戦争について思うこと

僕は戦争に対してはおおむね反対だ

ただ、ここでは賛成とか反対ではなく、僕が戦争について思うことを書く

戦争は今に始まったことではなく、大昔から行われてきた

程度は違うが、旧石器時代、それ以前。人間がサルの時代から争いはあった

その争いを技術で誇張したのが戦争だ

そして、この戦争に関する議論は一筋縄ではいかない

というのも、戦争には悪い面と良い面、2つあるからだ

悪い面に関しては誰しもが思う通り、人の命が失われ、悲しみを生む

これがあるから僕は、戦争を嫌だと思う

ただ、戦争はこういったマイナス面を持つ一方で、残念ながらプラス面も持ち合わせている

まず、新しいテクノロジーは戦争で生まれることが多い

少なくとも、戦争はテクノロジーの進化を圧倒的に加速させている

人を研究に駆り立てる動機の最上位に戦争がある

これはビジネスよりも強い

国は兵器開発に専用の枠を用意して出資するし、優秀な研究者も引っこ抜く

さらに、兵器は金になる

命という、計り知れない価値が飛び交う戦場で使う道具だから金をかけたがるのかもしれない

国家が公共事業をするのと同じように、戦争をすれば技術開発によりテクノロジーは発展し、兵器を作るために雇用が生まれる

僕は基本的に陰謀論は嫌いだが、権力者が戦争をわざと起こしている。という説は割と信ぴょう性が高い気がする

権力者ではなくても、軍事国家は隙あらば戦争を起こそうと四六時中たくらんでいる気がする

戦争が起これば兵器が売れるし、データもとれるし、経験値も獲得できる

軍事国家にとっての戦争とは、もはや公共事業だ

事実、日本も朝鮮戦争の特需景気に少なからず後押しされたという歴史を持つ

戦争による経済の流動によって恩恵を受ける僕ら平和な国の一般市民は、戦争反対を唱える前にその事実を頭の片隅に置いておく必要がある気がする

それと、テクノロジーに関して

技術面でも、電子レンジだって、飛行機だって、もとは戦争関係で開発されたものだ

ただ、もし戦争という概念がない世界だったら、2022年に電子レンジや飛行機があっただろうか

液晶パネルも、GPSも、あらゆる機器

それらすべて、戦争があったから発達したものだと思う

もちろん、だから戦争は正しい、とは思わないが

戦争が僕らの暮らしを飛躍的に豊かにしている一方で、

そのテクノロジーにつかりながらぬくぬくと戦争反対を唱える状況にはなんだか矛盾にも近しいものを感じる

僕の意見としては、戦争反対だ

争いとは生き物の中に内包されているものだから、ある程度の争いは問題ない

ただ、今の戦争のレベルは明らかに生き物の力ではない

核兵器なんか、地球を吹っ飛ばしそうな勢いだ

現代の戦争はエスカレートしすぎている

それに、死ぬ必要のない人が死んでいく構造にも問題がある

戦争で害を被るのは戦地の住民、戦い合っている国民だ

そして、戦争で利益を得るのは第三国の経済、戦勝国、その他世界中の関係各所

つまり、格差が広がる。それも、不当に

これは健全な経済とは呼べないし、これがエスカレートすると世界を滅ぼしかねない

戦争は技術を発達させるという話もあったが、そもそもこれに関しても僕は大したメリットを感じない

なぜなら、技術が発達していない世界でもその世界なりに幸せはあるからだ

飛行機がない世界だと船や乗り心地の悪い鉄道とかで旅をすることになるのかもしれない

飛行機で行くよりも何十倍も時間がかかるかもしれない

ただ、それでもそれなりの幸せはある

道中の景色を眺めているのも楽しいかもしれないし、道中で新たな出会いがあるかもしれない

幸福は相対値であるから、水準を引き上げる技術の発達で人が幸福を得ることは絶対にない

そう考えると、戦争は百害あって一利なしになってしまう

ただ、事実。現在の僕がこの意見を発しているのは現代文明が生んだテクノロジーの一種、パソコン、インターネット上だ

それにすがって生きている以上、戦争に反対するのはわがままな気がする

デジタルクリエイターの僕はなおさら、だ

ただ同時に、現在唯一の被爆国である日本の国民でもある

それとは関係なく、成り行きによって人が死ぬ。それ前提で回る争いはおかしいと思う

だから僕は戦争に対して、どちらかというと反対だ。

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