今日、「サイダーのように言葉が湧き上がる」という映画を見て思った
クライマックスの盛り上げ方が粋だ
この、粋という言葉は抽象的過ぎて伝わりにくいが、世に出ている作品はたいてい、クライマックスが粋だ
粋というのを具体化すると、つまり、世界観やロケーション、設定を活用したクライマックスと言えると思う
櫓のてっぺんから告白の言葉を叫ぶ。俳句というフォーマットに乗せて
ショッピングモールの屋上の櫓というロケーションと、お祭りという状況、俳句というキャラ設定を絡めた粋な演出だ
粋な演出というのはたぶん必須で、それが無いとなぜそのクライマックスになったのか、なんとなくキャラ設定や世界観設定がストーリーから乖離してしまうのでは、
これはたぶん、クライマックス以外のことに対しても言えるのだろう
ただ、クライマックスでは特にその粋加減が重要だし、可能であれば作品の冒頭からクライマックスまで、世界観等の設定ならではの展開で話を進めるべきだ
でないと、せっかくのユニークな世界観、キャラクター、イベントというのが単なる背景になってしまう
そことストーリー展開が絡んで初めて、それらの設定が生きてくる
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