脚本における微分積分

脚本と微分積分は思いのほか関係がある気がしてきた

脚本を書く上で一つ心得ておくべき指標に、感情曲線というものがある

登場人物の感情の上下の推移により、その物語が喜劇なのか悲劇なのか、感動系なのか、おおよそ決まる

そして、感情を上下させるのは言うまでもなく、展開、事件だ

そして、その事件はダイレクトに感情曲線を変化させるのではない

数学的な用語で言い表すならば、変曲点みたいなものだと思う

物理的に言い表すならば、加速度だ

速度でも座標でもない

感情を下げることができる展開と、感情を高ぶらせることのできる展開。

それらを巧みに配置し、登場人物の感情曲線を操っていく

時間軸、速度、加速度、それを操るための点として存在する展開。

そうして結果的に、意図した感情曲線を伝えることができれば、エンタメのフォーマットを満たしたストーリーを作ることができるというわけだ

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