインに関して、ルック面ではないところの作りの甘さが目立った

    ビルの屋上のシーン。落書きが壁に描かれているが、違和感が強く、気になってしまった

    あんな凹凸のある所に落書きされることはないはずだ

    まるで、DCCツールで落書きのtextureを投影したかのような不自然さがあった

    そういう不自然さが一つならばまだ許容できたが、全編を通してちらほら、不自然な背景、プロダクトデザインがあった

    冒頭から出てくるスラムの街並み、貧しい人たちがなぜあんなスカスカで非効率な建築方式に行きついた? あの町並みにはストーリーが感じられない

    スラムには人があふれている。VRに酔いしれるはずの世界でなぜあんなに活気がある? VRに活気があるのか、現実に活気があるのか、印象としてよくわからない

    作中に何度も出てくる透明なディスプレイは未来的ではあるが、外でも使う端末としては不都合ではないか?

    強制労働用のポッドの中になぜ非常レバーがある? あのレバーはどういう使用用途であそこにある?

    非常用ならば中の人がもっと簡単に触れるようにしてあるはずだし、外から操作するものならば扉の外についているはずだ

    ……というのはリアリティを極限まで求めた場合の意見であって、それを真に追い求めると、その先に待っているのはたいてい、退屈な映画だ

    だからこういうところはある程度うそをついてもいいと思っている

    ただ、背景の落書きなどに関しては、建物のグランジに愛があれば気づける違和感のはずだ

    そこに落書きがあるという結果にのみフォーカスして落書きを描画してしまった結果だろう

    大事なのは落書きがあるという結果ではなく、落書きがあるに至った経緯では?

    作りこみとしてもうひと工夫できたであろう所

    悪徳巨大企業のお偉いさんのおじさんがバーチャル世界を現実世界だと思い込んで拘束されるシーンがある

    そこでそのおじいさんは、ポッドの反射に本来では見えない景色が映り込んでいることで、そこがバーチャル世界であることに気づく

    そのくだりは良かったのだが、ただ、もう一工夫できないか?

    と思った

    あそこはバーチャル世界だ

    それならば、金属に反射した景色を見てしまう。という、現実世界であり得る違和感で物語を進めるのはもったいない気がした

    例えば、現実世界にはないノイズが走っているだとか、

    自分の体。服の下をめくると肌のtextureがおかしかっただとか、

    とにかく、バーチャル世界ならではの違和感に気づくことで物語が進んだ方が、コンセプト的にあってはいないだろうか

    僕ならそうする

    総評

    なんか途中から面倒くさい意見ばかりになってしまったが……、

    総じていうと素晴らしい作品だった

    僕がここまで熱くなるのは、監督がスピルバーグだからだ

    彼ならもっとパーフェクトに作れるはずだ

    ネタ的な要素も楽しかったし、何より。雰囲気が最高だった

    高度に発達した科学技術は魔法と見分けがつかなくなる

    ……という言葉があったような気がするが、

    今回の作品ではそういったSFの醍醐味を強く感じられた

    ストーリー、テーマに関しても面白く、良い意味で、頭を空っぽにして見れる作品だった

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  • 「秒速5センチメートル」

    僕はあの作品から、恋愛関係の尊さと儚さ感じた

    2つの物語両方とも思いは実らないし、単なる一方通行で終わる

    ただそうなるのが当たり前の世の中だ

    だからこそ共感できるしリアリティがある

    単なるきれないものにしないというところに、新海監督のこだわりを感じた

    背景、光の動かし方、配置のしかたもやはり素晴らしく、3Dをうまく使ったカット、光の表現も見どころだった

    ラストシーンに関しても同じく良かった

    ただ、あのシーンの感動は、純粋にストーリーの物ではなく音楽によるものでは?

    とも思ったりもした

    だからあの演出は手放しで喜べるものではない気もする

    ただ、それにしても良い作品だった

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  • 「電脳コイル デンノウコイル」

    電脳コイル デンノウコイル_1
    (C)磯 光雄/徳間書店・電脳コイル製作委員会

    電脳コイルはメタバース感を漂わせるアニメで、すごくおもしろかった

    物語は複雑なのにもかかわらず、理解しやすい構成で、デスノートを見ている時と似た感覚がありました

    おそらく、なぜこうなっている。ということを理解しなくても楽しめる物語の運びだったから、だと思います

    テーマに関しても先進的で、今見ても色あせないほど最新技術が盛り込まれ、しかもそれらが社会現象、社会問題になっているという、

    技術に関して深い理解が無いと作れないようなストーリーになっていました

    細かな設定もリアルで、3DCGに詳しい僕から見ても、本当にあってもおかしくないようなバグや仕様がたくさんありました

    メタバースにサイバーパンクでも、大人の汚い世界でもなく。どこにでもあるような街の小学生を題材に描いている点についても、独特な雰囲気を醸し出していて素晴らしいと思いました

    おすすめです!

    P,S,

    この作品を見て思ったことがあるので一応残しておく、

    視聴者にとって大事なのは難しい話か簡単な話かではない

    わかりやすい話か否か

    つまり、こうなっているからこうなってこうなる。というような辻褄が見る人に一体感を及ぼす

    他にも、「わかる」と「わからない」は混在する方が良い、

    すべてわかってしまう物語はなんだか面白みがない

    かといって全くわからない物語ももちろん。面白みがない

    どちらも完全につまらないというわけではないが、

    少なくとも、わかるとわからない。両社が共存する物語が一番楽しい物語なのではないだろうか、

    比率とかはわからないが、1:1とかそんなものだろうか

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  • アニメの設定は意外にも、世界の核心に迫っている

    アニメの設定は意外にも、世界の核心に迫っている

    特にそう思わせてくれる作品として”エヴァンゲリオン”と”まどマギ”がある

    まず、エヴァに関して

    人間が滅びることがなくこのまま技術を発達させることができれば、人類補完計画と同じ通過点を通ることになる

    これは通過点であって、最終到達点にはならない

    つまり、技術の発達によって一度は人類補完計画のような状態になるが、そこからまた次のフェーズに移行し、別の状態になるということだ

    エヴァを知っている人ならわかると思うが、人類補完計画は人の持つ魂が全て一か所に集まり、融合することだ

    これにより、他の概念からくる苦しみから解放されるということなのかもしれない

    そして、この人類補完計画に近づいている技術がメタバースだ

    メタバースではコンピューター内に別の世界を作り出そうとしている

    そして、このままの流れでメタバースが進めば、人はいずれ、感覚の入出力も機械につなぎだし、水槽の脳状態になる

    つまり、コンピューターと言う媒体で魂を運用している状態。この状態はリリスと言う媒体で魂を運用する人類補完計画に似ている

    媒体が違うだけだ

    ただ、僕がこの状態を最終到達点ではなく通過点であると考えるには理由がある

    人間は自と他の境界。ATフィールドを求めるからだ

    少なくとも、人類が自己顕示欲求と性欲を克服しない限り、人間と言うものは他を求める

    自己顕示欲求も性欲も相対値であり、他と言う概念が生まれて初めて相対値という概念が生まれるからだ

    そして他とは、自分以外。それは自分と外界との境界があって初めて他と言う概念が生まれる

    つまり、人間が完全なるメタバース空間を創り出した後にすることは、自と他の境界を作ることだ

    これが人類補完計画の次の段階、人間の醜さが生み出す他との境界が新しい世界を創り出す

    ゲンドウはその汚さが嫌だから、自と他の境界を排除した世界を作りたかったのかもしれない

    ただ、現実世界にはそんな境地に達しつつ、人類全員の魂を別の媒体に移せるような手腕の人は存在しない

    だから実際、人類補完計画は人類の通過点であり、最終到達点にはならないということだ

    そして2つ目、”まどマギ”について、

    僕がまどマギを見て正しいと思ったのは”僕ら人間の魂は単なる養殖された物体に過ぎない”

    という点においてだ

    ただこれは、正確に言えば、そうであってほしいと願っているだけなのかもしれない

    魂とは単なる現象であって、そこにスピリチュアルな価値は存在しない

    目や耳から入ってきた情報がニューロンを通過するうえで生じた情報が魂の正体であるが、そんなものはこの世界にあふれている

    だから、そもそも魂に特別な価値はないということだ

    ただ、僕も一人の人間なわけであって、自分のこの自我が単なる現象だという結論にたどり着いてもなお、価値を見出したくなる

    そこで生まれてくるのが神の概念だ

    誰かが僕らを作ったという超次元的な考えによって僕ら自身がこの世界で特別なのだと自覚している

    世界中の宗教が言っているように、僕ら人間の魂は特別な物であって、宗教によっては人間だけが特別な存在だと言っていたりもする

    魂は特別な物であってほしいという願望が人間の中にあるのかもしれない

    ただ、それは先ほど言った、魂は単なる現象だという結論と矛盾する

    そして、この矛盾を解消する解釈が”超次元的な存在が僕らの魂を養殖している”

    と言う考えだ

    水が凍結するという現象を利用して人間が氷を作り出しているように、

    情報の対流で魂が生まれるという現象を利用し、神が魂を創り出してそれを何かに利用しているとしたら、

    それは論理的かつ人道的な理屈ともいえる

    これは”まどマギ”の世界観設定そのものであって、これが真の世界の姿なのかはわからないが、少なくとも理にかなっていて、かつ宗教論者にも通じる。

    うまい落としどころだと思う

    僕個人としても、こういう世界の形は意外と正しいんじゃないかと思う

    だからまどマギの設定は、この世界の本当の形ともなりえるし、一人の人間としてそう信じていたい

    という。アニメの枠を超え、もはや神話。宗教にも似た考察と解釈ができる作品だった


  • ゲド戦記を見た

    ゲド戦記を見た

    普通に良かった

    宮崎駿の息子、宮崎吾郎監督の初監督作品で、スタジオジブリ制作のアニメ映画だ

    全体的な印象としては”理想的ではないが無難なカット”と言う印象で、ほとんど違和感なく見れた点を考えると、映画作品としては成功していたと思う

    もちろん、スタジオジブリの精鋭たちという手助けもあったかもしれないが、これを初めての監督作品で作ってしまったという点で、宮崎吾郎には才能があるのだと感じた

    ウィキペディアなんかを読むと、各所で酷評となったと書いてあるこの作品だが、僕はそこまでのひどい出来ではないと思う

    もちろん、宮崎駿と比べると及んでいないことは確かだが、それとこれとは別で、そもそも比べる必要もない

    ただ、どうしても宮崎駿の息子というレッテルが張られてしまう宮崎吾郎監督は気の毒だと思った

    それと同時に、世間話レベルでならともかく、雑誌や映画祭などで大々的に映画を批評するのはもはや何の意味もなしていない、批評家の自己満足、あるいは騒々しい独り言でしかないのだと感じた

    まるで、ありもしない正解を模索して、張りぼての実績を根拠に布教しているような、そんな虚しさを感じる

    P,S,

    健康になりたい

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  • 「パーフェクトブルー」

    この作品は今敏監督が初めて監督を務めた作品で、今監督らしい、現実と虚構のはざまのような雰囲気が軸にあるアニメーション映画です

    全体的な雰囲気は終始憂鬱とした感じで、式日やserial experiments lain、エルフェンリートのようなトラウマ成分がありました

    ただ、この作品の特異なところは、アイドルという、一見華やかなテーマに沿っていることや、完全なファンタジーではなく、僕らの日常と陸続きになっていてもおかしくないシナリオだということなど、単なるトラウマアニメの枠には収まらない作品になっていました

    それぞれのカット、構図の選び方についても、登場人物の心情を極限まで誇張して猟奇的に展開し、現実と夢とが混ざり合った、どこまでが本当の話なのかが分からないような、つかみどころのない展開でした

    それでいて絵として美しく、今監督の作家性が強く出ている作品です

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  • 「耳をすませば」

    引用 https://www.ghibli.jp/works/mimi/#frame

    耳をすませば」は、スタジオジブリ製作のアニメーション映画で、原作があったり、監督も宮崎駿監督ではなかったり、舞台が現代の日本だったりなど、ジブリとしては珍しい雰囲気の作品になっています

    監督は近藤善文監督で、最初で最後の監督作品となりました

    スタジオジブリの次期メイン監督として期待されていたということもあり、場面の見せ方が美しく、特に、後半、坂を上っているシーンの描写は2人の関係の変曲点をわかりやすく表現した、全ジブリ作品の全カットの中でも一番いいシーンだったと思いました

    また、EDも印象的で、主人公だけではなく、周りの人物、街の住民たちにもそれぞれドラマがあるような、本物の世界を見ている印象を受けました

    ジブリ作品としてはあまり注目されていないような感じの作品に感じますが、個人的にはジブリで1位2位を争うくらいの良い作品だったと思います

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  • 「AKIRA」

    AKIRA_1
    ©1988マッシュルーム/アキラ製作委員会 dアニメストアより引用

    「AKIRA」は、原作、監督が大友克洋の、アニメ映画です

    ディープなアニメオタクには言うまでもないかもしれませんが、この映画はもはや常識ともいえる作品です

    個人的には、作画面において、これまでも、そしてこれからも。この作品よりもアニメの理想に近づく作品はないことを確信しています

    ネオンサインや街頭のテレビCM、バイクの動きや煙の挙動まで、すべてにおいて一流で、作画に対する惜しげもない努力が感じられます

    プロダクトや建物のデザインも独創的で素晴らしく、これ以降の世界中のサイバーパンク創作者に多大な影響を与えていることは確実です

    この作品が存在した世界線にいることを幸福に思います。この作品が生まれた国で生まれることができたことも幸福に思います

    それほど素晴らしい作品です

    1カット1カットが美しいことはもちろんのこと、1フレーム1フレームまでもが美しく、レトロフューチャー的な魅力を感じられる、ロストテクノロジーのような作品です

    道路の配置や看板の配置なども洗練され、昨今のアニメに見られるようなとってつけたような看板はありません

    モデルのない風景を舞台に、あの膨大な看板とその他アセットを、あの書き込み具合で違和感なく配置し、セル画時代に表現してアニメーションさせるという、桁違いのセンスです

    そして、それを実現した桁違いの作画技術、労力もトップクラスです

    この作品は、ストーリーに関しては好みが分かれそうな雰囲気ですが……、ただ、作画に関しては、今までの日本アニメーション界における最高傑作であることは見ればわかるはずです

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  • 「フリクリ」

    フリクリ_1

    「フリクリ」は、(古き良き頃の)ガイナックス、productionI,G制作のOVAです

    一番最初の”無印フリクリ”についてのレビューです

    この作品の印象としては、”全編がPVのようだ”といった感じでした

    基本的に音楽と協調されるように作られており、リズム感のあるカット割りとも相まって、テンポよく話が進み、面白いアニメです

    キャラのデザインや声優のぎごちなさもいい味を出していました

    また、この作品は一見、普通の健全なアニメなのですが、セリフの裏側には過度な下ネタがあり、それをオブラートに包みつつ、ロックな音楽と実験的なカットで出力されるという、ほかのアニメとは根本的に違うコンセプトが感じられました

    全体的な印象としては、「乾いてる、壊れている。ぶっとんでいる。かっこいい」という感じでした

    このアニメは珍しくオープニングがなく、代わりにカットされていない、フルのエンディングがあるという構成もアブノーマルでよかったです

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  • 「君の名は。」

    Your name movie logo.svg
    ™ Makoto Shinkai/CoMix Wave Films Inc./KADOKAWA – Vectorised by <a href=”//commons.wikimedia.org/wiki/User:Vulphere” title=”User:Vulphere”>Vulphere</a> from <a href=”//commons.wikimedia.org/wiki/File:Your_name_movie_logo.png” title=”File:Your name movie logo.png”>File:Your name movie logo.png</a>, パブリック・ドメイン, リンクによる

    「君の名は。」は、新海誠監督作品の劇場版アニメーション映画です

    公開当時に劇場で3回見ました

    この映画は大ヒットしましたが、その理由に、成功しやすい、よい物語になりやすい要素が重なっているからだと感じます

    まず、劇中歌にRAWIMPSが担当している「前前前世」「夢灯篭」「スパークル 」「なんでもないや」の4曲がありますが、それぞれの曲が世界観とうまくマッチし、映画と曲が同じ方向に向かっているように感じられました

    曲の話題性がヒットの要因になっています

    また、メインヒロインが死亡するストーリーは感動的な作品になりやすい反面、ハッピーエンドになりにくいジャンルでもあります

    ただ、そこを解決するというテーマが本作品のため、最終的にはハッピーエンドになっている。というのも良い点でした

    また、スピリチュアルな要素や、1200年という長い時、規模の大きい爆発描写と災害も人の小ささを引き立て、それに放浪される人間の苦難もこの作品は持ち合わせています

    都会と田舎、男と女というギャップ。そして純粋なヒロイン。

    序盤の日常展開からの、悲劇的な展開。そして最後のハッピーエンド

    物語上、成功しやすい要素がこの上なく詰まった作品だという印象を受けました

    似たような境遇でヒットした作品に、「タイタニック」があります

    現在からつながることで生まれる親近感と、昔の世界観。上流階級と庶民のコントラスト、男と女、タイタニックの機械描写、主人公の死。あの映画も君の名はと同様、ヒットしやすい要因が重なった映画でした

    ただ、この作品はそれ以上に多くの要素を抱え込み、かつそれらの要素が喧嘩せずに共存する。ヒットすべくしてヒットした作品です

    それに加え、新海誠監督の作品は原作に深く入り込まず、難解な表現をしていないような印象を受けます

    庵野秀明監督のような、難解な表現もいいのですが、そういった表現は見る人を選びます。大衆向けではありません

    それに対してこの作品はアニメ映画を吟味したことのない、だれにでも伝わる良い映画だったのでここまでヒットしたのではないでしょうか

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  • 「ハウルの動く城」

    Hauru no Ugoku Shiro.gif
    Hayao Miyazaki – <a rel=”nofollow” class=”external free” href=”http://neoapo.com/images/character/1109/a43314415ac1698f3cd8c32ce9bbe2f8.gif”>http://neoapo.com/images/character/1109/a43314415ac1698f3cd8c32ce9bbe2f8.gif</a>, パブリック・ドメイン, リンクによる

    ハウルの動く城は、宮崎駿監督作品のジブリ映画です

    この作品の魅力はストーリーだけではなく、作画面にもあり、3DCGの技術とアナログ作画が見事に融合しています

    また、3DCGだけではなく、ろうそくを持ったキャラが動く際の背景のライティングの変化など、2Dでの表現も新しく、これからのアニメーションのゴールのような雰囲気の作品でした

    また、ストーリーに関しても、宮崎監督の作品にしては珍しく、登場人物のマイナス面も表現されていて、ほかのジブリ作品にはない印象を持ちました

    おすすめです^^

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  • 「ギルティクラウン」

    ギルティクラウン_1
    ©ギルティクラウン製作委員会 dアニメストアより引用

    一貫してクールな印象で、シリアスな展開が続きます

    そして、とにかく作画がすごいアニメです

    キャラの作画は終始安定していて、見せ場のところではダイナミックに動きます

    背景や配置物に関しても、3DCGを上手に使った表現が印象的で、一部カットで減速感はありましたが、全体的に見るとクオリティが高く、現代のアニメの行く末のような印象を持ちました

    製作会社は「攻殻機動隊」や「サイコパス」などを制作したProduction I.Gで、その技術力の高さを感じられます

    映画「タイタニック」の際にも、キャメロン監督から3DCGスタッフの引き抜きが検討されただけあります

    武器などのプロダクトのデザインも良く、ダークな印象を上手にデザインで表現しているような印象でした

    また、「名前のない怪物」などを歌っている”EGOIST”もこの作品をきっかけに生まれたアーティストです

    劇中での設定がそのまま名義として、曲を作っています

    ゆえに、OPやEDなどで有名な曲が多く、そこもこの作品の魅力になっています

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  • 「バカとテストと召喚獣」

    バカとテストと召喚獣_1
    (C)2010 Kenji Inoue/PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION ENTERBRAIN/バカとテストと召喚獣製作委員会 dアニメストアより引用

    「バカとテストと召喚獣」はラノベ原作のギャグアニメです

    ただ、ラノベ原作だということを感じさせないくらいの豪快なギャグが目立ちます

    ギャグを入れることが難しく、漫画原作やオリジナルアニメと比べてもギャグの少ない媒体ですが、この作品は面白いストーリーを実現しています

    そのため、漫画原作とは少し違う、ベクトルの違うギャグを楽しむことができました

    作画に関しても特徴的で、一枚絵をデジタル処理によって動かしている表現や、影を漫画のトーンのような風潮で表現するなど、独特の世界観が感じられる作品でした

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  • 「約束のネバーランド」

    約束のネバーランド_1
    ©白井カイウ・出水ぽすか/集英社・約束のネバーランド製作委員会 dアニメストより引用

    約束のネバーランドは、漫画原作のアニメです

    一見平凡そうな舞台ですが、実は違います。何も知らない子供たちの背後で悲惨なことが行われていました

    このアニメはストーリーに社会批判のようなものを感じられる作品です

    「まどマギ」と同じようなメッセージですが、家畜という存在に対して疑問を投げかけているような気がします

    そういったメッセージが緊迫したストーリー展開と頭脳戦によって、面白く見れる作品になっています

    また、悪人か善人かの判断が難しいのもこの作品の特徴です

    この作品は誰しもが楽しめる作品だと感じます

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  • 「エルフェンリート」

    エルフェンリート_1
    ©岡本倫/集英社・VAP・GENCO dアニメストアより引用

    とにかくグロいアニメです。その中に切なさを感じました

    血が飛び散ったり、内臓が飛び散ったり、四肢がもげたりが当たり前のアニメです

    ただ、そういった中で、主人公の周りではグロ要素はなく、一見穏やかでつつましい日常展開が送られていきます

    そのような暖かい一面と、ヒロインを含むディクロニウスと呼ばれる人種が送る悲惨な人生とのギャップが面白いアニメです

    OPとEDについても良く、特にEDの「LILIUM」讃美歌調の音楽で、海外を中心に高い人気があります

    アニソンの枠を超えた数少ない曲です。また、ラテン語で歌われているという、世界的に見ても珍しい貴重な曲のようです

    このアニメは僕をアニオタにしたきっかけの作品でもあります

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  • 「響け!ユーフォニアム」

    響け!ユーフォニアム_1
    ©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会 dアニメストアより引用

    リアルと萌を兼ね備えた秀逸な絵柄で、青春物語を表現した。京アニの良さを感じられる作品です

    絵柄は京アニらしいクオリティの高さや、正確な楽器の描写や。細かい背景描写など、劇場版としてでも通用するレベルの作品でした

    現代アニメは3DCGの使い方が未熟だったりして、セル画アニメと比べても張りぼてっぽい印象を持ちますが、このアニメの絵柄は現代アニメのゴールに位置している気がします

    3DCGや手書きの作画も含め、すべてにおいて絵柄の壁がなく、同じ一枚のフィールドに配置されている。キャラが背景から浮くことがない。そういった完成度の高さがうかがえます

    ストーリーに関しても、日常アニメとして楽しめるもので、主人公の性格や生き方。登場人物との接し方や性格など、個性あふれるキャラクターが登場し、一つの夢に向かっている姿が印象的でした

    京アニ×高校×音楽と言えば「けいおん!」ですが、それに対応するような名作です

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  • 「SHIROBAKO」

    SHIROBAKO_1
    ©「SHIROBAKO」製作委員会 dアニメストアより引用

    勉強になるアニメでした

    普段見ているアニメがどのようなプロセスで完成されるのか、どんな人たちが活躍しているのか、それを知ることのできるアニメです

    アニメ初心者の方ももちろんですが、アニメについてある程度の知識を持っている方が見るとさらに楽しめる作品かもしれません。実在する有名な方っぽい登場人物が出てきたりします

    また、このアニメ作品を見てからは、ほかのアニメ作品のスタッフロールウィキペディアを見るのも楽しくなります

    “監督とはこういう仕事で、だからここの演出は監督の〇〇さんがよかった。じゃあこの人のほかの作品も見てみよう”

    だとか、

    アニメをただ楽しんでみるのではなく、制作会社や監督など、人員の趣味も味わいながら見れるようになります

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  • 「マギ」

    マギ_1

    この作品の良さは雰囲気にあります

    異世界系の作品は多くありますが、その多くが西洋風の街並みをバックにした物語展開のように感じられます

    ただ、このアニメは違いました

    舞台は定まっておらず、多種多様な建築様式、デザインが登場し、独特な世界観があります

    また、その中でも主となっているのはアラビアンな雰囲気の街並みで、実際。この「マギ」自体。原案がアラビアンナイトとなっているようです

    アラジンやアリババ、モルジアナもその物語の登場人物です

    彼らの人間性もよく、ストーリーと登場人物がうまくマッチしている。違和感のない物語だという印象を持ちました

    また、時たま挟まれるバトルにもすべて理由があり、それと同時に、各々が正義を持ち合わせている、本物の悪者がいないような世界にストーリー的な楽しさと、社会的なメッセージを感じられる作品です

    曲に関しても、1期の後期エンディング「The Bravery」は世界観ととてもよくマッチしていて、作品の開放的なイメージとさわやかな正義感を引き立てる素晴らしい曲でした

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  • 「灰と幻想のグリムガル」

    灰と幻想のグリムガル_1
    ©2016 十文字青・オーバーラップ/灰と幻想のグリムガル製作委員会 dアニメストアより引用

    灰と幻想のグリムガルはラノベ原作のアニメです

    印象としては、ヒロインが決定的な一人に絞られているわけではなく、その点の珍しさを感じました

    見始めてから見終わるまで。ヒロイン候補が分かれると感じられます

    また、ストーリーとしても面白く、謎を抱えたままいきなり始まる物語に中盤の衝撃的な展開。なろう系に半分つかりながらも、他とは違う魅力があるストーリーでした

    そして、もちろんストーリーも面白いものなのですが……

    このアニメの評価すべき点は、なんといってもその作画にあります

    特に背景です

    ©2016 十文字青・オーバーラップ/灰と幻想のグリムガル製作委員会 dアニメストアより引用

    手書き感を活かしつつリアリティを守っている作風は今までのアニメにない新しい雰囲気を演出し、そして、視差効果をダイナミックに用いたカメラワークもかつてない革新性を感じられました

    ほかのアニメとは違う、新しいベクトルをもつ魅力があります

    曲に関しても良く、作品の乾いた雰囲気が感じられるような作品でした

    EDの水彩を活かしつつキャラを描く。原作イラストのようなタッチも見ものです

    なんだか見終わった後、彼らがまだ本当に異世界で生きているような……そんな感覚を味わえる。不思議な親近感のある作品でした

    同時期に放送された「リゼロ」や「このすば」などに押されて隠れ気味のアニメですが……おすすめです

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  • 「機動警察パトレイバー2 The Movie」

    機動警察パトレイバー2 The Movie_1

    機動警察パトレイバー2 The Movieは、機動警察パトレイバーシリーズの劇場版第2弾です

    第一弾よりも第二弾のほうが個人的に好きなので、こっちをレビューします

    ストーリーとしては、全シリーズ同様。レイバーを軸とした展開……というわけではなく、レイバーが主役というよりはその周りの人たちが主役。という印象が比較的強い作品でした

    実際にレイバーが活躍するシーンは序盤と終盤のわずかな時間しかなく、ほとんどがその周りの人間に関するストーリーです

    その描写はリアルで、航空防御システムのハッキングシーンなど、手に汗握る展開を楽しめる作品でした

    また、この作品は攻殻機動隊シリーズでおなじみの押井守監督が携わっている作品です

    「天使のたまご」での失敗後ということもあり、この作品からは押井監督特有の社会風刺を含む皮肉じみた表現が少ないようにも感じられますが……それを踏まえても。緊張感ある展開は押井監督らしさを感じられました

    作画に関しても。劇場版ということで非常に綿密で、最近のデジタル作画にはない。セルがならではの持ち味を評価できる作品です

    ……おすすめです!

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  • 「王立宇宙軍 オネアミスの翼」

    王立宇宙軍 オネアミスの翼_1
    ©BANDAI VISUAL/GAINAX dアニメストアより引用

    「王立宇宙軍 オネアミスの翼」は劇場版のアニメ作品です

    庵野秀明が作画にかかわったアニメとしても有名で、彼の持ち味である爆発の描写やメカの描写など、面影が見え隠れしています

    また、映画終盤の打ち上げシーンの氷の描写はこの映画を象徴するシーンとなっていて、1つ1つ手描きして表現された演出は今でも各所で話題に上がっています

    この作品はストーリーというよりはその世界観にこそ価値があると感じていて、西洋でも東洋でもない。東南アジアでもアフリカでも南米でもない。独特な建築様式を持つ街が舞台となっています

    登場人物の人種に関しても、西洋風の顔立ちっぽい一面を持ちながらも日本人のようないでたちを感じられました

    ただ、顔は日本人なのに、着ている服装は日本のものではありません。それをコスプレ感なく着せてしまう衣装デザイン、背景デザイン、プロダクトデザインは素晴らしいと思いました

    このアニメはストーリーを楽しみたい人ではなく、世界観を楽しみたい。もしくは非日常を味わいたい。といった人に強くお勧めできる作品です

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  • 「ふしぎの海のナディア」

    ふしぎの海のナディア_1
    ©NHK・NEP dアニメストアより引用

    「ふしぎの海のナディア」は、海底二万マイルを原案としたアニメーション作品です

    エヴァシリーズで同じみの庵野秀明監督が初期に手掛けた作品でもあります

    このアニメでとにかく言えるのは、庵野監督の有能さと彼自身の趣味を堪能できる。

    ということです

    脚本は名義上、別の人になっているようですが、どうやら元の脚本は庵野監督によって改変され、最終的にはほとんど違う物語になっているようです

    その物語ですが、神話や伝説などがふんだんに盛り込まれ、知識のある人間はより深く楽しめる。庵野秀明らしいストーリーとなっています

    ノーチラス号をはじめとする機械描写もリアルかつ忠実でした

    また、この作品の少し後に公開されたエヴァンゲリオンシリーズとのつながりも一部では指摘されています

    庵野秀明作品を堪能したい人も、そうでない人も。誰もが楽しめる作品です

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  • 「ヨスガノソラ」

    注:ネタばれあり

    ヨスガノソラ_1
    (C)Sphere/奥木染町内会 dアニメストアより引用

    エロゲ原作アニメです

    ただ同時に、深く考察できる作品でした

    1クール12話のアニメで、ゲーム原作アニメらしく、3話で一区切りになっています

    最後は双子の妹、春日野穹ルートの物語ですが……、最後、2人は死んでもおかしくないような出来事に見舞われます

    そして、アニメでは何とか助かってそのまま駆け落ち……のような感じで終わるのですが、これに対し、視聴者の意見は分かれています

    2人は死んだのか、それとも助かったのか。どちらをとっても根拠のある描写が見られるためです

    個人的には2人は生物として兄妹の垣根を越えてほしいので死亡説を押していますが……、生きていてほしいという意見もあるようです

    また、このアニメ。OP、挿入歌、EDと、大変珍しい3曲での構成となっているのですが……、個人的には、OPの「比翼の羽根」が生存説、挿入歌の「ツナグキズナ」が死亡説を押しているように感じます

    なので、製作者側も。死んでいるのか助かったのか。それを決定的に判断できる描写は避け、2人がこの後どうなったかは見る人の想像次第……というのを狙っていたのではないでしょうか

    ……少なくとも言えることは、このアニメは神アニメだということです

    死亡説生存説が生まれるほど考察できるストーリー、そして、近親相愛というジャンルの抱える生物的限界も暗示し、東京都の不健全図書類等から除外された名誉あるエロゲを原作とするアニメです

    楽曲の完成度も高く、特に挿入歌の「ツナグキズナ」は2人のどこか闇を抱えた愛に呼応するような歌詞、歌声で、世界観にマッチしている。これぞアニソンというような歌でした

    おすすめです!

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  • 「映像研には手を出すな!」

    映像研には手を出すな!_1
    ©2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会 dアニメストアより引用

    とにかく雰囲気が独特なアニメでした

    湖の上に増改築を重ねつつ建てられた高校、ただ、作画には陰湿な空気はなく、ポップな色使いと構図でギャップを楽しめる作品でした

    また、生徒の人種が多様なところも独特でよかったです

    時々出てくるプロダクトデザインもセンスが光り、突っ込みどころがないくらいに現実に忠実なくせして、ちゃんと空想としての面白さも兼ね備えたデザインをしていた印象があります

    その魅せ方も面白く、視差効果を上手に使い、平面での設計図では終わらない面白さがありました

    アニメ版の最後の最後、長崎あたりが舞台のようですが、海面上昇で水没しかけている日本の様子がありました

    ということはやはり……、未来が舞台の物語のようですね

    このアニメは見ているときに感じましたが、現代のアニメ業界の縮図のような気がします

    プロデューサーとアニメーターの関係性、業界の小ネタ、問題点。クライアントとの関係、それらすべてが見え隠れしつつ進むストーリー。ユニークな作品です

    とにかくおすすめです!

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  • ラノベ原作アニメ、おすすめ10選!(ネタバレ無し)

    冴えない彼女の育てかた_1
    ©2015丸戸史明・深崎暮人・KADOKAWA富士見書房/冴えない製作委員会/ 画像引用元 dアニメストア

    ほとんどのアニメには“原作”というものがあります

    原作の無いオリジナルアニメでなければ、脚本となった元の媒体があるのです

    作品数として一番多いのがマンガ原作アニメ、それにラノベ、ゲーム、オリジナル……と続くわけです

    ……そして今回は、その中から、ラノベを原作としたアニメに焦点を当てておすすめを紹介します!

    ネタバレ無しです

    評価基準について

    一応、今回この記事を書くにあたり、評価基準とした項目について明かしておきます

    ※「そんなの関係ねぇ」という兄貴たちはここは飛ばしても大丈夫です

    まず評価項目に関してですが……、アニメには良いところがたくさんありますね

    “感動”、”萌え”、”作画”、”かっこよさ”、ギャグ”

    人それぞれ、「こういうアニメが好き」という好みはあるかと思います

    なので今回は、それらすべてがバランスよく含まれているアニメを厳選しました!

    エクセルで詳細に集計し、日々アニメの考察をしている筆者です

    視聴したアニメを評価項目ごとに10点満点で集計し、それらを独自の計算式によってジャンルごと100点満点にする。というのが趣味です()

    そんなアニオタ筆者が、おすすめできるアニメをここで紹介します!

    先ほどのエクセルの集計結果をもとに、筆者の趣味嗜好をできる限り取り除き、万人受けしそうなアニメを集めてみました

    凡例

    参考程度ですが、エクセルで集計した結果も合わせてまとめています

    ※話数は1話25分とし、劇場版も含めて集計しています

    ジャンルごとに点数が出ているので、そっちも参考にしてみるのもいいかもしれません

    ……それと、この記事でおすすめするのは純粋なアニオタとしてのおすすめアニメです

    企業案件だったりスポンサーだったりのそういった事情は無しで、アニオタとして純粋に面白いと思ったアニメを紹介しています

    なので、上からの変な圧力でおすすめアニメが変わる。と言ったことはありません

    そもそも上なんていません^^

    超純粋なおすすめです^^

    さくら荘のペットな彼女

    最初の作品は2012年に制作された「さくら荘のペットな彼女」

    作者は「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」の作者でもある鴨志田一です

    さくら荘のペットな彼女_1
    ©2012 鴨志田一/アスキー・メディアワークス/さくら荘製作委員会 / 画像引用元 dアニメストア

    ジャンルは“ラブコメ、ドラマ”

    これぞ青春!!!って感じの物語です

    エクセルでの集計

    そしてこの物語、ただの青春ラブコメではありません

    登場人物が恋をするだけではなく……、皆それぞれ、があるのです

    主な登場人物は、学園の問題児が集まる「さくら荘」に暮らす高校生、

    問題児として 一般寮から隔離(もしくは自己隔離)された彼らには多様な夢がありました

    才能故に溶け込めなかった過去、そして、卒業と夢と挫折と恋

    それらすべてが集積された物語です

    特に、夢を持つ人におすすめしたい作品です

    ちなみに、

    筆者は現にイラストレーターを目指して留年している人なので……、夢を追いかける高校生たちの姿に、終始涙していました(泣)

    涼宮ハルヒの憂鬱

    「涼宮ハルヒの憂鬱」は、2006年に1期、2009年に2期が放送された、谷川流の作品です

    「ハレ晴れユカイ」や、「God knows…」など、有名曲はアニメを見たことない人でも知っているのではないでしょうか

    涼宮ハルヒの憂鬱(2009年放送版)_1
    (c)2006 谷川 流・いとうのいぢ/SOS団 (c)2007,2008,2009 谷川 流・いとうのいぢ/SOS団 / 画像引用元 dアニメストア
    エクセルでの集計

    ジャンルについてですが……、基本的にこの作品は“ミステリー”を軸に構成されています

    が、しかし……、

    そこに“ギャグ”だったり、“萌え”だったり。そういったラブコメ要素も追加されているのがこのアニメの魅力です

    つまり、オールジャンルということです

    これだけ多くのジャンルが、喧嘩をせずに共生している。というところがこの作品の魅力ではないでしょうか

    故に、誰でもとっつきやすいアニメです

    さらに、”主人公の名前が不明”、”タイトルにヒロインの名前が入る数少ないラノベ”、”京アニ製作”などなど、

    他のアニメにはない特徴も魅力です

    魔のエンドレスエイト

    それとこのアニメ、“エンドレスエイト”という伝説の放送を世に送り出した迷アニメです

    おおむね批判されているこの”エンドレスエイト”。これがあるため一部ではおすすめされることのないこの作品です。

    確かに、全く同じ話が8回繰り返されるこの伝説はただ見るだけではつまらないかもしれません……、飛ばしたい人は飛ばしちゃってもいいかもしれません

    がしかし、

    注目してほしいのは、8回の放送で起用された作画監督が違う。という点です

    つまり、この8回は、“同じ脚本を違う人たちが表現したらどうなるか”を体現した、人類史の中でも無かった8回なのです

    これは、同人アニメではありません。

    日本最高峰の制作会社である京アニのスタッフが。プロのラノベ作家の脚本を用いて公共の電波を用いて8回も放送した。

    それが”エンドレスエイト”です

    ……と、エンドレスエイトを虐げる人がいたら教えてあげましょう

    盾の勇者の成り上がり

    「盾の勇者の成り上がり」は、アネコユサギのライトノベル作品で、2019年にアニメ化された、新しい作品です

    ジャンルはキービジュアルの通り、“異世界ファンタジー”です

    盾の勇者の成り上がり_1
    ©2019 アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員会 / 画像引用元 dアニメストア

    主人公が転生するところから物語が始まる典型的な“なろう系”で、実際。小説投稿サイト「小説家になろう」から生まれた生粋のなろう作品となっています

    が、しかし。

    この作品、大まかな展開はありふれた”なろう系”ですが、物語のクオリティが違います

    単に主人公が最強キャラになり、単にハーレムを作る。

    という流れに一部ではマンネリ化もしているこのジャンルですが、

    この作品に関しては、目立った強さも、目立ったハーレムもありません

    あるにはあるのですが……、主人公はむしろ異世界人に蔑まれていたり……、ハーレムに関してもそれを売りにしているような雰囲気はありません

    エクセルでの集計

    この作品の魅力……それは、“頭脳戦”“キャラのリアルさ”にあります

    今までのなろう系に無かったものがある……、これまでのなろう系パワーアップさせたような作品です

    なろう系を見たことがない人にも、なろう系が好きな人も、嫌いな人も。

    “なろう系”の垣根を越えておすすめできる作品です

    バカとテストと召喚獣

    「バカとテストと召喚獣」は、ライトノベル作家、井上堅二の作品です

    あの、飲酒量がケタ外れのアニメ、「ぐらんぶる」の脚本も書いていた方です

    バカとテストと召喚獣_1
    (C)2010 Kenji Inoue/PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION ENTERBRAIN/バカとテストと召喚獣製作委員会 / 画像引用元 dアニメストア

    そして、この作品の良さ、それは …………

    なんといっても”ギャグの面白さ”にあります

    というのも、ラノベ原作のアニメはギャグに弱い傾向があるのです

    文脈でしかストーリーを伝えられないラノベにおいて、”面白いギャグを書く”。ということはそれだけでも難しいことです

    ただ……、

    この作品はそんなラノベという媒体だとは思えないほどに、ギャグに溢れています

    ビジュアルではなく、文面で笑わせてくるギャグ、

    ということを意識しながら見てみると、また面白いかもしれません

    中二病でも恋がしたい!

    中二病でも恋がしたい!_1
    (C)虎虎/京都アニメーション/中二病でも製作委員会 / 画像引用元 dアニメストア

    「中二病でも恋がしたい!」は、性別や年齢、全てが謎に包まれた作家、虎虎さんが原作の作品です

    このアニメの魅力は、“作画”にあります

    製作会社が京アニという時点でもうすでに、神作画の予感がしますね

    背景とキャラの干渉、京アニならではの美しい背景。など、

    作画で目立つことの少ないラノベ原作アニメの中ではトップクラスの作画の良さです

    また、ストーリー面においても、住んでいる家が団地だったり、中二病という不治の病だったり……、

    京アニの細かい作画も相まって、大変没入感のある作品になっています

    やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

    やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。_1
    ©2013 渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。 / 画像引用元 dアニメストア

    やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」は、渡航によるライトノベル作品、

    「俺ガイル」という略称で呼ばれることが多いかもしれません

    ジャンルはタイトルの通り、“ラブコメ”です

    ストーリーは”典型的な恋愛物語”を軸に、様々なジャンルが合わさっています

    そしてこの作品もラノベ原作らしく、静かなギャグが光るアニメです

    「病気かな 病気じゃないよ 病気だよ (病気)」という、有名なセリフもこの作品から生まれました

    そういったラノベ特有の面白さを横目に、質の高いラブコメが繰り広げられます

    変にウェイするのではなく、静かにウェイする感じです(?)

    またこのアニメ、全オープニングやなぎなぎが歌っています

    “ユキトキ”、”春擬き”など、有名な曲があるのもこの作品の魅力です

    キノの旅

    キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series_1
    ©2017 時雨沢恵一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/キノの旅の会 / 画像引用元 dアニメストア

    「キノの旅」は時雨沢恵一のライトノベル原作のアニメです

    SAOのガンゲイルの著者でもあります

    ジャンルは“ファンタジー”です

    ファンタジーといっても、何かとバトルしまくったりするわけでもなく……、タイトルにある通り、をする物語です

    いくつもの街をバイクで旅をする。というのが物語の趣旨ですが……、それらの街の設定にはどこかしら、社会風刺のようなものが見て取れます

    現実の問題を皮肉っているような……、それをキノが目撃する。

    というのがこの作品の大きな流れです

    誰かとドンパチやる系が好きな方向けではないかもしれません

    が、

    なんだか見終わった後、考えさせられることもあります

    夜に見るとよく眠れるアニメかもしれません

    転生したらスライムだった件

    転生したらスライムだった件_1
    ©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会 / 画像引用元 dアニメストア

    「転生したらスライムだった件」は、“転スラ”の愛称で話題になりました

    ジャンルは“ファンタジー”、そしてなろう系です

    なろう系は世に溢れていますが……、このアニメは一味違います。ただのなろう系ではありません

    主人公が人間ではなく ……、 スライムです

    これまでの異世界系アニメには無かった設定ですね

    そして、そんな変な設定を、見事に面白い物語にしています

    スライムならではのエピソード、スライムという点以外は本当に一般的ななろう系なのに、面白い作品に仕上がっています

    おすすめです^^

    俺を好きなのはお前だけかよ

    「俺を好きなのはお前だけかよ」 は駱駝のライトノベル作品です

    2019年にアニメ化という、比較的新しい作品で、キャラデザやタイトルもラノベぽさが漂う作品です

    俺を好きなのはお前だけかよ_1
    ©2018 駱駝/KADOKAWA/「俺好き」製作委員会 / 画像引用元 dアニメストア

    タイトルからにじみ出ている通り、ジャンルは“ラブコメ ”

    タイトルも作画クオリティもキャラデザも。最近のラノベ原作アニメっぽさ漂うアニメですが……

    ただ、登場人物たちの人格はご都合主義の真逆を行く、超リアル人格です

    惜しげもなくズルいところを見せ、賢く振舞っています

    現実の人間と同じく、登場人物が聖人ではないのです

    そう言った点が、キャラに共感を持たせ、魅力ある物語にしている。と感じます

    ただ……この作品のジャンルはラブコメです

    ラブコメと言ったら……、心身ともにきれいな人たちがたくさん出てくる物語ですね

    そうでないと、なんだかドロドロして後味悪い物語になってしまうのですが……この作品は見事にそう言ったところを回避しています

    人としての汚さを隠さず、リアルにキャラに落とし込んだストーリ、見ていて楽しい物でした

    また、オープニング曲 「パパパ」 もおすすめです

    とらドラ!

    とらドラ!_1
    ©竹宮ゆゆこ/アスキー・メディアワークス/「とらドラ!」製作委員会 / 画像引用元 dアニメストア

    「とらドラ!」は、竹宮ゆゆこのライトノベルを原作とし、2008年に放送されたアニメです

    ジャンルはこれまた“ラブコメ”

    そして、先の”俺好き”や、”さくら荘のペットな彼女”と似ている部分がある気がします

    さくら荘の”夢”要素を、”学校生活”要素に置き換え、俺好きと足し合わせて2で割ったような作品です

    こちらの作品も登場人物に命があります。最近のラノベではなんだか挙動が良くわからない、ストーリーに動かされる受動的なキャラが多い気がしますが……、この作品のキャラは感情によって動く、彼らがストーリーを動かす。能動的なキャラが多い気がしました

    そして、ネタバレになるため、詳しくは語れませんが……、後半の展開も

    おすすめです!

    まとめ

    ラノベ原作の中で、おすすめのアニメを10作品、紹介してみました

    いかがだったでしょうか

    ラノベ原作は他の原作アニメに比べても、ジャンルの幅が狭いのが特徴の一つです

    故にこのページで紹介する作品も、なろう系が多めになってしましました……、が、

    ラノベにはマンガ、ゲーム原作にはない、面白さもあります

    「病気かな……」がいい例です

    そういった、文章特有の面白さ、そう言うものを楽しめるのがラノベ原作アニメの魅力です

    今回の記事を読んで、面白そうなアニメがあったら是非、正規のルートで見てみてください!

    違法視聴はいけませんよ、モノはお金で買う。等価交換。これは当たり前です

    というわけで……以上です

    ありがとうございました

    ラノベ原作アニメについて、解説中です!

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  • 【アニメ】原作を予想しながらアニメを見ると楽しい : ②マンガ篇

    マンガ原作アニメの特徴

    鋼の錬金術師_1
    ©荒川弘/スクウェアエニックス・毎日放送・アニプレックス・ボンズ・電通2003 / 画像引用元 dアニメストア

    マンガを原作とするアニメ作品には、以下のような傾向がある気がします

    • タイトルに人名が入る
    • タイトルがわかりにくい
    • キャラデザと絵柄が個性的
    • ギャグに勢いがある
    • ショートアニメになる

    それぞれ見てみましょう

    タイトルに人名が入る

    マンガのタイトルには人の名前が入るものが多い……というわけではありません

    そもそも、人名が入るタイトルの作品は元から少数です

    目分量ではありますが……、ラノベはだいたい、30作品に1作品くらいの割合で、人の名前が入ったタイトルになっている気がします

    「キノの旅」や「這いよれ! ニャル子さん」。「涼宮ハルヒの憂鬱」など

    そして、ゲーム原作もそんな感じの割合です。オリジナルアニメでは少し増える印象がありますが……、それでも、10作品に1作品あるかないかくらいの割合のように思えます

    それに対し、マンガの方は……5作品に1作品くらいある気がします

    つまり、依然として割合は低いものの、マンガは他のジャンルに比べても、人名がタイトルになる可能性が高い

    というわけです

    それに、マンガは元々。アニメ化作品数が多いジャンルです

    つまり、”人名が入るタイトルのアニメはマンガ原作を疑え”

    いうことです

    ひとまず、マンガ原作アニメのうち、人名が入るタイトルを挙げてみました

    アカメが斬る!
    ありすorありす
    さんかれあ
    琴浦さん
    撲殺天使ドクロちゃん
    森田さんは無口
    かぐや様は告らせたい
    侵略!イカ娘
    カードキャプターさくら

    これ以外にも書き切れないほど、たくさんの作品があります

    また、ここには挙げていませんが、「クレヨンしんちゃん」「ドラえもん」「ちびまるこちゃん」「サザエさん」「名探偵コナン」 「NARUTO」「ルパン3世」などなど、

    マンガ原作の国民的アニメも皆総じて、人名がタイトルになっています

    「AKIRA」も一応、登場人物の名前と言えるかもしれません

    でもなぜこうなるのか、

    これに関してはあまり確信を持って言えることではありませんが、

    マンガを描く人は、物語を主人公などの登場人物から広げていく形で作る。

    という気がします

    対してラノベを書く人は、物語をプロット。すなわちストーリ ー から作っていく気がします

    わかりやすく言うならば、登場人物からストーリーを作るか、ストーリーから登場人物を作るか

    の違いです

    なので、物語ができる前からキャラの印象が強く作家に根付いている。だからタイトルにもキャラの名前が入る。ということではないでしょうか

    ただ、これに関しては作家ごとに違う気もしますし……、かといって、他の仮説はありません……、

    今後も研究が必要です。マンガでも描いてマンガ家の気持ちになってみようかと思います

    タイトルがわかりにくい

    前項と少し似ています

    わかりにくい……というのは比較的。ということです

    もちろん悪いことではありません

    展開が読めない分、物語の面白みが増すことでしょう

    俺の妹はこんなにかわいいわけがない
    やはり俺の青春ラブコメは間違っている
    異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術
    ロクでなし魔術講師と禁忌教典
    デスマーチからはじまる異世界狂想曲 

    とりあえず、ラノベっぽいと感じるラノベのタイトルを挙げてみました

    ……続いて、マンガの中でもわかりにくいと感じるタイトルを抜粋してみます

    ゆゆ式
    きんいろモザイク
    あずまんが大王
    かんなぎ
    ポプテピピック
    キルミーベイベー

    わかりにくいですね

    あくまで一例ではありますが、ラノベは非常にわかりやすいタイトルなのに対し、マンガの方はよくわかりません

    ※ラノベのタイトルについてはラノベ篇にて解説してます

    ……おそらく、上に挙げたマンガを読んだことがある人は思うかもしれません

    「いやいや、このタイトルはこういう意味なんだよ」

    と、

    ただ、それはあくまで読んだ後にわかることであって、初見では「きんいろモザイクってなんだ??」となるわけです

    「ポプテピピック」に至っては、初見も既読者も問わず、です

    そのタイトルの意味を知る者はいるのでしょうか、作者さえも知らない。かもしれません

    ……例外はさておき。

    これが、マンガの特徴であり、マンガ原作アニメの特徴です

    でも、なぜこうなるのか

    理由として考えられるのは表紙の情報量の多さ。だと思います

    まず、普通の文学小説の表紙とマンガの表紙。何が違うのか。を見ていきます

    わかりやすさが全然違うのです

    マンガ、「月刊少女野崎くん」は、カオスフィールドみたいなタイトルを、表紙の情報で補う。というような関係性が見て取れます

    対してもう一方の「火花」。

    おそらく、表紙を見て物語のあらすじを察する人は皆無に等しいでしょう

    少なくとも、両者を比較したとき

    わかりやすいのは左側の「月刊少女野崎くん」となるはずです

    ……これこそが、マンガのタイトルがわかりにくくなる所以。なのではないでしょうか

    つまり、

    マンガはタイトルだけではなく、表紙でも魅せる

    ということです

    ポプテピピック_1
    ©2018 大川ぶくぶ/竹書房・キングレコード / 画像引用元 dアニメストア

    そして、それがアニメ化されたとき、よくわからないタイトルのまま世に送り出される

    ということです

    ただ、一つ思うのが、現代の物語のタイトルはこうであるべき。なのかもしれません

    昔からある物語、「羅生門」や「東海道中膝栗毛」などを考えてみてください

    ある程度は予想できるが、全ては予想できないタイトル。が古来のタイトルであって……、マンガやラノベはそこを起点に、別の方向に進化した物語。と言える気がします

    「羅生門」や「東海道中膝栗毛」 の時代とは違い、現代の作品は表紙や挿絵も魅力の一つ。と言えるのではないでしょうか

    自分がイラストレーターだからそんなことを言っているだけかもしれませんが、

    キャラデザと絵柄が個性的

    これも、マンガ原作アニメで見られることです

    キャラの見た目が個性的だったらマンガ原作を疑え!!!

    ということです

    ……特に、髪型目の描き方。に違いがあります

    髪の場合

    瀬戸の花嫁_1
    (C) 2007 木村太彦/スクウェアエニックス・瀬戸内魚類協同組合 / 画像引用元 dアニメストア

    例えばこの作品。「瀬戸の花嫁」が挙げられます

    左側がこの作品のメインヒロイン、さんちゃんです

    そして右側がサブヒロイン、ルナちゃんです

    ※どちらがメインヒロインかは諸説あります

    あなたはどっち派でしょうか? ちなみに僕はさんちゃん派です(聞いてない)

    この2人に関して、見てもらいたいのはやはり、髪型です

    お二人とも、個性のある髪型をしています

    現実では再現しにくいのです。これが、マンガ系物語の登場人物の特徴の一つです

    なぜこうなるのか……マンガの紙面を想像してみてください

    権利上の関係で、マンガ家さんたちのツイートを埋め込んでいます

    多くの場合、マンガは簡単な線塗りだけです

    表紙は少し描きこんでいるかもしれませんが、キャラデザは変わりませんね

    ……対してラノベのキャラの場合です。キャラデザを実際に形にするのは作者ではなくイラストレーターです

    イラストレーターは表紙を描きます。表紙にキャラのデザインが出るのです

    なので表紙を見てみてください

    この通りです。

    2つの何が違うかというと、絵のリアリティが違うのです

    そもそも、色がついているというのもありますし、線の数も違います

    それもそのはず……ラノベは、絵の数がマンガと比べても圧倒的に少ないですね

    なので、ラノベの絵はマンガに比べ、描き込みが多くなるわけです

    それはそれでいいことなのですが、そうすると起こってくるのが、どうしてもキャラデザが現実から抜け出せなくなる

    ということです

    リアルに描き込むのなら、リアルで再現できない髪型では不都合です

    これこそがラノベキャラの髪型個性が少ない理由。そして、マンガ原作キャラの髪型の個性が強い理由。

    ではないでしょうか

    そして……、マンガ原作アニメはにも個性が出ます

    鬼滅の刃_第七話_2
    ©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable   / 画像引用元 dアニメストア
    ©2016 コトヤマ・小学館/シカダ駄菓子   / 画像引用元 dアニメストア

    両方とも、マンガ原作のアニメです

    前者の「鬼滅の刃」のように、目の真ん中に白を入れるのも漫画に見られる表現です(クレしん、ワンピースなど)

    白黒で表現することが多いマンガならではの表現方法ではないでしょうか

    それに、後者の「だがしかし」ほたるちゃんのように、目の中に線がたくさん入っていたりもします

    マンガはラノベとは違い、絵でも魅せるコンテンツです

    そんな絵が、他のマンガと似ていたら。読者から見たら印象の浅い作品になってしまいます

    なので、マンガ家は他のマンガとは違う絵柄。独自の持ち味のある絵を目指す。そして、キャラの印象を大きく決める“目”で個性を発揮する

    というわけです

    そして、そんな原作の個性をアニメ化する際に引き継ぎ、結果的にアニメでも個性の強い目になっている

    と考えられます

    また、こんな例もあります

    これは、マンガ原作アニメ、「マギ」のキャラデザです

    そしてやはり、このアニメも、キャラデザにマンガ感を感じることのできる作品です

    “目”に注目してください

    すべて同じ作品。というのを疑いたくなるくらいに個性がありますね

    最上段の左側、私的推しキャラのモルジアナちゃんも、上まつ毛が特徴的です

    キャラによってハイライトがあったりなかったり、まつ毛の形が違ったり……

    皆それぞれ、違う目を持っています

    このアニメは特に、他と比べても目の個性が強い気がしますが、

    こういった“目の個性”と、“髪型の個性”

    それらを含めた“キャラデザの個性”

    そう言ったものが色濃く出ている作品はマンガ原作である可能性がある

    ということです

    ギャグに勢いがある

    ギャグの勢いはマンガ原作アニメならではです

    「このすば」や、「バカテス」のように、ラノベ原作でもギャグに勢いがあるものがありますが、

    しかし、ラノベ原作の物語では多くの場合、”静かに笑わせるギャグ”、”ビジュアルではなく、文面が面白いギャグ”が台頭します

    対してマンガの場合は……、

    ©空知英秋/集英社・テレビ東京・電通・BNP / 画像引用元 dアニメストア

    これです

    ©空知英秋/集英社・テレビ東京・電通・BNP / 画像引用元 dアニメストア

    そしてこれです

    おもしろいですね

    「銀魂」での例です

    この例の場合、ギャグというよりも布石のような表現でしたが、どちらにせよこういった表現はラノベ原作等にはあまり見られません

    そういう、“ビジュアルで笑わせてくるギャグ”というものが頻発するアニメ……

    というのはマンガ原作である可能性が高いのです

    ショートアニメになる

    “マンガはショートアニメになりやすい”というわけではなく、“ショートアニメならマンガ原作”みたいな傾向があるということです

    踏切時間
    あっくんとカノジョ
    アニメで分かる心療内科
    おとなの防具屋さん

    ラノベ篇のとき、”ラノベとショートアニメは物語的相性が悪い”という件について書いてみましたが……、マンガは逆です

    ” マンガとショートアニメは物語的相性が良い”

    と言えます

    例えば、マンガには“4コマ漫画”というジャンルがありますね

    あれをそのまま映像化したものがショートアニメではないでしょうか

    マンガというものは物語を短くするのが得意な媒体です

    マンガは文字だけでは伝わらない暖かさ、緩さ、萌え、ギャグ。

    そう言ったものを伝えられるからこそ、4コマという短い形式でも成立する、そしてそれは映像化した後、ショートアニメとして出現する

    ということではないでしょうか

    まとめ

    いかがだったでしょうか

    マンガ原作のアニメを一言で表すなら、

    ギャグ、青春、恋、ショートアニメ + 勢い

    です

    要するに元気のある作品。ということです

    ただ、マンガとはラノベ以上に、幅の広いジャンルです

    日常萌えに特化したきらら系、きらら過激派の一角を担うキルミーベイベー。エログロのエルフェンリート、ギャグのボボボーボ・ボーボボ。謎に満ちたポプテピ。

    すべて同じ、”マンガ”として産声を上げた作品たちです

    故に、幾分予想しにくい点はあるかもしれません

    ただ、今回解説したとおり、物語は原作媒体によって違うものになります

    そう言ったものを考察し、より深く物語に入り込む……ということを続けていると、アニメを見ただけで”原作”、”製作年度”、”製作会社”がなんとなくわかるようになってきます

    他の原作の特徴も解説予定です!

    需要がありそうだったらたぶん書きます

    解説記事があったら飛びます、(無かったら飛びません)

    よろしければ覗いてみてください

    スペシャルサンクス

    この記事で使用した画像はほぼ、dアニメ様からお借りしました

    日頃の感謝も込めつつ、恐縮ながら今回も勝手に宣伝させていただきます

    dアニメ、超絶おすすめです!

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    dアニメは酸素です

    生存に不可欠な……酸素です

    以上です。

    ありがとうございました

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  • 【アニメ】原作を予想しながらアニメを見ると楽しい : ①ラノベ篇

    アニメはただ見るだけでも楽しいですね

    ただ、もっとアニメを楽しむ方法がある……

    と自分は思います

    今回はそんな楽しみ方の紹介と、ラノベ原作アニメの法則について、紹介します

    ラノベ原作アニメの特徴

    さくら荘のペットな彼女_1
    ©2012 鴨志田一/アスキー・メディアワークス/さくら荘製作委員会 / 画像引用元 dアニメストア

    ラノベとは

    純文学とは違う、萌えやバトルなど、サブカル要素を取り入れた、若者向けのコンテンツになります

    ……そんなラノベを原作としたアニメには以下の傾向があります

    • タイトルがラノベっぽい
    • 主人公の周りのみでストーリーが展開しがち
    • 最近の作品が多い
    • ショートアニメにはならない
    • ビジュアルで笑わせるギャグが少ない

    それぞれ見てみましょう

    タイトルがラノベっぽい

    試しに、ラノベっぽいタイトルを並べてみました

    俺の妹はこんなにかわいいわけがない 
    やはり俺の青春ラブコメは間違っている 
    さくら荘のペットな彼女 ←(おすすめ
    異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術
    ロクでなし魔術講師と禁忌教典
    デスマーチからはじまる異世界狂想曲

    長い。そして独特ですね

    理由として考えられるのは……、ネットで小説を簡単に投稿、読めるようになったこと、

    だと思います

    「小説家になろう」などのサイトですね

    そう言ったサイトが普及したおかげで、作家ではない人、素人が気軽に小説を投稿し、人に読んでもらうことが出来るようになりました

    もちろんよいことです。若者がこれだけ自発的に文学に触れる国はなかなかないと思います

    ただ、一つ問題が発生しました。

    それが……

    表紙が用意できない問題

    です

    当然ですが、表紙を描いてもらうにはお金がかかります。ただ、ネットに投稿している彼らにとって、表紙は必須ではありません

    それどころか、サイトによっては表紙や挿絵も入れられないケースもあります

    出版され物理的実体がある本は、表紙がトレードマークとなっていますね

    「この作品はこういう作品だよ!」というものがわかるものです

    ただ、それがないネット上の小説の場合、何でアピールするか。

    それが……

    ((((((((((タイトル !!! ))))))))))

    となるわけです

    つまり、 「この作品はこういう作品だよ!」 というのをタイトルで表現するようになったのです

    と、ここに「異世界はスマートフォンとともに」という作品がありますね……

    ©2007 冬原パトラ・ホビージャパン/ブリュンヒルド公国 / 画像引用元 dアニメストア

    よく、”なろう系”と評されるものです

    個人的には結構好きです

    この 「異世界はスマートフォンとともに」 も、小説サイト出身の作品です

    数々のタイトルが並ぶ中、 「異世界はスマートフォンとともに」 というタイトルでどういう作品か、大体予想できます

    そういう、わかりやすいタイトル。あらすじのようなタイトル。

    そういったものが伸びやすいからこそ、こういったタイトルが増えたのではないか、

    と考えます

    主人公の周りのみでストーリーが展開しがち

    これもラノベ原作のアニメ作品にありがちなことです

    主人公の見ていない場面ではストーリー上、重大なことが起こらない

    という特徴がある気がします

    つまり、”主人公のいないところで真犯人が暴かれた”だったり、”主人公がいないところで新キャラが登場した”だとか、そう言ったことが無いということです

    典型的な例として、「涼宮ハルヒの憂鬱」があるでしょう

    涼宮ハルヒの憂鬱(2009年放送版)_1
    © 2006 谷川 流・いとうのいぢ/SOS団 (c)2007,2008,2009 谷川 流・いとうのいぢ/SOS団 / 画像引用元 dアニメストア

    ちなみに僕は鶴屋さん主義です

    この作品。必ずと言っていいほど……主人公であるキョン君の周りでしか事が進みません

    原作を読んだことがある方はわかるかと思います。口達者なキョン君の印象が強いのはそのためではないでしょうか

    キョン君が達弁な実況をし、話が初めて進むのです。

    裏を返せば……、キョン君が見ていないと物語が進まないのです

    これが、ラノベ原作アニメのストーリーが主人公の周りでしか進まない理由です

    つまり、文章が一人称だから

    というわけです

    ラノベの物語は、マンガとは違い、人物の区別がつきにくいですね

    絵が無いのだから当たり前です

    そのため、物語上重要である主人公が語り手となります

    たまに、一時的に語り手がヒロインになったりする作品もありますが……それも少数派です

    多くの場合、読者の混乱を避けるためにも、語り手を”俺”だったり”僕”に統一するのです

    ただ、言うまでもなく、語り手になるには目撃をしないといけません。

    なので、必然的に、主人公の周りでしかイベントが起こらない。というわけです

    ただ……、これに関しては決定的な判断基準とはなりません

    ラノベの原作をアニメ化するとき、話が改変されて放送されることがしばしばあります

    そうして改変するときにあえて、主人公がいない場面でも物語を進める

    といった改変がされる場合もあります

    なので、この判断基準は外れることも……たまにあります

    最近の作品が多い

    これは簡単かもしれません

    ライトノベルというジャンル自体が最近発展したジャンルだということです

    先ほどのハルヒも、出版されたのは2003年です

    なんだか懐かしい雰囲気が漂う「ゼロの使い魔」も、2004年です

    それほど、ライトノベルは最近できたジャンルということ……、一方でマンガは大昔からありました。

    「AKIRA」は1982年から連載開始です

    サザエさんに至っては1946年です。昭和21年です

    それに比べるとラノベは……ということです

    つまり、2000年以前の作品だったらほぼラノベ原作はない

    あったとしても数は少ない

    ということになります

    ショートアニメにはならない

    ライトノベルは驚くほどに、ショートアニメにはなりません

    ショートアニメとは、短い枠のアニメです

    下に、ショートアニメの例を挙げましたが、これらすべて、ラノベ以外が原作です

    ヘタリア Axis Powers
    ノラと皇女と野良猫ハート ←(おすすめ
    てーきゅう
    なんでここに先生が!?

    普通のアニメが30分枠なのに対し、ショートアニメは本編が3分だったり5分だったり……、短いです

    ではなぜ、そんなショートアニメにラノベ原作がほぼないのか

    その理由は、ショートアニメとラノベの物語的相性の悪さにあると考えます

    まず、ショートアニメというだけあって1話が短いです。そんな枠で放送するお話です

    想像すればわかるかもしれませんが……、そんな短い枠ではバトルやサスペンス、推理はできません

    なので、ショートアニメは原作が萌え、ギャグを兼ね備えた、サスペンスやバトルの無い。軽快なストーリー媒体である必要があるわけです

    この時点でもう、ラノベの苦手分野がショートアニメの得意分野という事態に陥っています

    さらに、ラノベはとてもか弱いコンテンツです。文字とわずかな挿絵でしか話を伝えられません

    なので、読者が混乱するような”場面の転換”、”時系列の転換”は少なめです

    つまり、3分5分という短い枠の中で勢いよく進める物語とは相性が悪いのです

    事実。数々のショートアニメを見てきましたが、ラノベ原作のショートアニメは1本も見たことがありません

    「異世界かるてっと」という、異世界系ラノベ作品の登場人物たちが集結するショートアニメがありますが、あれも、脚本はラノベとほぼ関係がありません

    ラノベとショートアニメは相性が悪いのです

    ビジュアルで笑わせるギャグが少ない

    ラノベ原作アニメはビジュアルでは笑わせてきません

    変な格好をしたり、変な動きをしたり……そう言ったギャグはないのです

    ……まぁ、当然かもしれません

    ラノベは文章です

    文章媒体でビジュアル的なギャグは伝えることが出来ないわけです

    なのでその代わりに、読むだけで面白い。文面が面白い。

    そんなギャグが発展しました

    やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続_1
    ©2015 渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続 / 画像引用元 dアニメストア

    例えば、「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の2期に、有名なセリフがありますね

    病気かな? 病気じゃないよ 病気だよ (病気)

    比企谷八幡

    八幡が心の中で言い放ったシュールなギャグです

    変なポーズで言ったわけでもありません。普通の服装で、普通のファミレスで生まれた言葉です

    つまり、このギャグは服でもポーズでもない、ビジュアルで笑わせようとするものではないということです

    これこそが、ラノベ原作アニメ特有の、“文章で笑わせてくるギャグ”です

    ……他にも、こんな例があります

    サンタクロースをいつまで信じていたかなんてことはたわいもない世間話にもならないくらいのどうでもいいような話だが、それでも俺がいつまでサンタなどという想像上の赤服じーさんを信じていたかというとこれは確信を持って言えるが最初から信じてなどいなかった

    谷川 流 (2003) 涼宮ハルヒの憂鬱 角川スニーカー文庫

    またハルヒの例です

    これは原作のプロローグの一番最初、本当に最初の文章です

    たしかアニメ版もこれを音読して始まっていた気がします

    やはり、谷川さんの文章は妙に引き付けられるものがありますね

    小説の最初の一文から、特に面白いギャグを言っているわけでもないのに、なぜだか面白い文章になっています

    こういうものが”文面で笑わせてくるギャグ”なのではないでしょうか

    現実に例えるならば……、“真顔でしても面白いギャグ”と、“そうではないギャグ”の違いです

    俺ガイルの例も、ハルヒの冒頭の文面も。普通の人間が真顔で音読するだけで面白さが伝わります

    そして、こういう類のギャグで構成されるアニメはラノベ原作の可能性がある

    ということです

    ラノベ作家は妹が大好きですね

    お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ  ←(おすすめ 
    魔法科高校の劣等生
    この中に1人、妹がいる!  ←(おすすめ 
    エロマンガ先生
    俺が好きなのは妹だけど妹じゃない
    俺の妹がこんなに可愛いわけがない 

    まだまだあります

    妹が出てこない(日常系)ラノベを見つける方が難しいのではないだろうか

    というのも過言ではないように思えます。日常系アニメに関しては。ですが……

    まぁ、異世界系アニメに関して言うと、妹が一緒に転生でもしない限り妹系にすることはできません、

    なので、異世界系、転生系アニメには妹はいないのでしょう

    ※どこぞのキリト君のように、転生(?)しといてかわいい妹がいるケースもあります

    日常系に至っては、ほぼ100%、がいます。

    妹系キャラまで間口を広めてしまえば、異世界か日常か問わず、必ずと言っていいほど登場してきます

    なので、転生しないアニメを見ていて、妹、義妹。もしくは妹系女の子が出てきたらラノベ原作を疑いましょう

    ということです

    (C)2012 鈴木大輔・株式会社KADOKAWA メディアファクトリー刊/おにあい製作委員会 / 画像引用元 dアニメストア
    ©2016 伏見つかさ/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/EMP / 画像引用元 dアニメストア

    ……でも、なぜラノベ作品には妹が多いのか。

    その理由ですが、

    まず、妹はたいてい、兄のことを「お兄ちゃん」と呼びますね

    早霧ちゃんは「兄さん」と呼びますが……、とにかく。こういった妹の習性がラノベと相性がいいのではないでしょうか

    どういうことかと言うと、主人公を「お兄ちゃん」と呼ぶことで、読者は

    “あっ、今喋ってるこの子は妹ちゃんなんだな ^^”

    と、容易にイメージできます

    これがラノベにとって都合がいいのです

    誰がしゃべっているか混乱しがちなラノベにとって都合がいいのです

    普通のキャラだとこうはいきません。主人公をそのキャラ固有のあだ名で呼んでいもいない限り、妹のようにわかりやすい存在にはなれません

    つまり、妹キャラは文でしか物語を伝えられないラノベにおいて、相性の良い口調。なのです

    その他にも、不景気の世の中でヒロインは年下が多くなった点、タイトル重視のラノベにおいては1文字でどんな作品化を伝えられる”妹”は重宝されている

    ということではないでしょうか

    まとめ

    一言で表すならば……

    印象が強いアニメはラノベ原作

    です

    日常系で妹が出てくる、ショートアニメではない、タイトルが長い。

    そんな作品はほぼほぼラノベ原作です

    あとは、“このシーンはラノベに適したシーンだな”だとか、“このシーンはマンガでもゲームでもないな”だとか、

    本文には書いていませんが、“作画にあまり凝っていない。普通の作画クオリティーが多い”

    というのもあるかもしれません

    いろいろと判断する材料はあります

    ……というわけで、今回はラノベ原作のアニメについて、解説してみました

    いかがだったでしょうか

    ここで得た知見をもとに、原作が何かを知らない状態でアニメを見る。

    そうしたら少し違った角度からアニメを見ることが出来るかもしれません

    他の原作の特徴も解説予定です!

    需要がありそうだったらたぶん書きます

    解説記事があったら飛びます、(無かったら飛びません)

    よろしければ覗いてみてください

    そして最後に……、

    画像の引用元としてdアニメさんを使わせていただいたので……、お礼の気持ちを込めて勝手に宣伝します

    dアニメストア、おすすめです!

    月額400円は破格の安さです

    まさかいないとは思いますが……、違法に視聴しているそこの君。今すぐに違法アップロードサイトを著作権管理団体に通報し、そのままの勢いでdアニメに加入してください

    あと、違法視聴していない君もついでに加入してください

    それと、アニメを見たことない君もついでに加入しておきましょう

    良いアニメライフを!!!

    ……以上です

    ありがとうございました

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