ChatGPT、Gemini、Claude、アンチグラビティ、それぞれの活用方法と感想

チャッピーなどを使うたび、今後はこういうのを使いこなせる人が生き残るんだな、というのを実感する

クリエイターとAIという組み合わせについては表立って賛否両論別れやすい話題だと思う

ちなみに僕は、AIに対してはおおむね肯定的だ

自分はどちらかというと作業者ではなく、作家性を売る仕事、つまりは世界観や企画を作る側になりたい人間なので、モデラーやイラストレーターよりはAIに寛容だと思う

少なくとも、少人数規模でやっているうちは、AIは活用していきたい

自分の表現したいものがディテールではなくアウトラインなので、ディテールを表現するためにチマコマした作業を行うくらいなら、そういうのはAIに任せてしまいたい

それに、自分がどう言おうと金で世の中が回ることには変わりないので、効率化のために取り入れなくてはいけないという考えもある

指も消耗品だし、時間も消耗品なので、限られた工数を最大限自分が表現したいもののために使いたい

一方で、人気商売みたいなところもあるので、表立ってAIを取り入れるというのにはやはり躊躇する

僕自身、創作が楽しくて今の仕事をしている人間なので、生成AIでそれを補完するという風潮については寂しいなとも思う

そういう諸々の気持ちと、世間のAIに対する評価を鑑みた結果、

フロントエンドではなくバックエンドでAIをバンバン取り入れる、というような方針でAIを使っている

なので、チャッピーやClaudeなどはだいぶヘビーに使う一方で、ナノバナナ、ドリームスタジオ、そのほか、動画画像3Dモデル生成系のAIに関しては使っていない

クリエイターがAIを取り入れるとなったとき、最初に生成系に手を出すのはキャリア的にも成長機会的にもリスキーだと思うし、

どうせAIに任せるのであれば、もっとつまらないことを任せたほうが良いと思う

そういう考えの元生きている人間なので、つまらない作業について、チャッピーやgeminiやClaudeに毎日何十回も会話しながら生きている

ここでは、今まで使ってきた中で感じた個人的に各サービスについての評価、現状での活用方法などについてまとめる

ChatGPTについて

最初に使ったAIであり、今もなお主力になっているAIだ

プランは有料プランの一番安い奴だった気がするが、大きな問題はなく、役に立っている

最近はblenderのアドオンをAIで作るのがあたりまえになりつつあるが、

実はかれこれ3年近く、blenderのオリジナルアドオンをチャッピーに作ってもらっている

blenderのアドオンに関しては、geminiに作ってもらったり、Claudeに作ってもらったりもしたことがあるが、

現時点で一番しっくりくるのは、チャッピーでの制作だ

チャッピーでは基本的に、キャンバスという機能を使って作成してもらう

要件を箇条書きにまとめたり、状況報告を適宜するなどの工夫をすることにより、blenderの状態を把握したうえでコードを書いてくれる

自分用のツールをたくさん作っていて、

なんなら、1案件につき1つ、専用ツールを作って作業したりもしている

それは仕事の効率化にしっかり結び付いてくれているし、裏で進めているオリジナル企画での新しい映像表現にも結び付いている

PMMなどについては、長らく有料アドオンのPMEを使っていたが、バージョン更新が止まったということもあり、自作のアドオンに乗り換えるというのに最近取り組んでいる

現時点で、最も直接的に価値に直結している使い方はblenderアドオンの制作かもしれない

あとは、アヌシーに行ったときに大変役に立ったのもチャッピーだった

単なる翻訳ではなく、この家電はどういうものなのか、そしてそこに映っているボタンはどういう機能があるのか、など、総合的に見て判断してくれた

もちろん、国内旅行でも何度も役に立っていて、出先で急に予定を変更したい時など、迅速に調べてくれるので重宝している

特に、電車のダイヤとバスのダイヤと実際の道のり、そして天候など、ネット上で簡単にアクセスできる情報については正確に挙げてくれることが多い

自分はよく、地方のローカル線に乗って途中下車してうろうろして、みたいなことをしているが、その際、ローカル線のダイヤは確実に調べておかないと野宿することになる

3時間に一本の電車を乗り継ぐ行程に失敗したら、ホテルまでたどり着けないということがあるからだ、

なので、一つの旅程を変更したらその日の他のローカル線やバスなどのダイヤも考慮して計画しないといけないのだが、

これを人の手で行うと結構めんどい

徘徊にAIを活用する前は、複数のタブでヤフー乗り換えなどを開き、ひたすら乗り換え検索を繰り返してダイヤがうまくつながっているかを入念に確認したうえで、旅程を立てていたが、

AIはそういう、並列する情報を同時に把握することが得意なので、ダイヤのつながりなどを瞬時に判断して、行動可能か否かを答えてくれる

チャッピーについては、会話が長くなったときに重くなってしまうことがあるのが難点だが、それでも致命的な欠陥はないので、主力AIとして問題なく稼働している

この後比較もするが、他のAIには欠点がある一方で、チャッピーは結構安定している気がする

特に、トークンの減りを気にせず使えるというのが気に入っていて、

geminiやClaudeは割とすぐに使用料がいっぱいになってしまう一方で、チャッピーに関してはそれを気にして使ったことが一度もない

それなのにちゃんと価値ある返答をしてくれるので、今のところ一番気に入っている

gemini

性能で言うと、Claudeが一番高く、次にチャッピー。その次にgeminiといった感じだ

つまり最下位。NHKのアナウンサーみたいな謎の挙動をするし、東京オリンピックの開会式みたいに寒いギャグも言うし、すぐに会話の内容も忘れてしまう

それでも現在、geminiの有料プランに2つも契約しているのには理由がある

1つが、googleの他のサービスとの連携だ

例えば、今僕が活用している仕組みに、所定のドライブのフォルダに書類を格納すると、geminiが解釈してフォルダごとに分類、同時に専用のスプシに書類のデータを記入してくれる、というものがある

未処理ボックスにスマホやパソコンからレシートの写真、クライアントへの請求書などを格納すると、1日に2回、geminiのAPIがフォルダを見てくれて、仕訳とスプシへの記入をしてくれる

geminiは使うが、大まかな部分はgasによって動いているので、比較的機械的な動作をしてくれる

今までは経費に計上するものを手動でスプシに打ち込んでいたが、この仕組みを作ってからは、ヤフーショッピングとかの明細をスクショやらpdfやらでフォルダに格納するだけで、勝手に計上してくれる

これにより、経費計上の手間、書類管理の手間、さらには、いざというときにAIに書類を一括で把握してもらう際の手間、3つを同時に省くことができているので、とても助かっている

最近だと、株主優待券の写真をもとに、使用期限をカレンダーに自動で追加してくれるようにしたり、様々なものをフォルダに入れてみたりしている

つまり、汎用的に機能を追加できるAIを用いた仕組み。その窓口としてドライブのフォルダを使い、内部の仕組みとしてGASを使い、outputとしてスプシを使う

というようなことを行い、今のところはとても便利に使えている

ちなみに、上記の仕組みはAIproのアカウントで動かしているが、

どうやら、APIからgeminiを使う場合、アカウントに課金しようがしまいが、精度は変わらないらしい

肝心のgemini自体も精度が低いし、書類仕分けシステムにも関係していないようなので、次の契約時期が来たらAIproは解約する予定だ

というのがgeminiを使う理由1つ目、googleサービスとの連携で、

そしてもう一つが、機密情報を扱える数少ないAIがgoogleワークスペースのgeminiだから、という点だ

チャッピーやClaudeにも、仕事用のプランがあったりはするものの、たしか、チャッピーとかだと2人からしかビジネスプランは使えなかった

その点、ワークスペースに付属するgeminiは機密情報を扱えるという明記を確認できたので、普段の仕事でも使うことができる

仕事で使う用途のgeminiを契約してからは、そういうものもgeminiに把握してもらい、必要に応じて質問したりすることができるようになった

とは言いつつも、これに関しても実はあまり正確な返答はしてくれなくて、

ドライブには存在しない情報をでっちあげて返信してきたりもした

geminiは正直なところ、3つのAiの中では圧倒的に精度が悪い

上位のモデルを使うとClaud並みにトークンを使うし、その割には、不十分な返答をしてくる

先述の資料振り分けシステムでだいぶ役に立っているからかろうじてその地位を保っているに過ぎず、それが無ければ良い部分は全くないともいえるようなものだ

資料振り分けシステムも、なぜ役に立っているかと言ったら、画像を分類するという、比較的単純な作業がうまくいっているからだし、

どちらかというと、gasの功績だ

gemini自体そこまで正確でもなく、予定を入れたり書類を管理したりなどの、完全に事務的な作業が向いていると思う

現時点では使えないAIだが、gasとの連携などに関してはほかのAIにはない価値なので、今後も細々と使って行くと思う

googleが情報のすべてを握っているというのは覆らないし、それに付随しているAIとしてgeminiのポテンシャルはあると思う

アンチグラビティ

geminiと同じようなものなのかもしれないが、アンチグラビティについては割とよく使えているのでそれにも触れておく

ウェブアプリやポータブルアプリを作るときにたまに使う

今まで3つくらいそういうアプリ関係を作った気がするが、それに関しては特に不便は感じておらず、問題なく作成し、実生活の中で活用できている

ただ、アンチグラビティに関しても、最近は使用量の概念が追加されたのかわからないが、安価なサブスクでは少しずつしか開発ができなくなってしまった

今のところ、ソフトウェアみたいなのは本格的には作らない生き方なので、それ以上の課金をしようとは思っていないが、

がっつりパソコン用のアプリなどを作る場合は、すぐに使用量がいっぱいになってしまうのは注意したほうが良いと思う

Claude

Claudeは最近使い始めたAIで、評判通り、自然な返答と価値の高い情報を返してくれるという点で、期待しているAIだ

最近、blenderとMCP接続することができるようになったということを機に、使い始めた

MCP接続についてはいろいろ試してみたが、やはりまだ実用的ではないな、というような感想だった

専用のアドオンと、Claudeのコネクタによって接続され、Claudeがblenderのシーンを理解しながら返答してくれるというものだ

自分もアドオン制作時、チャッピーにコードを書いてもらい、それをblenderでテストして、の繰り返しが煩わしかったので、そのテストもやってくれるのでは、ということでClaudeを導入したが、結果的にはそこまでのことはまだできなさそうだった

そもそも、ウェブ版ではなくデスクトップ版のClaudeが必須というのも若干手間だったし、一回、パソコンがフリーズしてしまったこともあったので、まだ開発途中のものなのかな、といった印象だ

あとは、世間ではコーディングに強いAIみたいな評判だが、それについても、少なくともアドオンくらいのコードなら、Claudeよりもチャッピーの方が強い気がしている

先日あった例だが、Claudeにて開発が泥沼化し、7,8回くらい会話しても解決しない問題が発生した際、

現在の情報をチャッピーに見てもらったところ、チャッピーが一発で解決してくれた。というようなことがあった

この一件だけで単純に比較することはできないにせよ、現状のチャッピーでもアドオンが作れている点などを加味すると、Claudeほどのコーディング能力は本業のプログラマーくらいしか必要としないのでは、という気もしている

Claudeは確かに正確な返信をしてくるが、その分、トークンの減りも早い気がする

geminiと同じくらいのトークンの減りだ

なので、Claudeは、何かに対するリサーチや、調べものなど、正確かつ多くの情報が欲しいときに使っている

ちなみに、ClaudeのblenderMCPが思いのほか使えないという点に対する対応だが、

現在配布中のBtoAエクスポーターを改良した、AI JSONという新しいツールを使い、解決している

このアドオンでは、現在のジオメトリノード、マテリアルノード、3Dビューポートの情報をJSONとしてコピーし、それをそのままAIに読んでもらって解決策の提案、リネームなどの簡単な作業コマンドを生成してもらい

そのコマンドをまたJSONでコピーし、blender内の専用のボタンから実行することで、AIが提案した操作をblenderで実際に行ってもらう

ということをしている

これにより、例えば、ノードのリネームやオブジェクトのリネームなどをチャッピーやClaudeに行ってもらう。ということができるようになったし、

先日、ジオメトリノードでこういうことをしたいと、ノードをいくつか選択してチャッピーに伝えたところ、それを実現するノードを生成するJSONを生成してくれて、実際に動作するところまで確認できた

MCPでもジオメトリノードの作成を試しては見たが、その時は返答までに何分かかかったうえに非効率なノードが返ってきたりもした

その点、AIJSONならば、回答待ちの間も作業を進めることができて、AIに出してもらったものを作業中のシーンにマージするというような、githubみたいな作業が可能になる

トークンの減りも節約できている気がする

MCPでblenderを動かすと、確か、パソコン内では一つのblenderしか使えなかった気がする

が、blenderを複数立ち上げることもあるし、回答なんてのんきに待っていられないので、このAIJSONは今後も活用していくと思う

AIJSONについては、割と良い感じにできつつあるので、そのうちホームページで配布する、かもしれません。

まとめ

バックエンドでAIを使うというのを心がけて、いろいろ考えている

映画のチケットをどの科目に分類して確定申告するか。なんていうのは作家性には全く関係ないわけなので、

そういう、創造性のない領域は全てAIに任せてしまうのが良いと思う

といった具合に、ここまでで結構な部分をAIを使って効率化させてきたが、今後はいよいよ3Dモデル生成やテクスチャ生成なども勉強してみたいと思う

現在、オリジナル企画をまた考えて、それが始動するかしないかの時期なのだが、

そうなってくると、新技術の研究として、生成系のAIを作品に取り入れるということも行ってみたいし、

バックエンドでの活用はもちろんするにせよ、例えば、小物類の生成や、テクスチャの作成などはAIにやってもらいたい

それをどう使うかに作家性が宿る気がしている

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