昔、蔦屋でレンタルして以来、久しぶりに見た
ブルーレイを購入してみた
全体的なストーリーは、にぎやかで、エンタメとしてよくできていると思った
ジブリ作品の中でも、エンタメ要素という点においてはとても分かりやすく楽しめる作品だと思う
クライマックスの飛行船の下りも、特に違和感なく見ていたが、ネットの評価などを見ると、あの展開がいらないという意見も少なからずあった
確かに、思い返してみると、あの展開が急に起こるので、そこに違和感を覚えて、あの展開に対して疑いから入り、結果。いらないという結論になってしまう人もいるのかもしれない
個人的には、キキの自信でもある空を飛ぶという機能を代替する飛行船はこの作品にのクライマックスにうってつけのモチーフだと思う
巨大だし、絵も派手になる
なので、飛行船の展開は必要だとは思うが、そこに転換するのがいきなりすぎた
飛行船が不時着したという布石は中盤に行われていたからよいとして、急に風が吹くというのもしっかりと布石として見せるべきだった気がする
あの風はあの町のあの季節によく吹くようだ
であれば、街にきてキキが飛んでいるとき、その風にあおられて失敗してしまったり、
そのわけを地元の人に聞いて、この季節にこういう風が吹く。というのも布石として説明すべきだった
たしかに。初見で見た時はそこまで気にならなかったが、あの事件が起こる原因2つのうち1つがいきなり出てきた要素なので、とってつけた感はある気がした
と書いていて思ったが、あの風は、渡り鳥と一緒に飛んでいるときの風が布石になっていたのか?
もしそうだとしたら、セリフで説明してくれないとわからないよ、
空を飛ぶトンボ
トンボはキキから見て、憧れの先みたいなキャラだが、そのキャラの好きなものが空を飛ぶことなので、そこに関してはメッセージがあるのだろう
トンボがもし空を飛ぶということに対して無関心な人間だったら、
この作品のストーリーにおける、空を飛ぶというものが、キキとその周辺だけの話になってしまう
キキも、トンボも、クライマックスも、空を飛ぶということを印象的に見せつつ物語が進んでいくので、トンボも空を飛ぶのが好きでないといけない
この作品では、空を飛ぶということが、キキとの関係を表すサインになっている
では、トンボが空を飛ぶのが嫌いな人間だったら?
それはそれで、キキが現実逃避するだけの話みたいになってしまう
空を飛ぶのが嫌いな人間と仲良くするのは、キキが成長していない雰囲気を醸し出してしまうので良くないだろう
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