
とある科学の超電磁砲を見ている
前回に見たのはだいぶ前で、確か、アニメを見始めたころだったので、5年以上前になる
超有名作品なだけあって、やはりおもしろい
当時から月日がたったので、さらに具体的に、文字にして考えてみる
絵コンテ
画面のレイアウトがとても上手だなと思った
特色は無いのだが、ただ、違和感なく見れて、かつ、面白い
エンタメ作品のコンテとしては理想に近い感じがあった
カメラが右に行ったら左に戻ってきて、
というような、バランスの取れたカメラアングルだ
あとは、コンテとは関係ないが、キャラのちょっとした演技が多く、見ていて華やかな印象になっているのが良かった
無くても話が成立するような小さいキャラの動きだが、それがあることによって、見る人たちの頭の中に情報が奔り、楽しみに変わる
キャラの演技でも、撮影の処理でも、なんでもそうだが、
とあるは見る人を飽きさせない画面作りというのに手間をかけて作っている感じがあった
色遣い
オープニングもそうだが、
空の色が結構特徴的な気がする
若干緑が差し色のように入りつつ、彩度低めの空だ
それに加え、オープニングなどのクレジットのフォントも、若干古風な印象だ
らきすたを思い出す
とあるも、空の色やキャラクター、クレジットのフォントによって、作品の持つ独特な雰囲気を演出している
最終話付近
やはり絵コンテが良かった
御坂美琴が我を忘れて病室から飛び出そうとするシーン、
我を忘れているということを表現するために、はだしのまま病室を出ようとしている
というのを、一連のやり取りのあとに見せていた
裸足であるということすらも忘れているという御坂美琴の状態をカットの順番を入れ替えることで表現している
文章にして書くと簡単なことのようだが、これができているアニメは意外と少ない
数珠つなぎにコンテを作っているとこういう構成にはできないし、そもそもそういうコンテで手を差し伸べるような構成を実際の映像にできている例はあまり見ない
他にもこのアニメには時折、そういうワンランク上の工夫が見えた
監督は長井龍雪という人だ
とらドラも良かったが、それが初監督だということも驚きだ
エンタメ作品としてのワクワクする見せ方を抑えつつも、臨場感のある構成で映像を作っているところが凄いと思った
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