風立ちぬを見ていて思った
近未来的というと、車が空を飛んだり、軽量で強度の高い素材による細くて高いビルだったりが思い浮かぶ
それは近未来的ではあるが、別の捉え方をすると、昭和初期の方が近未来的ともいえる気がした
というのも、昭和初期はまだ江戸時代のような伝統的な服装、建築が残っていたころだ
関東大震災も、太平洋戦争もまだ起こっていない時代なので、古いものが結構残っていたのでは?と想像する
ただ、西洋化は確実に進行していて、鉄道や飛行機などが世の中に出回り始めていた
そういうものは西洋から入ってきた機械で、今までの日本にはなかったものだ
そのミスマッチ感こそが、近未来的なのでは? と思った
車が空を飛んだりというのは、あくまで今の技術レベルと比較した場合の近未来的というだけなのであって、比べる対象を江戸時代という風にしてしまえば、昭和初期も十分に近未来的と言える気がした
いや、今に至るまで、日本の中で最も急激に技術レベルが変化したのは、鎖国が終わった後、西洋化のさなかにある日本ではないだろうか
木や紙で作った日本の工業製品が残っている状態で、西洋から金属や樹脂が入ってきた頃の昭和初期くらいが一番、古いものと新しいものとのコントラストが印象に残る時代な気がする
つまり、近未来的だという印象は今までの文化とは全く別の文化に触れ、古いものと新しいものが同じフレームに入った時に感じられるものではないだろうか
その、古いものと新しいものの見た目に一番ギャップがあるのが、昭和初期な気がした
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