
ルックバック展に行った
もちろん視聴済みで、詩的なストーリーが良いと思うし、
個人的には、尺がちょうどよいなという気がしている
これは最近のトレンドでもあるのかもしれないが、短めの尺で、事前知識なしにすぐに楽しめる。というのが一つのキーポイントになってきている
その点、ルックバックは50分くらいの尺で、アニメ作品の体裁として美しい気がする
散らかった作品ではなく、ただ一つのコンテンツでそのすべてというような、額縁に入った絵のような、フォーマットの美しさがある
そんな、ルックバックの展覧会に行った
背景なども飾ってあったが、多くは原画や、監督のメッセージ、メモ書きのようなものもたくさん飾られていた
そもそもこの作品は、監督自ら原画を描いているような映像で、そのためか、張り紙の一つ一つまで丁寧に指定されているような、世界観の統一がなされていた
AKIRAとかもそうだが、やはり良い情景が思い浮かぶ監督の意見が隅々まで通った映像というのは、見ていて楽しい
ファインアート的な成分がある
作品の内容については、やはり、監督自身もクリエイターというのもあってか、自問自答のようなメモ書きがたくさん並んでいた
自分自身を重ねているのだろう
同時に、やはり、映像を考えるには自問自答と、言語化が必要なんだな、と、勝手ながら親近感をと安心感を持った
映像化するというのは抽象的なものを具体的にするというとても難しい行為で、それは結構長い時間がかかるものだ
その途中で指針を忘れないためにも、言語化という工程は必須だ
そういう、作品を作るうえでの言語化みたいなものの結果を、メモ書きのような文章で見ることができた
あと、もちろん、原画などの絵も楽しめた
僕はCGアーティストなので、いつも、この画面は3Dで再現できるのか、というのを考えながら絵とかを見ていて、
今回の展覧会でも同じように、考えながら見ていたのだが、そうして気づいたことがあった
blenderのeeveeだと、そのままの状態ではアニメーターの描くレイアウトのような背景を作ることはできない
3Dの場合、カメラを広角にすると、周囲がすべて見える。ということはない
最大でも180度の画角しかレンダリングできない
つまり、メルカトル図法のように、端っこが圧縮されたような景色になってしまう
アニメーターが書くレイアウトではそういうことは起こらないので、上にパンして街から空にアングルが移るなどの映像表現もできるが、それが3Dでは難しい
いや、やろうと思えばできるのだろうが、個人的にはその方法では満足できない
3D上でカメラを動かすというのは、そもそもが3Dベースのパースになるので、味気ない気がする
個人的な理想としては、blenderのeeveeでも魚眼風のレンダリングができるようになってくれればよいのにな、と思う
アイフォンとかだと、パノラマ撮影みたいなものがあるが、そういうのをeeveeでも使ってみたらどうか、みたいな妄想をしたことがある
再現性が無いかもしれないのでそれは完ぺきな方法ではないにせよ、3Dでカメラを動かして連番画像でコンポするよりは全然マシだと思う
が、考えてみれば、それは静止画カットのみで成り立つことだ
やはり、どこかで、eeveeを使って魚眼風のレンダリングを行う方法を作らないといけないな、
そういうことをルックバック展では考えていた
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