とても良かった
というのは、物語の構造がだ
動物と、それを追いやる人間という、宮崎駿が好きそうなメッセージをそのまま人間と小人に落とし込んでストーリーにしている
本当に美しい物語の作り方で、そういうところから物語を紡いでいくのが一番無理のない、理想的な作り方なのだろうと改めて強く感じた
今回の作品には原作があるようで、僕はそれを読んだことはないが、おそらく。宮崎駿がそれを独自の解釈で読み、物語にしたのだろう
元の原作者が伝えたかったこととは別のことを宮崎駿は受け取ったので、今回のストーリーの原案が生まれたのだと思う
監督は米林監督だが、脚本が宮崎駿だった気がする
だからこそ、あの、美しくシンプルで理想的な構造の作品になっているのだろう
映像に関してはやはり、宮崎監督ほどではないなと思った
タイトルを出すタイミングも少し惜しい気がする
借りぐらしのアリエッティと出すのであれば、そのアリエッティを視聴者に紹介した後にするべきでは?
あとは、細かい所でも、惜しいなと思うカットがいくつかあった気がする
ただ、水の表現など、良い部分もあった
小さいということを生かした表現で、日常の中にある非日常、スケール感が変わるだけで面白くなるという、単純明快な世界観はこの作品の魅力だ
総じて言うと、ジブリの中でも上位に思えるほどよく、ここまでわかりやすく宮崎監督の言いたいことが伝わる作品はなかなか無い気がした
それは冒頭にも書いた、作りたかのシンプルさにあるのだろう
言いたいことを何かに例えてそれを貫いたまま自然に物語を創る
そこに面白い展開、ハラハラドキドキ、感動、恋愛、バトル、推理、等々、
何かしらの価値がある展開を違和感なく付け加える脚本が揃えば、こういう自然なふるまいの作品になるのだろうと思った
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