夕張など行ってきた

夕張市は全国で唯一の、財政再生団体のようで、

市役所も趣深いし、街には人がほとんどいないし、とても良い感じだった

2面4線の長大ホームに、降りて早々、夕張らしさを感じた

夕張は炭鉱の町で、かつては20万人近くの人が住んでいたようだが、今ではその10分の1ほどに減ってしまっているようだ

昔は新夕張駅からも支線が出ていたが、2019年に廃線になった、

この時はその道筋を終点までたどるように移動した

非常にプリミティブな団地があった

ここ以外もそうだが、フルシチョフカっぽさを感じる団地が多かった

やはり寒いということで、集合住宅の行きつく先はこういった形になるのかもしれない

そういえば、ヤクーツクかどこかの集合住宅もこんな感じだった

それらとの違いを挙げるのであれば、夕張には人の気配があまり感じられないということだ

市内を割と網羅する感じで移動したが、すれ違う車の半数は車好きらしき人のドライブやバイク、残る半数の内の半数はパトカーや郵便局などの公共の車、そして残る半数が一般車両、

というような感じだった

夕張では、石炭博物館に行くのが主な目的だった

ここにあるドラムカッターという採炭機械がこの日最終のデモンストレーションを行うらしい

その場にいたのは40人くらいの観光客

館内放送がかけられ、ほとんどの人が集まっているようだったので、博物館内にいた人はこれで全員くらいなのだろう

やはり立地が悪いからか、ゴールデンウィーク中なのに館内にもそこまで人がいるという感じでもなかった

夕張も、夕張支線も、この日に見た廃校も、北海道の鉄道自体もそうだが、

栄枯盛衰のうち、衰退部分をたくさん感じる旅で、なんだか切ないのと同時に、安心する場所だった

モノとして生まれてきたのに、それを完遂できないまま無に帰っていくその地域全体、

時間の流れ、つまり変化というものがあまり感じられないその空間は、自分も変化しなくていいんだという気がして、心地よかった

変化することを強いられる都会やSNSとは対極に位置している

話は前後するが、

今回、北海道は3回目だが、過去2回の主な移動手段は車だったため、北海道の鉄道をまじまじと見るのは初だった

そして、まじまじと見てみたところ、予想はしていたものの、やはり細部が汚いなというような印象だった

特急列車の窓ガラスは過去最悪に汚れていた気がする

せっかくの北海道の美しい車窓がこれでは眺められない

↑の写真の汚く見える窓ガラスは、窓ガラスが汚いわけではなく、車両側面の片側だけカバーがかけられていて、そのカバーが汚れているので景色が見えづらいというような状況だ

なので、何かしら事情があってそのカバーはつけられているのだろう

が、さすがにもう少しきれいにすべきでは、と思った

観光客と思われる韓国人の夫婦も、あまりの汚さに反対側の席に移っていた

JR北海道はお金がないということで有名だが、さすがにもう少しきれいにしてもよい気がする

というのは別にここで書きたかったことではない

僕は、この車両を見て、北海道の特急列車のような、ディテールに富んだ汚れというものは、見ていて飽きないが、そういうのを3DCGで再現したいとなったらどうする? というのを考えていた

絵であれば、汚れを書き足すことは簡単だが、3Dの場合はそうはいかない

テクスチャに汚れを書き足すのは比較的簡単ではありつつも、形状に影響する汚れや破損などの表現は気軽にできない

これが、僕が3Dで一番嫌いなところだ

アナログ背景みたいな柔らかい世界観を表現するのが難しいし、そもそも、表現をする上での制約が多すぎるので、世界観として硬い。

個人的には、こういった要素はAIに作ってもらいたいと思っている

もちろん、クリエイティブにおけるAIについて、賛否両論あることは理解しつつも、

じゃあそれを使わずにこれ以上魅力的な3Dを作れるかと言われれば僕は限界があると思うし、

というか、現状のアニメ背景はほとんどが張りぼてみたいなルックで、臨場感も無ければその場の雰囲気も感じられないようなものがほとんどで、

それをいつまでも作り続けるくらいならば、いっそのこと、表現するハードルをAIを用いて極限まで下げ、

ここにこういった汚れがあるという、クリエイターのアイデアを瞬時に形にしてくれるという使い方で、AIを取り入れるべきでは?

例えば、間取りやカメラアングルなどのアウトラインは僕が考え、小物類やテクスチャなどのディテールはAIの生成に任せる、というのが最もスマートだと思う、

今後は逆境を少しずつ乗り越えつつ、そういう作り方に結局のところシフトしていくのだろうな、

というのを、特急が発車するまでの間、ホームで考えていた

あとは、北海道の風景はどことなくヨーロッパに似ていて、

植生や土の色などが特に、ヨーロッパ味があった

それにつられてかはわからないが、道路の形からくる街の構造も、ヨーロッパっぽいところがあった

ラウンドアバウトみたいなものを造ればほとんどヨーロッパだ

地形が似ていると道路の形も同じになり、結果的に街の形もそれっぽくなるのだろう

ただ、ヨーロッパにはない植物や文化ももちろんあって、笹みたいな草がそこら中に生えていたりする点は、北海道ならではの景色な気がしてとても良いなと思った

改めて、日本という国はいろいろな景色がある国だな、と思う

一人旅を趣味にする人にとって、これ以上ないくらいに楽しい国だと思う

こういった地理的要因が日本の表現力豊かな言語を生み、アニメ漫画ゲームなどのコンテンツを生み出しているのだろう

その他

・先週くらいに北海道で地震があり、もしかしたらその影響で観光地が閑散としていたのかもしれない

後発地震に注意してくださいみたいな速報が出ていた

そういう事情を把握しつつ、青函トンネルを通った

もし、ここで地震が起こったら、青函トンネルが陥没とかするのかな、

もし真ん中あたりで閉じ込められたら、陸地からなん十キロも離れた津軽海峡の海底よりも下の土の中で死ぬのかな、

と、不安になった。

・夕張はコンパクトシティをもっと意識して街づくりをすべきだ

夕張に限らず、日本全国、コンパクトシティにするしか道は残されていない気がする

と思いつつも、夕張の場合は、主力観光地である石炭博物館は夕張市の奥地に位置するので、そこまでの導線上にインフラを整えざるを得ないというのは一点課題としてあるだろう

が、もしこれがシムシティで、僕が市長だったら、

清水沢地区に市役所を移転、まめバスみたいな小規模の循環バスを充実させ、それよりも北は基本的に人が住まないエリアとし、

今のバスは新夕張と博物館を直通で結ぶバス路線として運行し、

余った土地で夕張メロンを栽培しまくってブランド化する

という風な感じにすると思う

・今回の北海道は札幌にて、友人と合流した

その友人は札幌でjuicejuiceのライブを見に行ったようだ

僕も応募しようとしたが、一足遅かったためか、ライブは見れなかった

が、どのみち最近は忙しく、ゴールデンウィークくらいしかまとまった休みは取れないし、

それに、全国の把握を目的とする一人旅も、北は秋田、南は四国まで制覇しつつあるので、そろそろ北海道に上陸しよう

ということで、急遽、北海道旅をすることになった

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