
先日会った高校の友達がJust Because好きだと言っていたので、見返してみた
当時はあまり刺さらなかったアニメだったが、改めて見てみたらとても良かった
青春を淡々と映している感じ
青春ラブストーリーだが、変にこてこてしたシーンは無く、さらさらした印象だった
どちらかと言えば、登場人物にカメラを向けているのではなく、その周囲にカメラを向けているような感じだ
恋愛がある高校生活終盤を淡々と切り取っている感じが、リアルな青春時代という雰囲気を演出しているのかもしれない
センター試験、受験、
そういうものをテーマにして恋愛ストーリーにしているのは意外と少ないんじゃないかという気もした
恋愛なんかしてる場合じゃないだろ! 勉強しろ!
みたいな感じになるので、そういう構図の作品は少ないのかもしれない
この作品がその壁を越えているのは、勉強したり、進路が分かれていったりというのをちゃんと物語の構成に組み込めているからだ
0か1で決まることは0にも1にもならない法則
というのは、このアニメを見ていて思ったことだ
コンクールで賞を取ったら○○
だとか、
大学に受かったら○○
というような展開の時は必ずと言ってよいほど、コンクールの結果はどうでもよくなるし、大学の合否もどうでもよくなる
これは、君の膵臓を食べたいでも同じ展開だ
病気が治るのでも、病気で死ぬのでもなく、全く関係ないことで亡くなる
アニメ、というよりも脚本の鉄則のようなものがあるのかもしれない
予想を裏切るというのが脚本での一つのテクニックなので、斜め上を行く展開にする場合、0か1。と見せかけておいて実は2だとか3だとか、
そういう意表を突く展開になりがちだ
このアニメもそうだった
このアニメは脚本が花田十輝さんだ
僕が個人的に推している作家で、ガルクラや、よりもいなども花田さんが脚本を担当している。
この方は結構テクニカルに作っている印象があるので、そういう脚本の鉄則のようなものを守っている
これにより、最後まで意表を突く、見る人を飽きさせない物語にすることに成功している
3DCGについて
僕はやはり3DCGアーティストなので、どうしてもそっちに目が行ってしまう
モノレールの支柱に当たる窓の光など、3Dならではの表現は印象的に表現されていてとても良かった
ただ、全体的に見ると、若干浮いているカットがあった気がした
少し前の作品なので仕方がないというのもある
ただ、湘南モノレールのモデルなどは、テクスチャの張り込み感が目立つので改善できたらもっと良いのにな、と思った
例えば、ガラスなどのつるつるしている面だけでも、撮影処理で反射を足すだけでクオリティが増す
雰囲気を伝えるのがうまい
リアリティのある構成、ストーリーだが、それに拍車をかけているのが、リアリティのある映像と音にあったと思う
映像面では、写真加工で背景を作っている場面も多かった気がするから、リアルな印象になったのかもしれない
このアニメにおいては、キービジュアルの通り、黒がパっきり出ていて割とスタイリッシュな雰囲気なので、写真加工の背景がマッチしている
あとは、音も、湘南モノレールのホームの音や、環境音なども印象に残った
光の色使いも上手だった気がする
そういう、撮影処理、色味の調整など、臨場感のある仕上がりになっていたので作品に没入できた
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