世の中のシステムは非効率だ
法律も信号機も、円滑な経済活動を阻害していると思う
なんで、ログインするのにいちいちメアドとパスワードを打ち込まないといけない?
それは、そうしないと、不正使用や不正アクセスが起こってしまうからだろう
でも、それは、完全に性善説が守られた世界なら必要ないはずだ
人のものを絶対に盗まないし、人のことを絶対に攻撃しない
そうすれば、争いもなくなるし、ログインパスワードも必要なくなる
生きるために必要な事柄のみが存在する理想郷。それがドームだ
この世界には2種類の社会がある
一つが先に述べていた、完全な性善説により動いている世界
そしてもう一つが、僕ら人間が暮らしているような、人は悪いものだという性悪説で動いている世界だ
人間はなぜ戦争をやめないのか、いじめをやめないのか、
それは、人間が社会的な動物で、かつ、食べないと生きてけない動物だからだ
なので、自分が社会に属して生き続けるために、人を攻撃して自分の居場所を守る
それは自然淘汰の一種とも取れるかもしれない
が、そんなものは現代社会においては何の役にも立たないお荷物でしかない
人間は神的な存在から同意なしに作られ、同意なしに高度な知能を与えられて、生かされている
そこにはたくさんの苦しみがあり、それを描いたつもりなのが、前作のマリオネットだ
そして、今度は、そもそもそんな苦しみはなぜ存在するのか、というのを描きたくなった
性善説の世界と性悪説の世界。その両者は通常、完全に分離していて交わることはない
が、主人公がその境界を越えて動き始める
僕はこの作品で何を伝えたい?
ただ単に、性善説と性悪説のコントラストを見せたいだけなのか、
性善説と性悪説を考えるきっかけになってもらう。一石を投じたいのか?
今作品で伝えたいことは何だ
今の人間は性悪説で成り立った愚かなものだろうが、それについてはどう思う?
作中でも描くつもりだが、ドームの中の人々は、悪気もなく人にひどいことを言ったりするし、どこか不気味なところがある
それは……正直すぎるし、恥じらいもないし、というようなわかりやすいものは描きたくない
実際のところ、人間の中の悪の心を完全に取り除いたら、どうなってしまうのだろうか。
ブラックジョークなんかはもちろん存在しないのだろう。
経済発展もしないかもしれない。社会主義みたいな感じだろう
あとは、他人という概念すらないのかもしれない
自の領域と他の領域の境目を成していた壁は互いの性悪から身を守るためのものなので、性善説の元ではそういうのは意味を失い、全体で一つの塊のようになるのか
あとは、そもそも、食欲は沸くのか? さらに突き詰めると、呼吸はするのか?
呼吸は事故の意識とは別に行われるので、どちらかというと仕組みか、
食欲も、十分に食料がある場合は、呼吸と同じようなものだと解釈できるので、性善説とは関係ないか
関係が出てくるのは、食料が限られた時などだろう
仮に、食料が限られた状態になったら、ドームの中はどうなる?
その場合は、各人間個人個人が完全に単純な挙動で動き、結果的に食べ物を得た個体がそれを得るということになるのか。
つまり、ドームの中には完全に現象と化した人間しかいないということになる
いや、人間はどんなに高度になってもそれは最初から現象なので、性善説のみの世界観になったとしても変わらない
他人という概念の存在しない集団。かつ、完全に外的要因によって動く個体の集合
これがドームの中の真の姿だ
それが招く結末。僕は何を伝えたい?
性善説と性悪説。僕はどっちを推す?
生き物として正しい、というとそもそも何をもって正しいと呼ぶのかという問題はあるが、
より高レベルな生き物という意味では、性善説で成り立つ社会のほうが良いだろう
性悪説は自然淘汰の過程で自然に生まれるものなのかもしれない
ただ、僕は、そういう今までずっと繰り返してきた人の攻撃性や、醜い欲のようなものが嫌いで、それがない世界のほうが幸せだと思っている
だからと言って、性善説しかない世界というのも嫌だ
確かにそういう世界はとてもクリーンで理想郷のようだが、ただ、それでは味気ない
だとしたら、性善説を望み、目指しつつも、性悪説の成り立つ世界で楽しみを見出し、生きていくのが人間のすべきことなのでは?
……というきれいごとを表側に掲げて裏のテーマを描こう
主人公やクリーンな人間たちは先に述べたような、人間の醜さに回帰するが、一人、悪役的な人物は最後まで性善説のみの世界を信じ、それを実現するために行動する
それは僕の本心を煮詰めた気持ちだ
人間はもはや生き物本来の楽しみ方みたいな、ナチュラルであろうとする資格はないと思う
これだけ地球環境を壊してきて、戦争をし、幼少期からいじめ合っている人間がいまさらそんなことを言えるわけない
それでも世間一般が綺麗ごとのクライマックスで納得してしまうのは、植物や動物がしゃべらないからだろう
ただ、実際のところ人間は高度な知能を用いて過剰に搾取して、仲間割れまでして生きている
そこまでしてるならもういっそ、僕ら人間は神になるんだ。ほかの動植物。この星ですら自分たちをはぐくむための舞台装置に過ぎない、
くらい開き直って原子力でも遺伝子組み換えでもやった方がまだ納得できる
みたいなことは前作同様、メインテーマにしたらメジャーになれないので裏に隠して、
みんなが脊髄反射的に喜びそうな性悪説的クライマックスを取り入れる
→試験体たちメインの人間たちは、
性悪説に嫌気がさして性善説(ドーム)に移動。最初はとても良いと思いつつも、少しずつ嫌気がさして性悪説を支持しだす。
そこで、性善説を支持する集団と対決。結果、性悪説に落ち着く。
具体的には?
試験体たちは性悪説な世界にうんざりする。そこに、性善説を支持する集団がサポートし、性善説の街に住むことになる
最初は良い思いをする試験体たち。ただ、居づらくなり、集団に反発して性悪説を勝ち取る
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