先ほど、桐島部活やめるってよを見たので、同じ原作者つながりで何者も見た
面白い話ではあるが、桐島部活やめるってよ程ではなかった
桐島のほうが凄すぎたというのもあるが、個人的に気になった点がいくつかあった
タイトル
この作品に、何者というタイトルは少し安直すぎる気がした
桐島部活やめるってよ。というタイトルを生み出した作家がつけたタイトルとは思えない
この作品は就活生たちが本当の自分に迫る物語だが、それはまさしく、何者かを探す物語だ
つまり、物語のテーマをそのままタイトルにしている
別に悪いわけではないが、少しストレートすぎる気がした
登場人物たちみんな揃いにそろって性格が悪い
登場人物の性格が悪いので、見る人によっては嫌な気持ちになる気がした
個人的には、性格の悪い人間を見ているのは嫌いではないので、この作品も楽しめたが、それとは別に、共感もできないし、現実感もない気がした
性格が悪い人がそろってしまうことを肯定できる設定があると現実感が出たかもしれない
あとは、なぜ登場人物の性格が悪くなったかも、掘り下げると共感できたかもしれない
そのあたりは原作では語られているところなのだろうか?
それとも、あえて掘り下げない感じにしているからだろうか
なんかギクシャクした人たちを見守るだけの作品になってしまっている
もちろんそれも面白かったし、この作品の大きな見どころになっている。
ただ、例えば、デスノートの月のように、警察官の父親に育てられたが故の過度な正義感だとか、
イケメンで頭が良いが故の他人を尊重していない感だとか、
そういうバックボーンがあまり描かれていなかったのが気になった
家がおしゃれ、広い
就活生にしては良い部屋に住みすぎでは? と思った
2LDKくらいの部屋だ
壁のスイッチから察するに、そうとう古い建物のようだが、それでも2LDKは都内在住の大学生にしては広すぎるだろ。と思ってしまった
一人暮らしを想定しているような設定だったし、
ちょっとそこで、現実感がなくなってしまう気がした
総じて言うと
総じて言うと面白かった
気になる点はあったが、就活生特有の雰囲気はリアルに表現できていたと思う
良い実績は語るくせに、悪い知らせは語ろうとしないところとか、リアルだった気がするし、
そういう、序盤には嫌な奴っぽかった人が最後にはまじめな人間になっているところも面白かった
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