先日、自主制作アニメーションを作り終えた
感想としては、好き勝手作れたという点でとても良い作品だと思ったし、
仮に僕が今後長らく作品を作れるとして、その最初の作品として胸を張って自分の意見ですと言えるような作品になった気がする
が、どうせそれは伝わらない。
自己紹介をする前に歌い始めてしまったような作品なので、伝わらないのも当然なのだが、
ただ、やはり、見向きもされない作品を公開するときほど居心地の悪いものはないので、次は、自己紹介ができるような作品を作りたい
というわけで、最近はオリジナル企画を考えている
表現したいこととしては、まず、無痛の社会
そして、トレンドに乗っけるために意識したのは、中性コンテンツ
二つとも記事にしているのでそっちを見るのが事細かいとは思うが
無痛の社会に関しては、痛みを排除して丸めていった結果に残った、不気味な文明
そして、中性コンテンツについては、超かぐや姫に代表される、恋愛を排除したコンテンツ
あと、補足をするならば、面倒くさいメッセージやテーマを割と無視して進む物語
そういうトレンドをテーマに含めて企画を作って、提案している
提案するにあたっては、上記の2点に加えて、技術的な研究としての意味合いも持たせる
これまた記事にしていることだが、前回の自主制作で培ったメタフィルム構想を進化させ、blenderでプロットからプレビズまでを同時進行で行うということを行っている
他にも、AIツールをワークフローに含めてみたり、blenderのジオメトリノードとマテリアルノードを使った新しいルックを開拓してみたり、
そういう、技術研究的価値も盛り込むことで、企画として通りやすくした
企画として通りやすくするというと戦術的な感じに聞こえるが、これは僕が本心でやりたいことの一つで、
blenderという新しいツールが出現した今、それを活用する手法や作法みたいなものを作れる時代に生きていることになるので、
テクニカルアーティスト的な働き方をしている僕は、今後のアニメ業界に影響を与えることができる気がした
というので、何か新しいツールや作り方を作ることに対して、モチベがある
思い返せば、前作のマリオネットも、人間は結果的に生まれてしまった操り人形という、絶望的な世界観を世の中に発信したいという気持ちに加え、
背景を先に作って、展開を後から考えるという逆転のワークフロー、
マテリアルノードとジオメトリノードを使った新しい表現、
そういう技術的な研究としての意味合いも大きかった
というか、インプレッション的に見れば、僕の悲観的な主張なんかだれも期待していない
みんな、技術に興味があるのであって、僕の言いたいことは耳にも入っていないという感じなのだろう
ただ、別にそれはそれで仕方のないことで、
広告ティッシュ配りだって、ティッシュというおまけとセットにして、目の前に差し出されてようやく受け取る気になるものだ
何かを餌に何かを主張するのは映画という媒体の本来の在り方なので、仕方が無い
作者としては空虚な気持ちもあるが、宮崎駿ですら自分を主張するために映像としての体裁を整えないといけない世の中なので、
僕は技術的な意味合いを餌にしようかと思う
P,S,
何かを餌に何かを主張する、というのは本来の在り方なのかもしれないが、
ただ、最近は何かの餌だけぶら下がったようなコンテンツが多くある
何かを餌に何かを主張するコンテンツと、餌だけしかないみたいなコンテンツ、
両者が公衆の面前でバトルすると、大抵は餌に全振りした後者が勝つ
でもそれは本来の表現の在り方としてはおかしい
餌だけコンテンツの作者に悪意は無いのだろうが、
やはり、表現したい人が脚光を浴びれる社会になってほしい
というのをかれこれ7年くらい前から言っている気がした
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