カウボーイビバップ

カウボーイビバップ_1
©サンライズ

安定した面白さがある作品だった

世界観の雰囲気が良く、特に、黎明期以前くらいの3DCGが良い味を出していた

むしろこれくらいの3DCGも良いのではと思った

おそらく、このころは、まだメカを本格的に3DCGでできる時代ではなかったので、メカは作画、球体などは3DCGというような位置づけだったのだろう

そういうすみわけはむしろ、良い表現な気がした

プリミティブで、3DCGでやる意味のある要素のみ3Dでやって、ほかは2Dでやる

黎明期以前の絶妙な時代だからこそたどり着いた表現なのだろう

それは偶然にも、3DCGの使い方として質の高いものになっている

そういう魅力のある作品だった

世界観についても、サンライズらしい宇宙世紀もの、アジアンカオスさも混ざっていてよい感じだった

やはり、テクノロジーのレベルが90年代だが、それがそのまま高度になっているのが面白い

スチームパンクのまま高度な技術レベルになったような世界観が良かった

それは、仕組みが見えるデザインだからだろう

手に持つものも、いちいち回したりして操作する

そういうのは昔のプロダクトにありがちだが、この作品の技術レベルは現代のものを超えている

昔のプロダクトの特徴を持ったまま、現代以上の技術レベルを持っているので、そのミスマッチ感が良かった

あとは、キャラも良い

最近の萌えアニメの女の子キャラも悪くはないが、このころの、90年代の女の子キャラはもはやグラフィックデザイン的な価値すらある気がする

このカウボーイビバップでは特にそう感じた

最近のアニメは妙にリアルに寄りつつあるので、表現としては希釈されている

なんだか、書き込みすぎて逆に悪くなってしまった絵のようだ

90年代、00年代くらいの絵柄が個人的には一番好きだ

お話に関しては最近のものが良いと思うが、画面に関しては90年代、00年代のものが好きだ

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