コミック雑誌なんかいらない! を見た

マスコミの行き過ぎた取材に対する強烈なアンチを感じた

最初から最後までそれしかないので、話の展開的には一方通行な感じはありつつも、

ただ、個人的にはそういう強いメッセージは好きなので、やはり見ていて楽しかった

僕は以前から、平成初期~2000年くらいの憂鬱な時代が好きで、北野武監督の映画をよく見ているのもそのためだ

そして、コミック雑誌なんかいらない!も、そういう時代のふさぎ込んだ雰囲気を感じられる作品だった

最初から最後まで実際の事件をもとにしているが、見ているこっちがひやひやしてくるくらいだった

僕が見たのは、海外にも売れるバージョンの、日航航空機墜落事故がカットされたものだったが、カットされていないオリジナルバージョンも見てみたくなった

日航航空機墜落事故は何でも、大切なシーンだったらしい

時折挿入される野球のインサートカットなど、伝えたいことが強くあり、それを比喩して映像にしている感じだった

最後のシーン、キナメリが室内に入った後、刺されるが、あの辺りになるともはや、キナメリはキャラクターではなく、単なる演出のための一つの装置に感じられた

だから、刺されたけど生きているとか、そういうのはどうでも良くて、最後に日本のマスコミと視聴者を揶揄する言葉さえ発言できればよかったのだろう

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