blenderを用いた3Dコンテ

3Dコンテなどという言葉は存在しないのかもしれない

絵コンテは、アイデアを具体的にする上で比較的直観的で、すぐにできる方法が絵ということで、絵コンテというのだろう

字コンテというのもある。絵コンテよりもさらに抽象的なもので、僕もよく書く

ただ、3Dコンテとなると世の中には存在しない

それは、おそらく、3DCGというものが作るのが大変だから、というのが大きな理由になっていると思う

プレビズやビデオコンテというのはあるが、それは、言うまでもなく、絵コンテ作業後の話だ

3Dが出来上がっているころには絵コンテとか脚本とか言っている段階ではないから、3Dコンテというのは存在しないのだろう

が、最近、僕は、blenderを使えば3Dコンテも作れるのでは? と思い始めている

もの自体はほとんどプレビズみたいな感じなので、実際のところ、脚本~プレビズまでを同時に一行程で作っているような感じだ

以前、blenderを管理ツールとして使い、自主制作を始めようとしているという記事を書いた

それからしばらく経ち、またいくつか機能を追加したので紹介する

大雑把に言うと、自分が独自に使っている制作方法、メタフィルムをバージョンアップさせるものだ

今まで、カットフォルダ、コンポファイル、エンコードフォルダを開くハブとしてシーケンサーを使うというところまで実現していたが、

新たに、3Dコンテ用のシーンに直接アクセスできる機能群を追加した

メタフィルムと同じblenderファイル内の別シーンに、セットごとに分けたコレクションを設け、その中に、ユニークなIDを持つカメラを生成し、それを管理できるようにした

このIDカメラにより、これまで作業していたメタフィルムから、3Dコンテ作業用のシーンに、シームレスにアクセスして微調整できるようになった

シーン間の移動はシーケンサー側のNパネルから行う

編集したいストリップを選択した状態で、移動ボタンを押すことで、同じblendファイル内の別の作業シーンに移動することができる

同じファイル内というのが大事で、そうでないと、blendファイルを行き来しないといけないので、ファイルも増えてしまうし、面倒が多くなる

とはいえ、結局、これを実装するために、レンダリングという作業は不可避だったので、メタフィルム用の動画ストリップのためのディレクトリは必要となってしまった

が、書き出しや更新もIDに紐づいて自動的にやってくれるので、実質、自分がやるのはカメラの移動や構図の検討などの、クリエイティブな作業だけだ

この、3Dコンテ用のシーンは先ほどのメタフィルム用のシーンとは別のものだが、シーケンサー側と、3Dコンテ側、両方のNパネルにそれぞれを行き来できるボタンを実装したので、流れを止めることなく作業ができる

その他にも、いろいろ進めている

作品のテーマ、メッセージ、何を表現したかったのか言語化するというのはもちろんのことだが、

それを検討するにもセリフや字コンテが必要で、それをするにはまずキャラの名前を決めないといけなくて、それにはこの世界の文化が必要になり、結果的に、人工言語をGPTに作ってもうところから始まった

これに関しては長くなるので割愛するが、独自の文化のようなものを表現できる気がした

同時に、キャラの身長を決め、3Dコンテ用のラフモデルを作り、ボーンとリグを入れて今に至る

アニメーションのストーリーを計画するのと同時に、新しい作り方を模索しようと、ツール開発も同時に行っている

引き続き、GPTの力を借りて開発しているが、途中、チャットが重くなりすぎて、開発がほとんど進まない状況に陥った

最も遅いときは、一つのチャットの返信に90分かかったこともあった

コードの長さが確か、2500行くらいになっていたので、重すぎて固まってしまったようだ

ただ、機能としてはまだ追加したい機能もたくさんあり、限界を感じていたのだが、canvasを使って対話形式で進めたところ、一気に作業が軽くなった

canvasでは変更箇所のみコードの書き換えがあるので、ほとんど内容が同じコードを最初から書き換えるという作業が発生しないようだ

考えてみれば当たり前のことではあるものの、これに気づいてからは作業が早かった

応答が軽くなるだけでなく、修正箇所以外の部分の挙動がいつの間にか変わってしまう。というのも避けられた

もっと複雑なアドオンだったり、アプリケーションとかを作るにはcodexとかが必要になるのかもしれないが、ひとまず今回の自主制作アニメーション制作用ツールとしては、canvasで十分な気がした

そして、これまでのメタフィルム管理用アドオンのに加え、新たに一つ小さなアドオンを作った

小さな。と言っても、GPTが無かった頃だと考えられないくらいの便利なアドオンで、

これは、カメラごとに異なるシーン設定を保存、適用できるアドオンだ

内部的には、カスタムプロパティを用いているらしいが、カメラのカスタムプロパティではなく、オブジェクトのほうのカスタムプロパティらしい

個人的には、カスタムプロパティを使うことがあまりない人間なので、よくわからないが、

とにかく、内部的などこかに値を保存してくれているらしい

こういう系の機能は大抵、自動更新するようにすると操作と競合し始めてしまうので、ボタン式にした

そして、このアドオンは、今回のメタフィルム管理用アドオンと合わせることで、3Dコンテ制作に関する一連の仕組みが完成する

先ほど、一つのblenderファイル内ですべてを制作する。というようなことを書いたが、

それを実現するためには、この、シーン設定を別の形で保存するという機能は必須だった

でないと、極論。カメラの数だけシーンが必要になってしまう

それでも良いのかもしれないが、シーンの数が100個、200個と増えていくのは未知数で危なそうだし、管理もしにくそうだ

というわけで、カメラのカスタムプロパティにその値を保存するような仕組みをGPTに実現してもらった

これによって、大量のレンダリング範囲、縦横比などを同時に保持することが可能となり、今回のような仕組みを作ることができた

この、カメラに個別のシーンデータを保存できるアドオンに関しては、近々ホームページ上で配布する……かもしれない。

少なくとも、いろいろテストしてみてから配布になるかと思います

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