台湾に行った感想

香港に行ったときは、アジアンカオスな建物に感動した

台湾についても同じような感じなのかな、と思っていたのだが、どうやら違ったようだ

台湾には香港程高いビルが無いというのは知っていたが、いざ街を歩いてみると、香港以上に街が人に近い感じがした

ローカルな市場の中をバイクが走っている

歩道に誰が配置したのかもわからないが置いてあったり、おじいちゃんたちが座っていたり、

屋内と屋外の境目があまりないような、そんな雰囲気の街だった

自分が昔作っていた街を思い出した

自分は、香港みたいな高層建築の街に、台湾みたいなインドアな街を造っていたのかもしれない

今回の台湾も、全体的に情報量が多くて、汚れ一つとっても東京のそれの数倍あるような気がした

日本は良くも悪くもきれいなので、趣があるというよりかは、先進的で成熟した雰囲気があるが、

台湾にはそういう魅力を含みつつも、東南アジアの発展途上国な雰囲気もある気がした

路上で焚火みたいなことをしているのは、さすがに香港でも見なかった光景だ

日本で言うところの、東京の下町の路上で何か燃やしているみたいなことなのだろう

それと、九分にも行った

九分は海沿いの山の上の街なので、キリが出やすいようだ

昔から僕は霧が大好きで、キリが出た日などは、晴れる前にそれを楽しむために、家を早めに出て登校したりもしていた

最近、霧について思っていることとしては、まず、白くかすむことにより、ディテールが省略される

そうすると人間はその先に何があるか、勝手に想像して景色を見るようになる

↑の写真だと、霧の向こうに山があるのか、それとも、どこまでも続く斜面の街並みがあるのか、わからない

わからないから、自分で想像する。それは大抵、そうであってほしいというものがあるように想像する

なので、霧がかかっていると、景色がエモく映るのではないだろうか

そしてもう一つ、霧の九分を歩いていて実感したことが、距離感がおかしくなる。ということだった

すぐ近くにあるものでも、霧でかすんで見えないという状態は、遠くにあるものが空気でかすんで見えないという印象をある程度、見る人に与えるのでは、

数分、街を登っただけで、提灯が霧と闇にかすんでおぼろげになっていた

霧というのは、遠近感をおかしくし、実際よりもその場所が大きく見えるので、非日常的な雰囲気になるのでは、

と思った

あとは、ちいかわ夜市にも行った

ちいかわについては、自分は全くと言ってもよいほど知識は無いのだが、

ただ、不条理系のアニメが好きだったりするので、僕はたぶんハマるタイプだ

必要最低限の線で独特な表情を表現している辺り、作者はひとの表情などよく見るタイプの人間なのだろうな、と思った

これも、かわいい系、地雷系、ヴェイパーウェーブのように、かわいいというものを煮詰めて、そのえぐみを楽しむという文化なのだろう

そして、そんなちいかわが台湾に進出してるのを見るに、そういうのは海外の人たちにも受けているんだな、と思った

逆に、発展途上国や貧しい国の人たちから見たら、こういう楽しみを含んだデザインに共感できるのかは謎であった

一周回って、汚い部分を楽しむというのは非常に高度な楽しみ方だ

単純な可愛さではなく、かわいいものがいじめられている姿や、自分を傷つけるくらいの勢いを楽しむというのが、最近のトレンドなのかもしれない

そして、かわいい系の音楽とかが大好きな僕からしたら、たぶん、ちいかわも好きになるのだろう

その気配を感じながら、ちいかわの独特な世界観を横目に、会場の建物が歴史的な建造物だということに気づいた

横浜にある、赤レンガ倉庫的な施設でやっているイベントなので、その内側から古い建物を見れたという点でも、楽しかった

ボルトではなく、リベットなので、相当古い屋根だと思う

そして、それを隠していないのは、この屋根を見せるためなのだろうか、

確かに、天井まで覆ってしまったら、この会場でやる意味もないので、そういうのも踏まえて、あえて、天井を見せるデザインにしたのかもしれない

実際のところはただ単に、強度の問題とか、コストの問題とか、そういうのなのかもしれないが、

それと、寺院はどことなく、沖縄っぽい雰囲気を感じた

ここで、沖縄が台湾の影響もうけているのだと初めて気づいた

言われてみれば当たり前なのかもしれないが、今回の旅行で初めて言語化できた気がした

人種もそうだが、建物もグラデーションになっていて非常に面白いと個人的には思う

台湾は、中国っぽい華美さを持ちつつも、日本のような趣や、格子状の構造などを持っているような気がした

それでいて、東南アジアみたいなカラフルさもあり、というのが、沖縄みたいな印象を生んでいたのだろう

むしろ、沖縄が台湾っぽい雰囲気だということなのかもしれない

まとめ

海外特有の緊張感みたいなものを台湾ではあまり感じなかった

アヌシーに行ったときは知らないおじさんに中指立てられたり、ニューヨークではタクシーの運転手に何度も舌打ちされたり、怖いことだらけだったが、

台湾の人はみんな優しいし、そもそも街中に日本語もあふれていたし、googleマップも使えるし、

気楽に観光することができた

11月にまた台湾に行く予定がある

今回はそのための良い予習になった気がする

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