タコピーの原罪を見た

今年は流行を追いかける一年にしたい

ひとまず、最近は乗り遅れた2025年のコンテンツをチェックしている

その一環として、タコピーの原罪を見た

タコピーの原罪_1
©タイザン5/集英社・「タコピーの原罪」製作委員会

このアニメはいろいろなところで話題に挙がっていた気がする

ひょっとしたら、話題に挙がっていたのは鬱アニメ界隈だけだったのかもしれないが、

少なくとも、2025年にこのアニメの話題を目にすることが多かったので、見てみた

全体的な感想としては、まず、見た後は普通よりも面白いくらいのアニメだったが、

ただ、この作品に込められた思い、何もしない楽観的な大人に対する批判という意図があるのであれば、価値が高い作品な気がした

鬱アニメは世の中にいろいろあって、僕は結構好きな部類だが、同時に。意味のない暴力や痛み、いじめなどについては個人的には良い気持ちで見れるものではないので、この手のジャンルに関して僕は厳しく見ている

この作品のいじめ描写については、最初、先生の生徒への接し方や、小学生たちの演技から、ちょっと脚色しすぎだなという印象でそこまで良いとは思っていなかった

いや、これに関してはこのアニメで一つ惜しいところかもしれない

先生や同級生たちの演技が絵にかいたようないじめっ子とダメ教師で、まるで、いじめという題材に説得力を持たせるためだけの演出のような気がして、あまり好きではなかった

そこは惜しいところではあったが、

ただ、少なくとも、無意味にいじめという題材を取り扱っている感じはしなかったのが良かった

この作品は、いじめという問題に対して楽観的で無責任なことばかりする大人たちを批判しているので、やはり、いじめという題材は必要だ

土管のある公園でしずかちゃんというキャラクターが自殺するまで追い込まれる。というのはドラえもんに対する挑戦なのだろう

もう現代の子供たちは明日に希望を持てないし、何のために頑張るのかもわからない

それに大人は気づいているか否かわからないが、安易に頑張れと言ったり、根性で解決しようというようなこともできない

だから、大人たちも深入りせずに、自分を守るために、自分を不幸に思想な面倒ごととは距離を取ろうとする

それが子供同士のいじめでも、大人は当たり障りのない範囲で解決しようとする

その結果なのかもしれないが、大人たちは理想しか言わないし、問題を他人事と思って接してくる

もうドラえもんのような解決ができる時代は終わっているし、かといってクリティカルな解決策があるわけでもない。

そういう、泥沼化した状態が描かれている

作品名で検索すると、最終回がひどいみたいな結果がヒットするが、それは僕も少し思う

いじめという根深い問題はサッと解決することでもないし、

物語的にも、結果的に5話にわたるあれこれはなかったことになって、結局なんとなく、タコピーがいる気がするみたいな、抽象的なことで物語がハッピーエンドに至る

殺人が発生するレベルの仲の悪さがそんな些細なことで解決するわけが無いし、

タコピーが消えてしまうというのも唐突すぎて、ご都合主義っぽさが否めない感じがした

が、一方で、数年後、高校生になった二人が仲良くしているのはよかったと思う

同じ境遇だからこそ仲良くなれたというのは物語上何の違和感もなく、それを最後に見せて終わるというのはよかったと思う

ただ、そこに至るまで数か月かかったり、またドラマがあったりなら納得できるが、

公園でノートに書かれたタコピーの絵を見ただけで一緒に帰るくらいの仲になってしまうのはないと思う

クライマックスについては若干の惜しいところはありつつも、

ただ、何も言うことが無いのに絵だけあるような作品も多い中、明確に言いたいことがあって、それを物語で使えようとする、

その姿勢だけで僕は楽しめた

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