イラスト解説「本音」

どうも、ふじたりあんです

先日、フォトバッシュ作品。「2X21」に込められたメッセージについて、解説をしましたが……、

今回はイラスト作品の解説です

フォトバッシュ作品だけ解説して、イラストにはメッセージを込めていない……という印象を持たれては嫌なので、ここで、イラストについても解説しようかと思います

今回の作品は「本音」です

この作品は2020年3月23日公開。なので……、この文章を書いている10か月前に描いたものになります

故に、画力が今とは比べ物にならないくらい低いかもしれませんが……ただ、メッセージという観点から見るとこの作品は面白いものなので、今回はこの作品を解説しようかと思います^^

はじめに

僕は今まで、このページのように、自分の絵を自分で解説するということをしませんでした

「2X21」の解説記事で書きましたが……、自分が書いた絵のメッセージを自分で解説するということは愚かな行為です

テストの問題用紙と、解答用紙と、答え。全部同時に配るようなものです

それではテストの意味がありませんね、問題は考えるから意味があるのです

それと同じです

絵によって投げかけられた問いを”考える”。その行為こそが芸術の楽しさではないでしょうか

その”考える”という行為を、作者自らネタバレしてしまうなんて……、ということです

なので今まで僕は、自分のメッセージを解説してきませんでした

ただ……

最近、作品のメッセージが正しく伝わっているか疑問に思うようになってきました

というわけでこの記事です

この記事で込めたメッセージの一端を解説してみよう。というわけです

本題

本題に入ります

この記事では、この、「本音」に込めたメッセージを解説します

冒頭にも触れましたが、この作品は2020年3月23日。今から10か月前の作品です

10か月前と言ったら……、映像作品も、3Dモデリングも、フィールドレコーディングも、全くやったことのないくらいの昔の作品ですね

なので、画力は今に比べると劣るかもしれません……

ただ、

この作品には一つの大きなメッセージを込めました

……まずはこの題名について、

「本音」

このタイトルを見て何を思うでしょうか、

おそらく、多くの方は思うでしょう

“いや、この女の子の「本音」だろ”

と、

ただ、それは違います。この本音とは女の子の本音ではありません

では、作者であるふじたりあんの本音か……というのも半分正解、半分間違いです

メッセージは紛れもなく、僕の本音のなのですが……、もう一つ。本音の言葉には意味が込められています

本音とは……ズバリ、“本の音“です!

端的に言えば、ダジャレですね

この構図で本音というタイトルだったら、この女の子の本音なんだろう。この女の子は照れているんだろう。という思考になる。というのがひっかけということです

この女の子、本を持っていますね、本の音というタイトルなのでこの本の表紙に注目してみましょう

何か書いてあります

腕で隠れていますが、英語の文が書いてありますね、

隠れている部分を伏字にすると……

“All good art —- esult o- bad in—-ious”

と書いてありますね

この文を見て何を思うでしょうか

全ての良い芸術は……悪い……???

これだけでは読むことが出来ませんね

ただ、博がある人は気づくかもしれません

この言葉は、作家、オスカーワイルドの言葉と似ています

All bad art is the result of good intentions.

↑これが原文です

日本語では、“悪い芸術は良い意図(善意)が創る”的な感じです

そして僕はこの考えに激しく同意し、裏を返した”All good art is the result of bad intentions.”

という言葉を創り出し、本の表紙に描いた

というわけです

意味は……

“良い芸術は悪い意図が創る”

みたいな感じです

どういうことかと言うと、批判、愚痴、とにかくマイナスイメージメッセージも、芸術に包むことで価値へと変わり、芸術そのものの価値をも上げてくれる。ということです

例えば、この文を読んでいるあなたが原発肯定派だとします

※ちなみに言いますが、筆者は原発どっちでもいい派です

反原発派でも、原発肯定派の気持ちになって考えてみてください

街中で反原発を訴える人がいたらどうでしょうか、ツイッターで反原発をつぶやいている人がいたらどうでしょうか、友達がいきなり反原発を自分に訴えかけてきたらどうでしょうか

原発肯定派のあなたはおそらく、良いイメージは持たない事でしょう

ただ、それが良いリズムの曲に載せられていたらどうでしょうか

美しい絵画として風刺されていたらどうでしょうか

おそらく、ただ文言を聞かされるよりかは悪い印象を持たないと思います

それどころか、意味のある歌詞、意味のある画面を持つ芸術に称賛することでしょう

これが、“良い芸術は悪い意図が創る”です

悪くないといけないというわけではありませんが、少なくとも。悪かろうが好かろうが、メッセージが無いと良い芸術にはなれない

というわけです

人種差別に対する楽曲

パパラッチに対する楽曲

メディアに対する楽曲

https://youtu.be/D90AOhojK3M
↑社会全体に対する楽曲、埋め込みできなかったのでリンクで貼ってます

尖った意見でも、曲に載せれば大衆に受け入れられます。風刺画も同じです

これこそが芸術が持つ本来の力、それを崇拝するためにもこうして、そのメッセージを「本音」の中に込めた。というわけです

そしてその思想は現在の創作活動にも色濃く表れています

自分の作品を見ている方はわかるかもしれませんが、毎回。作品内には結構ダークなメッセージが組み込まれています

隠し事はしていません

思想の場合。それは隠すから悪なのであって、隠さなければ悪ではない。プロパガンダである

というのが持論です

なので、僕の作品内には悪意も善意も平等に、吹き込んで創作しています

オスカーの名言のように、分け隔てなく表現することが本来の芸術です

というよりもむしろ、悪すぎて言葉では言えないことを表現するのが芸術なのではないでしょうか

なので、そういった思想をくみ取り、作品に吹き込んでいるのが僕の絵です

……少し話が逸れました

そんなメッセージを本の表紙に記し、絵のタイトルを“本音”とすることにより、これが作者の本音であるということ、そしてそれが本の表紙に記されていること

ということを暗示した作品です

まとめ

絵というには芸術であり、メッセージが込められています

社会的なメッセージだったり、なぞかけであったり、シチュエーションであったり、

そういうものを含んでいるのが一枚上手の”芸術”というわけです

そして僕も、一枚上手になるために、メッセージを込めて創作しているのです

ただ、最近思うようになりました。“もしかしたらこのメッセージが伝わっていないのではないか”と、

最近、作品を発表しても反応がありません

ツイッターでの話ですが……、絵を描き始めて数か月経った頃、今よりも未熟だった頃に描いていた絵は今より10倍以上多くのいいね、閲覧数がありました

それが今では雀の涙です。ツイッターに絵を公開してもいいね30程度です

なぜでしょうか、メッセージ性のあるイラストというだけでも評価に値する気がするのですが……、それにしては注目されていない気がします

僕が気づいていないだけで皆、高度なメッセージやプロパガンダをイラストに組み込んでいるのでしょうか?

このような作品は珍しいものではないのでしょうか?

もしそうなら教えてください

もっとパンチが利いた作品を創り出します

以上です

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