ガンダム、エヴァ、攻殻機動隊、メトロポリス、ジブリ作品、ゴジラ、
そういう、世の中に残る名作にはどこかで、反文明、現在の体制に対する反発、構造への嘆き、のようなものがあると思う
というよりも、嘆きなどを主軸に置いているが、それをどうにかしてカモフラージュし、万人に受け入れられるものに仕上げている。というパターンが多い気がする
打ち切り前のゴールデンボーイ(漫画)のように、カモフラージュしていない作品もあって、個人的にはそういうのも好きなので面白いと思いつつ、それは大衆向けではないので置いておくとして、
面白い作品は疑問から生まれがちだ
さらに言えば、葛藤から生まれる作品は良い作品になりやすい
戦争が嫌いだが飛行機や兵器が好きな宮崎駿の作品なんかは、やはり、自分の中にある矛盾なためか、解像度も高いし、映像としての信ぴょう性も感じる
葛藤は、反原発や反戦のような作者の結論ではなく、矛盾、悩みのような、さらに一歩進んだ複雑さがある
葛藤でなくても、例えば、ゴジラのような、水爆等の原子力に対するネガティブな感情だったり、
攻殻機動隊や人狼のような、社会構造そのものに対する疑問だったり、
そういった何かに対する疑問の気持ちでも、作品は面白くなる
それ無しで生まれた作品は、単なる面白い出来事の連続、或いは現実逃避のための入り口にしかならず、消費物の一つとして一過性のイベントのまま終わる
楽しいという気持ちは摂取できるが、楽しさという成分はありふれているので、次の楽しみ、つまり、流行が始まればそっちを共通言語にし始める
最近のコンテンツにはそういう作者の疑問みたいなものが感じられないし、
葛藤ともなると、ほとんど見かけない気がする
世の中の人間は、作者の疑問だとか葛藤だとかには興味が無いのはわかる
が、やはり、そもそも作る意義のない作品に一度しか無い人生の貴重な時間を使うべきではないと思うし、
社会的意義がプラスに働かないのと同時に、マイナスにもならないと思う
映像で説教されるのは嫌だろうが、それは説教ではなく教訓だと思うし、先人の声を聞くのは大事だと思うし、表現活動は人間が行える数少ない善行だと思うし、
それを疎かにしない作品を作っていきたいし、そういう作品を無視しない世の中になってほしいな、とも思う
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