シティーハンター1期のEDが良い

シティーハンター_1
©北条司/コアミックス・読売テレビ・サンライズ 版権許諾証TA-306

シティーハンター1期のエンディングが良い

今、シティーハンターを見ていて中盤くらいまで来た

このアニメのエンディングがは言わずとも知れた、Get Wildで、その曲自体は以前からもちろん知っていた

そして本編を見るにあたり、エンディングの映像も見たが、それがとてもよかった

最初、抽象的な図形、丸、流れる線のようなものから始まる

そして、それが徐々に、街の灯りと流れるヘッドライトなのだとわかる

街の灯りは実際のところ、灯りなので白いはずだ

ただ、それを丸だったり、流れる図形だったり、そういうので表現している

キャラクターの顔に点滅する街の灯りと、そこにオーバーレイする図形

この2つのモチーフは夜の街を走る車に映るその景色とキャラの顔を記号化している

このEDは記号化の最たるものだ

それは、僕にとってのアニメが好きな理由の最たるもので、そういうものを純度高く含んでいるこのEDは今まで見たEDの中でもトップレベルにかっこいいものな気がした

サビの部分、地面に何かが落ちるのを最初、白い球体が落ちてめり込むように描かれる

それが徐々に消えていき、光る蝶だということがあらわになる

今、文字で書いたことをそのまま映像にしたような映像だ

というのも、ただ映像にしたのではなく、文字で書いた情報量を保ちながら、映像化したようなものだ

3DCGなんかでこのシチュエーションを表現しようとすると、どうしても、アスファルトの凸凹や、蝶のディテール、そういう情報量が増えてしまう

ただ、シティーハンターのエンディングはもはや、文字で書いたような情報量のまま映像化することに成功している

これは一つのキーワードかもしれない

文字で書いたくらいの抽象度合いを保ったまま、映像化することに成功している

セル画時代にはそういうものがあふれていた。デジタル作画の時代になって多少情報量が増えつつも、まだデフォルメが生きている

最近は考えなしに線を増やして、むしろアニメの持つ抽象性を損なう画面が増えてしまっているようなのでそこは悲しい

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