CGアーティストとして参加させていただいたので、試写会に行ってきました!
オープニング、初っ端の背景の森のCG制作で参加しました。
シェーディング、ジオメトリノードの技術が生かされた仕事ができたと思います!
作品について
押井監督の作品はもちろん好きなので、いろいろ見てきた
スカイクロラの独特な間、空気感や、イノセンスの陰鬱な雰囲気も好きだ
そして、今作もそういった、臨場感と現実感のある映像になっていた
特に、キャラもカメラも動かさずに長回しのカットが続くところなど、押井監督らしさが見れた
代り映えしない展開でも飽きないのは世界観に浸れているからかもしれない
あの世界に自分が実際にいって、その場に流れる空気をただ眺めているような臨場感があるので、2分くらい続く静止画カットでも、流れを遮ることが無かったような気がする
スカイクロラでは、そういう演出が作品のテーマでもある、進まない時間。永遠。みたいな印象を強めることに成功していたが、
今回の作品はどちらかというと、戦闘アクションが映えるエンタメ映画のような作りを感じた
わかりやすい展開に、敵味方はっきりした描き方。それと押井監督の重い演出が良い感じのバランスで同居しているような気がした
CGについては、変にセルルックに寄せた感じでもなく、情報量を保ったうえで、デフォルメしている、レベルの高いもの担っていると感じた
自分が参加した木のルックについても、個人的に満足いくルックになっていたし、
それ以外、ボトムズのシェーディングや、そのほか煙の表現なども、なじんでいた
というのは、おそらく、押井監督の写実的なカメラワークと、リアリティのあるキャラデザのおかげだと思う
ブラックラグーンとかもそうだったが、
3Dがなじむ作品というのは大抵、思考回路を実写映画の状態で書いたコンテな気がする
という点で、押井監督はやはり3DCGと相性の良い監督なのかもしれない。
というのを感じた。
あとは、劇伴は川井憲次だ
オープニング後の怪しく巨大な印象をとても良く表現していたと思う
イノセンスの劇伴は大好きで、作業中に聞いたりするが、今作の劇伴もそれに負けず劣らずのかっこよさだった
まとめ
最近、演出は難しいなと感じていて、
それはアニメを見ていて想像するよりも何倍か、難しい
アニメを見ていると、すでに完成しているものが目の前にあるので、そこからどう演出しようかという作戦を練れるのかもしれないが、
アニメを作っている最中は、当たり前だが、最終ルックは見えない
その状態でプロットなど書いていかないといけないので、わくわくする展開、かっこいい演出というのの骨組みを作るのはとても難しい
というのを最近意識しつつ、この試写に行った
手に汗握る展開はエンタメ作品として考えられた証拠だと思うし、そういうのを積極的に入れてきつつ、押井監督ならではの渋い雰囲気の映像はとても良かった
そして、3DCGもレベルが高く、参加できたことを誇りに思える作品だった
あと、試写会に、押井監督、川井憲次、石川さんなどを見れたので、それも貴重な体験になった気がする
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