楽園追放 -Expelled from Paradise-

楽園追放 -Expelled from Paradise-_1
©東映アニメーション・ニトロプラス/楽園追放ソサイエティ

楽園追放 -Expelled from Paradise- を見た

若干の2D背景が使われていたが、ベースは3DCGで、10年前とは思えないくらいレベルが高かった

特に終盤のバトルシーンはとてもかっこよかった

3DCGのロボバトルシーンではトップレベルに良かったかもしれない

やはりカメラを動かしまくる映像は3Dならではだなと思ったし、煙のタメの感じもカッコよくできていた

バトルシーンにおいて、煙と爆発は見せ場の一つなのだなと改めて思った

という感じに基本的には良かった作品だが、空気感が足りなかったり、そういう点は3DCGの課題でもあるのかもしれない

この作品についてはもう少し撮影処理をした方が良かったと思う

なんだか、レンダリング動画をそのまま背景に合成しましたみたいな感じだ

2D背景に2Dキャラを合成するならそれでも良いのだが、今回のように2D風3Dに3Dキャラを合成するのであれば、それらを馴染ませるために多少大目にエフェクトを追加すべきだと思った

スペキュラーやAOなど、様々なパスで書き出し、それをAeで手間暇かけて色調整するというのが僕の思う今のところの最適解だ

カメラは動かさなくても良い

カメラを動かした方が魅力的に映る場面であればゴリゴリ動かすべきだが、そうでない限りは動かすべきではないので、動かさなくても良い

そういったところは今回の楽園追放はなかなか良かった気がする

無駄に動かしてしまっている場面もあったが、無意味に動かしている感じはなかったのでそこは個人的に良いと思った

あとは、カメラをもうちょっと望遠にしたり、被写体の位置で嘘をついたりする必要もある気がした

個人的には、被写体の位置で嘘を積極的につくべきだと思っている

でないと、見る人の深層意識がそれを3DCGだと判断してしまう

今回の作品ではどの程度それをやっているのかはよくわからなかったが、少なくとも、このカットは地平線を無理にでも映した方が絵になるのにな、と思うタイミングがあった

レイアウトの段階から3Dでやっているのだろうか、画面のレイアウトが3Dベースな気がした

モデルも贅沢に作っていたし、キャラモデルの質も高かった

シェーディングだけ、単純なセルルックCGっぽい感じなのが惜しいところだったが、砂漠という世界観で感じられるはっきりとした影の雰囲気を演出しているともとれるので、そこは良い面もあったかもしれない

ただ、やはり、撮影処理をもう少ししたらさらに良くなる気がした

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