ベルセルクを見ている
このアニメはとても良いので別で記事を書くつもりだが、すでに途中まで見ていて書きたいことがあったので書く
敵を前に、斬りかかる気配を見せたところでCMに入る
CMから明けたら敵はもう死んでいた
この大胆なデフォルメは面白かった
ガッツが最強で敵を一掃するのがわかっているので、あえてその様子を描かずに、想像に任せる
しかも、これは工数削減的なメリットも大きい
作画コストの高いバトルシーンをあえて見せないことにより、描く枚数を減らしているという点だけでなく、もはや波風立てずに敵を倒しているガッツの圧倒的な力を印象的にしている
あと、わざわざ記事にしたかったはもう一つ、グリフィスのサイコパス感を表現する言動が面白かったからだ
その敵には直前に、グリフィスが報酬を渡していた
敵を倒したガッツは死んだ敵からグリフィスが渡した報酬を回収しようとしていたが、それをグリフィスは止めた
その報酬は彼らの正当な報酬で、実際それに見合う仕事をしてくれたと
だから敵の死体の傍らに報酬を残した
これについて僕は、グリフィスの圧倒的サイコパスが感じられて面白かった
人を殺すという悪事はするくせに、人の手柄を奪うという悪事はやらない
あたかも正義感満載な感じで言っているが、そんなグリフィスは人を殺している
悪事の度合いの区別がついていないところが最高にサイコパスだと思った
むしろ、人の命も報酬の金も、彼にしてみれば両方とも物だ
いや、もはや人の命は金よりも軽いと思って疑っていない
しかもそれに当の本人は気づいていないのが面白いし、それでいてまだ自分が正義だと思っているところも良い
このアニメは最初からグリフィスのサイコパス感が尖っていてすごかったが、ここにきてまたその片鱗を見てしまった気がした
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