偽物のSDGs

内容はともかく、SDGsというムーブメント自体は良いとは思う

環境保全を身近に感じる一つのきっかけになりうる

が、それを逆手に取るように、SDGsを取って付けたラベルのように扱うコンテンツ、イベント、政治家、は良くないと思う

先日、テレビでSDGsの特番ミニコーナーのようなものがやっていた

電気自動車の企業案件だとは思うが、

電気自動車でキャンプに行き、電動ポンプでテントを設営し、電動ヒーターでバーベキューをし、電動の冷凍庫で冷やしたアイスを食べていた

つまり、突っ込みどころ満載のSDGsだった

電動ポンプでテントを設営するなら、普通に手で設営したほうが電気を使わなくて済むし、

電動ヒーターでバーベキューをするために遠く離れた発電所で石油を燃やすのであれば、手元の薪を燃やしてバーベキューしたほうが効率が良いし、

アイスを食べるという生命維持に関係ないような娯楽のために冷凍庫を稼働させ続けるくらいならアイスを食べなくても良いし、

お前ら、持続可能な社会とかどうでもいいと思ってるだろ、と言いたくなるような内容だった

事態の深刻さに気付いていない感じがする

極論、地球環境のことを本当に考えているのであれば、人口を減らそう。くらいのことをしないとダメだと思う

誰もそれに言及していない時点で、SDGsは単なる自己満足キャンペーンの一環になっているのでは?

そういうのを中途半端にやって、地球環境の改善に貢献した気になっているのはどうかと思う

だったらまだやらないほうが潔い

戦争は止めましょうと言っても戦争をやめられないくらいの人類なので、地球環境を守りましょう。次の世代に渡せる地球を守りましょう。みたいなことが実現できないのは明らかだ

環境破壊は戦争と同じく、仕組みであり結果なのだから、人間が人間である以上、避けることはできない

それを防ぐために規制や補助金があるのかもしれないが、それだって中途半端だ

ソーラーパネルだってそうだ

問題に関心のない政治家やらがソーラーパネルを推進する法を作り、自然を破壊してソーラーパネルが増設された

結局のところ人間は未来に地球を残す気なんてないんだから、人口を減らしましょう。みたいな、嫌われるくらいに踏み込んだことを言う人なんてほとんどいない

そんな人たちが手っ取り早く、環境に配慮している感を出すためにSDGsは使われている

SDGsが無かったら、こういう問題提起すら起こらなかったので、その点、SDGsはあってよかったと思うし、それに取り組む姿勢にも意味が生まれると思う

が、このままSDGsがふわふわした物であり続けた末に、地球環境に配慮できているとは言えないSDGsが発生し、大した結果を生まない、あるいは、むしろ環境破壊を進めてしまうという状況になるのであれば、それは良くないことだ

それに拍車をかけるような無責任なSDGsは、むしろ環境を破壊しかねないので良くないと思う

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