今日が8月6日だからというわけではないが、
これから火垂るの墓を見ようと思う
昨日届いて、これから見る
それにあたり、同封されていた冊子を読んでいたところ、鈴木敏夫プロデューサーの言葉が目に留まった
そこには、日本が戦争に負けてよかったと書いてあった
もし勝っていたら、ひどい国になっていたと、
その言葉自体は鈴木プロデューサーの言葉ではなく、彼が伝え聞いた言葉だということは一応断っておく
僕はこの言葉を見てなんとなく衝撃を受け、共感した
僕も日本人なりに日本が好きだが、確かに、僕が好きな日本は敗戦国という前提条件のもとに成立している気がした
奇しくも原爆の日である今日、こういうことを考えるのもどうかとは思うが、
これは加害者か被害者かの違いに似ているようだ
太平洋戦争の場合は真珠湾攻撃から始まったと認識しているので、そうであれば日本にも加害者的な側面があるとは思うが、
ただ、原爆が落とされるというのは明らかに予想できないもので、その点からみると被害者とも言える
そんな中、原爆を落とされずに日本がアメリカに勝っていたら、日本は完全な加害者になっていただろう
アメリカだけでなく、東南アジア諸国に対する加害者にもなり得た
そういう日本という国の在り方は想像してみても、あまり好きになれない
そういうことを考えたうえでの、日本は戦争に負けてよかった。という言葉に対する共感だ
戦争で苦しめられた歴史は変わらないし、そもそも勝つ負ける以前に、戦争をしている時点でよくないことなのは言うまでもない
なので僕が思ったのは、戦争はしないほうが良いという前提のもと、起こってしまった場合、勝つよりも負けた方がまだ良かった。ということだ
敗戦でヒトラーを生んだドイツとかを見ていると一概にもそう言い切れない気もするが、
ただ、敗戦と現代日本についての一つの考え方が生まれたので、ここに残しておく
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